2026.07.27
2026年7月27日 更新 塩尻市で天井に雨染みを見つけたら、まずは雨漏りの原因を確認することが大切です 「2階の寝室に雨染みができてしまった」「どこから雨漏りしているのか分からない」。 このようなお悩みから、インターネット検索で街の屋根やさん松本諏訪平店をご覧いただき、雨漏り調…
「押し入れの天井に雨染みができていて、雨漏りかもしれないので見てほしい」と、いつもお世話になっている松本市のお客様からご相談をいただきました。
現地調査では、押し入れの上にあるFRP防水のアプローチ通路に細かなクラックやトップコートの剥がれを確認しました。
しかし、目視だけでは雨漏りの原因を断定できる状態ではありませんでした。
この記事では、なぜ破壊検査をご提案したのか、その判断理由と調査の様子をご紹介します。
| 項 目 | 内 容 |
|---|---|
| 調査場所 | 松本市 |
| 建 物 | 戸建て住宅 |
| 築 年 数 | 約30年 |
| 調査内容 | FRP防水バルコニー(外通路)の雨漏り調査 |
| ご相談内容 | 押し入れ・天井の雨染み |
| 調査結果 | 目視では原因特定できず、破壊検査を実施 |
お客様は押し入れの天井にシミが広がっていることに気付き、「もしかすると雨漏りではないか」と不安になられたそうです。
建物は築30年を迎え、これまで大きな雨漏りはありませんでしたが、建物内部まで被害が広がる前に原因を確認したいとのことでご相談いただきました。
雨漏りは原因とは違う場所に症状が現れることも少なくありません。そのため今回は、まず原因を正確に特定することを最優先に調査を進めました。
排水ドレイン周辺を詳しく確認すると、トップコートには細かなクラックが確認できました。
ドレイン周辺は雨水が集中するため、防水層への負担が大きくなりやすい場所です。
しかし、このクラックだけでは雨漏りの侵入箇所と断定することはできませんでした。
ここまでが無料で行う目視点検です。原因を推測することはできますが、確実な原因を特定するには建物内部の確認が必要と判断しました。
室内には点検口がなかったため、お客様へ調査内容と費用をご説明し、ご了解をいただいたうえで押し入れ天井の一部を開口しました。(有料調査:15,000円~)
天井裏を確認すると、梁や柱には明らかな雨染みが残っており、建物内部まで雨水が浸入していることが確認できました。
目視だけでは分からなかった情報が、天井裏の調査によって初めて明らかになりました。
さらに調査を進めると、排水ドレインから排水管へ接続される周辺で水漏れを確認しました。
室内の雨染みと天井裏の雨漏り跡、さらにドレイン周辺の状況を照らし合わせたことで、雨漏り経路を特定することができました。
原因を確認できたことで、ようやく適切な補修方法を判断できる状態になりました。
天井裏では梁にも雨染みが確認されました。
現時点では構造材の大きな腐食は見られませんでしたが、このまま雨漏りが続けば木材の腐朽やカビの発生につながる可能性があります。
雨漏りは「室内のシミ」だけで判断するのではなく、建物内部の状況まで確認することで初めて適切な修理方法を選択できます。
今回最も重要だったのは、目視だけで工事内容を決めなかったことです。
FRP防水にはトップコートのクラックや剥がれが確認できました。
しかし、その劣化が今回の雨漏りの直接的な原因なのか、あるいは排水ドレインやその周辺に別の原因があるのかは、外から見ただけでは判断できませんでした。
そのため、お客様へ「原因が分からないまま補修を行っても雨漏りが止まらない可能性があること」と、「天井裏を確認すれば原因を特定できる可能性が高いこと」をご説明し、ご納得いただいたうえで有料の破壊検査をご提案しました。
結果として、天井裏から雨漏り経路を確認できたことで、原因に対して適切な工法を選択できる根拠を得ることができました。
「まず工事を提案する」のではなく、「まず原因を特定する」。これが今回の調査で最も大切にした判断です。
今回の雨漏りは、築30年が経過したFRP防水の経年劣化に加え、紫外線や積雪、冬場の凍結と融解の繰り返しによって防水層への負担が蓄積したことが主な原因と考えられました。
特に排水ドレイン周辺は水が集まりやすく、防水層への負担が大きくなるため、今回のような雨漏りが発生しやすい箇所の一つです。
雨漏りを放置すると、室内のシミが広がるだけではありません。
建物内部では梁や柱などの構造材が濡れ続け、腐朽やカビの発生、シロアリ被害につながる可能性があります。
雨漏りは時間が経つほど修理範囲が広がることが多いため、早い段階で原因を特定することが建物を長持ちさせるポイントです。
今回はFRP防水のカバー工法をご提案しました。
トップコートの塗り替えだけでも見た目は改善できますが、今回のように雨漏りが発生している状態では、防水層や下地まで劣化している可能性があります。
そのため今回は、構造用合板で下地を補強したうえで、新たにFRP防水を施工する方法をご提案しました。
原因を特定したからこそ、表面的な補修ではなく、長期的に安心できる工法をご提案できました。
松本市は夏の強い紫外線に加え、冬は氷点下まで冷え込むため、FRP防水のトップコートには一年を通して大きな負担がかかります。
特に細かなクラックやトップコートの剥がれは、防水層の劣化が始まっているサインです。
室内にシミが出ていなくても、定期的な点検を受けることで、トップコートの塗り替えだけで済む段階でメンテナンスできる可能性があります。
雨漏り調査では、「どこから漏れているか分からない」というケースが少なくありません。
今回も、目視では劣化は確認できましたが、それだけで工事内容を決めることはしませんでした。
原因を正しく特定したうえで工法を選ぶことが、結果的に無駄な工事を防ぎ、住まいを長く守ることにつながります。
「雨漏りかもしれない」と感じたら、シミが小さいうちにご相談いただくことをおすすめします。
「押し入れや天井にシミができている」
「バルコニーのひび割れが気になる」
そんな症状がある場合は、早めの点検をおすすめします。
街の屋根やさん松本諏訪平店では、まず無料の目視点検を行い、目視で原因を特定できるのか、それとも建物内部まで調査した方がよいのかを分かりやすくご説明しています。
「トップコートの塗り替えで済むのか知りたい」「雨漏りの本当の原因だけ知りたい」というご相談も歓迎しております。
原因を確認せずに工事をおすすめすることはありませんので、安心してお気軽にご相談ください。
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