2026.09.26
2026年9月26日 更新 大町市で雨漏り調査|将来の解体予定を踏まえて補修方法を検討 こんにちは。街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。 大町市のお住まいで、雨漏りの調査とコーキングによる部分補修を行いました。 現地を確認すると、ベランダ出入口のサッシ下にある水切…
街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。
松本市のお客様から、「2階の寝室で雨漏りしている」とご相談をいただき、現地調査に伺いました。
雨漏りは、室内に現れたシミの真上から必ず雨水が入っているとは限りません。
屋根から入った雨水が下地や構造材を伝い、離れた場所へ症状が現れることもあるため、まず雨水がどこを通っているのかを確認することが重要です。
今回は押し入れに小屋裏へ入れる点検口があったため、室内側から雨漏りの位置を確認しました。
小屋裏には実際に雨漏りした跡があり、さらに上部を確認すると野地板の隙間から外の明かりが見えました。
そこで雨漏り跡との位置関係を確認したうえで屋根側を調査し、瓦を外してその下にあるルーフィングまで確認しました。
調査場所:松本市
屋根:瓦屋根
ご相談:2階寝室からの雨漏り
小屋裏:雨漏り跡・外からの明かりを確認
屋根側:瓦を外して下地を調査
確認した状態:ルーフィングに複数の穴
応急処置:ブチルテープで補修
ご提案:葺き直し・葺き替え
今回のポイントは、室内の雨漏り跡だけを見て原因を決めなかったことです。
小屋裏から雨漏り跡の位置を確認し、その上部から屋根側へ調査範囲を絞り込んでいきました。
押し入れに設けられていた点検口から小屋裏へ入り、まず室内側の状況を確認しました。
押し入れの新聞紙が敷かれている付近に雨漏りした跡が残っています。
今回確認できた雨漏り跡は壁際ではなく、建物の内側へ入った位置にありました。
そこで屋根から雨水が浸入している可能性を考え、さらに上部を確認していきます。
雨漏り調査では、最初から屋根の一部分を原因と決めつけるのではなく、室内側に残っている痕跡も原因箇所を絞り込むための重要な情報になります。
雨漏り跡から上を見上げると、垂木と野地板など屋根を構成する下地が確認できます。
さらに確認すると、野地板の隙間からうっすらと外の明かりが見えていました。
ただし、ここで「明かりが見える場所がそのまま雨水の浸入口」と断定したわけではありません。
小屋裏から確認できるのは屋根の裏側です。
実際に瓦や、その下に施工されているルーフィングがどのような状態になっているのかは、屋根側から確認する必要があります。
そこで、小屋裏で確認した雨漏り跡との位置関係をもとに、屋根側の調査へ移りました。
小屋裏で確認した雨漏り箇所の真上付近にある瓦を数枚外し、瓦の下を確認しました。
この付近では瓦がずれている部分も確認されています。
小屋裏から見えていた明かりについては、この瓦のずれが関係していた可能性があります。
ただし、瓦のずれだけを確認して調査終了とはしません。
瓦屋根は、表面の瓦だけで雨水の浸入を防いでいるわけではなく、その下にはルーフィングと呼ばれる防水層が施工されています。
瓦の下へ雨水が入り込んだ場合、このルーフィングが建物内部への浸入を防ぐ重要な役割を担います。
そのため、今回も瓦を外した状態でルーフィングまで確認しました。
瓦を外して確認すると、ルーフィングには穴が開いている箇所が複数見つかりました。
今回の雨漏り調査では、この確認が非常に重要です。
表面から瓦だけを確認していた場合、瓦の下に隠れているルーフィングの状態までは分かりません。
小屋裏で雨漏り跡を確認し、その位置から屋根側へ調査範囲を絞り、実際に瓦を外したことで防水層の状態まで確認できました。
ここまでの調査結果から、表面の瓦だけを直して終わりにするのではなく、ルーフィングへの対処が必要な状態と判断しました。
