2026.09.28
棟板金が飛んだことで屋根全体の状態を詳しく調査しました 「庭に棟板金が落ちていた」「板金だけ直せば大丈夫だろうか」と不安になっていませんか。 今回は、インターネット検索で街の屋根やさん松本諏訪平店を見つけていただいた松本市のお客様から、棟板金が飛散したとのご相談をいただきました。…

今回のご相談は、お客様がご自宅の庭先にアスファルトシングルの一部が落ちていることに気付いたことがきっかけでした。
「風の日に屋根材が剥がれてしまったので見てほしい」とご連絡をいただき、現地調査へ伺いました。
建物の周囲を確認すると、剥がれた屋根材が数枚落ちていました。
屋根材が地上まで落下している場合、屋根の上では見えている部分以外にも傷みが進んでいる可能性があります。
地上から見ただけで補修方法を決めず、屋根全体の状態を確認していきます。





こんにちは。街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。
今回は松本市の築30年のお住まいで、アスファルトシングルの一部が剥がれ落ちた屋根を、天然石コーティング金属屋根「メリッサ」でカバー工法した施工事例をご紹介します。
屋根面積は約80㎡。現地を確認すると、屋根材の剥がれだけでなく変形や表面の石粒の脱落も見られました。
アスファルトシングルは状態によって塗装によるメンテナンスができる場合もありますが、今回は表面を塗り直すだけでは対応できない状態と判断。
既存屋根を撤去せず、その上から防水紙と新しい金属屋根を施工するカバー工法を選択しました。
工事費用は約150万円、工期は10日間です。
屋根に上がって確認すると、アスファルトシングルの一部が剥がれ、下の部分が露出していました。
また、剥がれた箇所以外にも屋根材の変形が見られます。
アスファルトシングルは、ガラス繊維を基材としてアスファルトを含浸・コーティングし、表面に石粒を施した屋根材です。
今回重要なのは「アスファルトシングルだから、この工事が必要」と判断したわけではないことです。
屋根材の種類だけで工法を決めるのではなく、実際にどのような劣化が起きているかを確認したうえで、補修方法を検討しました。
屋根だけでなく雨樋の中も確認しました。
雨樋には、アスファルトシングル表面から脱落した石粒が多く溜まっていました。
屋根材の表面だけを見るのではなく、こうした周辺部分の状態も屋根の変化を判断する材料になります。
石粒などが大量に溜まると雨水の流れを妨げることもあるため、今回の工事では屋根の改修とあわせて雨樋内部も清掃しています。
地上へ落ちていた屋根材の裏側も確認しました。
アスファルトシングルは施工時に接着剤や釘などを使って固定する屋根材です。
今回、剥がれ落ちた屋根材の裏側を確認すると、接着剤が付着している部分は限定的でした。
ただし、剥がれの原因を一つに断定するのではなく、築年数や屋根材全体の状態、変形なども含めて今後のメンテナンス方法を検討します。
アスファルトシングルは、状態によっては塗装によるメンテナンスを検討できる場合があります。
しかし、塗装は屋根材の表面を保護する工事です。
今回の屋根では、すでに一部のアスファルトシングルが剥がれ落ち、周囲にも変形している箇所が確認できました。
この状態では表面を塗り直すだけではなく、屋根全体を新しい屋根材で覆う方法が適していると判断しました。
そこで選択したのが、既存のアスファルトシングルを撤去せず、その上から防水紙と新しい屋根材を施工する「屋根カバー工法」です。
今回の判断で大切なのは、「アスファルトシングルだからカバー工法にした」のではないことです。
実際に確認した剥がれ・変形などの状態を踏まえ、塗装ではなくカバー工法を選択しています。
新しい屋根材には、天然石コーティング金属屋根「メリッサ」を採用しました。
屋根材選びでは、お客様から「今の屋根の雰囲気も残したい」というご希望がありました。
メリッサは金属屋根ですが、表面に天然石が施されているため、一般的な平滑な金属屋根とは異なる質感があります。
今回はアスファルトシングルから金属屋根へ変更するにあたり、性能面だけでなく施工後の外観も考慮して選定しました。
また、今回の屋根は勾配が急です。
安全に施工するため、建物周囲の足場に加えて屋根面にも屋根足場を設置しました。
