2025.10.24
2025年10月24日 更新 安曇野市や松本市といった冬の冷え込みが厳しい地域では、屋根の雪が固まりやすく、ある時ドサッと一気に落ちてしまう「落雪」 に悩まされるお宅が少なくありません。特に 玄関先や家族が毎日通る動線上 に雪が落ちてしまうと、滑って転ぶ危険や、積もった雪で通行で…
冬の松本市では、屋根に積もった雪が一気に滑り落ちてしまう「落雪事故」が珍しくありません。
特に太陽光パネルが設置された屋根は表面が滑りやすく、落雪の勢いが強くなる傾向があります。
今回は、松本市松原で行った「太陽光パネル付き屋根への雪止め設置工事」をご紹介します。
使用したのはオールステンレス製の【スノーメルト ソーラーパネル用】。
雪国ならではの課題を、現場スタッフがどんな工夫で解決したのかを専門スタッフの目線でお伝えします。
ご依頼をいただいたのは松本市松原の閑静な住宅街にお住まいのお客様。
昨冬、屋根から落ちた雪が南側のお隣の物置を壊してしまったとのこと。
ご自身も「まさかこんなに滑るとは」と驚かれたそうです。
この地域は標高が高く、日中に溶けた雪が夜間の冷え込みで再凍結することが多い場所。
屋根に太陽光パネルがあると熱の伝わり方が変わり、雪がスルッと滑って落ちてしまいます。
今回の工事では、パネルとの距離や屋根の角度を計算しながら、安全で効果的な雪止め設置を目指しました。
今回採用した【スノーメルト ソーラーパネル用】の本体です。
幅910mm・奥行150mm・高さ200mmのオールステンレス製で、
耐久性・防錆性に優れ、松本市のような寒冷地でも長期的に安心して使える雪止め金具です。
ステンレス製のため腐食せず、重い雪にも耐えられる強度があります。
一般的な屋根雪止めは鉄やアルミ製が多く、10年前後でサビや変形が起きやすいですが、
スノーメルトは「半永久的」と言われるほどの耐候性を誇ります。
太陽光パネルの架台にも対応できる設計で、パネルと屋根の間に干渉しないのが特徴です。
このように、屋根構造・パネル配置・耐久性の3要素を満たした最適な選択となりました。
実際の設置作業です。
まず既存のウィングタイプの雪止めにステンレス線でしっかり固定。
ただし、スノーメルトとウィングの距離が近いと、積雪時に負荷が集中する恐れがあります。
そこで今回は、太陽光パネルの架台にもジョイント固定を行いました。
この工夫によって、雪の重みが全体に分散され、1カ所にトン単位の力がかかることを防げます。
設置枚数は11枚。職人たちは雪の流れをイメージしながら、角度や間隔を微調整していきます。
スタッフとして見ていても、「雪が滑る方向を読む」職人の感覚はまさに熟練技でした。
施工完了後の屋根全景です。
光沢のあるステンレスの雪止めが、太陽光パネルと一体感のある仕上がりになりました。
お施主様からも「見た目もスッキリしていて安心」と喜びの声をいただきました。
これで来シーズンの雪も安全に受け止められます。
雪止めは「万が一の保険」ではなく、「落雪を防ぐ日常の備え」。
特に隣家との距離が近い住宅街では、思いやりと安全のために欠かせない設備です。
お客様の声:
「昨年の落雪でご近所に迷惑をかけてしまい、ずっと気になっていました。
今回しっかり雪止めをつけてもらい、見た目もきれいで安心です。
足場の設置から作業中の安全配慮まで丁寧でした。」
担当者よりひとこと:
「太陽光パネル屋根は滑りやすく、雪止めの位置・強度計算がとても重要です。
スノーメルトソーラーパネル用はオールステンレス製で、雪国向けの理想的な製品。
松本市のような寒冷地では特におすすめです。
これでお客様も、隣家も、安心して冬を迎えられます。」
松本市は内陸性気候のため、冬は放射冷却で朝晩の冷え込みが厳しくなります。
屋根に積もった雪が日中に溶け、夕方に再凍結して重く固まることで落雪事故が起こりやすい地域です。
そのため、太陽光パネルがある屋根には雪止め設置が必須といえます。
現場の帰り道、スタッフは松本城方面を通りました。
澄んだ冬の空と雪をかぶったアルプスの稜線が本当に美しく、
「この景色を守る仕事ができて良かった」と感じる瞬間でした。
松本の厳しい気候を知り尽くした私たちだからこそ、地域に合った施工をご提案できます。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん松本諏訪平店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.