まずは雨水の浸入を抑えるため、確認できたルーフィングの穴へ応急処置を行います。
瓦を外して確認したルーフィングには、複数の穴が見つかりました。
まずは確認できた部分からの雨水浸入を抑えるため、穴の周辺を清掃し、ブチルテープを貼って応急処置を行いました。
ブチルテープは防水性・気密性のある補修材ですが、今回の施工はあくまで本格的な屋根改修までの応急処置です。
瓦を戻せば表面からルーフィングは見えなくなりますが、今回確認できた部分以外の状態まで、この処置だけで改善できるわけではありません。
そのため、応急処置と今後必要になる本格的な改修は分けて考える必要があります。
今回の調査では、小屋裏の雨漏り跡から位置を絞り込み、真上付近の瓦を外したことでルーフィングに複数の穴を確認しました。
ブチルテープによる処置は、今回確認できた穴に対する応急的な対応です。
本格的に対策するためには、瓦の下に隠れているルーフィングの状態を広い範囲で確認し、防水層を更新する方法を検討する必要があります。
そこでイトウ住建では、既存瓦を一度取り外してルーフィングを更新し、瓦を戻す「葺き直し」と、既存屋根を撤去して新しい屋根材へ交換する「葺き替え」をご提案しました。
どちらの工法が適しているかは、瓦を再利用できる状態か、屋根下地にどの程度の傷みがあるかなどによって変わります。
雨漏りしているからすぐに葺き替えと決めるのではなく、既存屋根の状態を確認したうえで工法を選択することが重要です。
今回ご提案した2つの工法には、大きな違いがあります。
瓦の葺き直しは、既存の瓦を一度取り外し、傷んだルーフィングを新しくしてから、使用できる既存瓦を戻す方法です。
一方の葺き替えは、既存の瓦やルーフィングなどを撤去し、新しい屋根材へ交換する方法です。
今回のように瓦の下にある防水層の劣化が確認された場合でも、必ずどちらか一方になるわけではありません。
既存瓦の状態や下地の傷み、今後どのくらい建物を維持していくかなどを確認しながら検討します。
今回の松本市の現場では、2階寝室の雨漏りから調査が始まりました。
重要だったのは、室内の雨漏り跡だけを見て原因を決めなかったことです。
2階寝室の雨漏り
→ 小屋裏で雨漏り跡を確認
→ 野地板の隙間から外の明かり
→ 屋根側から位置を確認
→ 瓦を外してルーフィングを調査
→ 複数の穴を確認
という順番で、室内側と屋根側の両方から状態を確認しました。
特に瓦屋根では、表面の瓦だけを見ても、その下にあるルーフィングの状態までは分かりません。
今回も実際に瓦を外したことで、防水層に複数の穴があることを確認できました。
雨漏り調査では、「瓦がずれているからここが原因」といった見た目だけの判断ではなく、雨水がどこから入り、どのような経路で室内へ達している可能性があるのかを確認していくことが大切です。
今回の松本市の現場では、2階寝室に発生した雨漏りを小屋裏から調査しました。
雨漏り跡の位置を確認し、屋根側から瓦を外して調べた結果、下にあるルーフィングに複数の穴が確認できました。
まずブチルテープで応急処置を行い、本格的な対策として瓦の葺き直し・葺き替えをご提案しています。
雨漏りは、室内に現れたシミや屋根表面だけを見ても、原因箇所や必要な修理方法を判断できない場合があります。
街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建では、松本市をはじめ塩尻・安曇野・諏訪地域などで屋根の点検・雨漏り調査を行っています。
「天井にシミができた」「雨のあとだけ室内が濡れる」「瓦屋根なので下の状態が分からない」といった場合もご相談ください。
確認できる範囲で室内・小屋裏・屋根の状態を調査し、応急処置で対応する部分と、本格的な修理を検討すべき部分を分けてご説明します。
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