施工環境を整えたうえで、既存のアスファルトシングルを残したまま屋根カバー工法の施工に入ります。
今回の屋根は勾配が急なため、建物周囲の足場だけでは安全な作業ができません。
そこで屋根面にも屋根足場を設置しました。
屋根足場は屋根の上を移動しながら施工するための足場です。
特に今回のような急勾配屋根では、職人が安定した状態で施工するために必要になります。
施工環境を整えてから、既存のアスファルトシングルを残したままカバー工法の施工に入ります。
屋根面を確認・清掃したあと、既存のアスファルトシングルの上から新しいルーフィング(防水紙)を施工します。
カバー工法では、既存屋根の上へ直接新しい金属屋根を施工するわけではありません。
新しい防水層をつくり、その上から屋根材を重ねます。
完成すると見えなくなる部分ですが、屋根材の下で雨水の浸入を防ぐ重要な工程です。
防水紙を屋根全面に施工してから、新しい屋根材の取り付けへ進みます。
防水紙の施工後、天然石コーティング金属屋根「メリッサ」を葺いていきます。
屋根材は軒先側から棟方向へ順番に施工します。
今回は急勾配のため、設置した屋根足場を使いながら位置や納まりを確認して一枚ずつ施工しました。
メリッサで既存屋根全体を覆うことで、施工前のアスファルトシングルは新しい屋根材の下に残ります。
これが今回採用した重ね葺きによる屋根カバー工法です。
屋根本体を葺き進めたあと、端部や棟などを仕上げます。
カバー工法は屋根面へ新しい屋根材を載せるだけではありません。
軒先や屋根の端部、棟などもそれぞれ納め、屋根全体を仕上げていきます。
すべての施工を終え、アスファルトシングルから天然石コーティング金属屋根「メリッサ」へのカバー工法が完成しました。
施工前は、一部のアスファルトシングルが剥がれ落ち、屋根上にも変形している箇所が見られました。
施工後は既存屋根全体がメリッサで覆われています。
今回はお客様から「今の屋根の雰囲気も残したい」というご希望があったため、表面に天然石を施したメリッサを採用しました。
アスファルトシングルから金属屋根へ変更しましたが、天然石による質感を持つ屋根へ仕上がっています。
工事方法だけでなく、施工後の建物の印象も考慮した屋根材選びとなりました。
現地調査で確認していた雨樋内部の石粒も清掃しました。
屋根を新しくしても、雨樋に石粒やゴミが残ったままでは雨水の流れを妨げる可能性があります。
調査時に確認した部分をそのままにせず、雨樋内部もきれいにして工事完了です。
今回のご相談は、庭先にアスファルトシングルの一部が落ちていたことから始まりました。
実際に屋根へ上がってみると、落下した部分だけでなく、周囲にも変形している箇所が確認できました。
屋根材が1枚落ちているからといって、必ず屋根全体の工事が必要になるわけではありません。
反対に、見えている部分だけを補修すれば十分とも限りません。
まず屋根全体を確認し、その状態に合わせて補修・塗装・カバー工法などから適した方法を検討することが大切です。
今回の松本市の事例では、アスファルトシングルの剥がれや変形を確認したうえで、塗装ではなく屋根カバー工法を選択しました。
ただし、カバー工法を選ぶ理由はどの屋根も同じではありません。
松本市・安曇野市で施工した5つの事例を、既存屋根の状態や塗装との判断ポイントとあわせてまとめています。
「自宅と似た屋根では、どのような判断をしているのか」を比較したい方はこちらもご覧ください。
庭やベランダに屋根材のようなものが落ちていた、屋根材が浮いているように見えるなど、気になる症状があれば早めに状態を確認することをおすすめします。
必要な工事は屋根の状態によって異なるため、最初からカバー工法と決める必要はありません。
街の屋根やさん松本諏訪平店では、松本市をはじめ長野県中信・諏訪地域で屋根の無料点検・無料診断を行っています。
確認可能な範囲で屋根の状態を調査し、部分補修や塗装で対応できるのか、カバー工法などの改修を検討した方がよいのかをご説明します。
屋根材の剥がれや今後のメンテナンス方法でお困りの方は、イトウ住建までお気軽にご相談ください。
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