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現場ブログ
諏訪市で瓦屋根に雪止めスノーエール取付｜落雪被害を防ぐ安心安全の施工

2025年10月20日　更新

こんにちは、街の屋根やさん松本諏訪平店です。
諏訪市は松本市と同じく「雪国」ではないものの、冬には数回まとまった雪が降ります。
朝起きると屋根からドサッと雪が落ち、車が傷ついたり通路がふさがれたり……そんな経験はありませんか？
今回は、そんな「落雪トラブル」を未然に防ぐために、諏訪市中洲で行った和瓦屋根への雪止め「スノーエール」取付工事をご紹介します。
専門的な施工手順も、できるだけわかりやすくお伝えしますね。

🏠 和瓦屋根に最適な雪止め「スノーエール」とは

今回使用した雪止め金具「スノーエール」は、軽くて丈夫なアルミ合金製。
雪の重さを面全体で受け止めて、滑り落ちる雪をしっかり抑えます。
屋根の形状に合わせて設置できるため、瓦屋根でも違和感のないデザイン。
見た目の美しさを保ちつつ、車や通路を落雪から守ってくれる頼もしい存在です。

スノーエールの特徴とメリット
スノーエールはアルミ合金製の雪止め金具。軽量で錆びにくく、積雪を面全体で受け止めます。
和瓦にも対応し、屋根の美観を損なわないシルバー仕上げ。雪が滑り落ちる力を分散させ、車や雨どいを守ります。

🔧 瓦を外して下地を丁寧にチェック

施工の第一歩は、軒先から4枚目の瓦を外すところから。
その下には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートがあり、これが屋根の“命綱”です。
破れや劣化がないか丁寧に確認します。
ルーフィングが傷んでいる場合、そのまま雪止めを付けると後から雨漏りの原因になることも。
このような点検を怠らないのが、プロの仕事です。

瓦を外して防水チェック
軒先から4枚目の瓦を外し、内部の防水シート「ルーフィング」を確認。
ここが破れていると雨漏りの原因になるため、状態確認は必須。
今回は問題なしで、次の工程へ進みます。

🪵 胴縁（どうぶち）を固定して支えを作る

瓦を外した部分に「樹脂製胴縁」という角材を取り付けます。
木材よりも耐久性が高く、雨にも強い樹脂製を採用。
この胴縁が雪止め金具の“骨格”になります。
瓦の形状に合わせて位置を微調整し、ビスでしっかり固定。
雪の重みに耐えられるよう、一点ずつ確実に留めていきます。

樹脂胴縁を固定する工程
瓦を外した箇所に樹脂製の胴縁を取り付けます。
この部材がスノーエールを支える基盤になり、積雪時の荷重を分散。
耐久性・耐水性に優れているため、長期的にも安心です。

🧰 軒先の補強とフックの取り付け

次に軒先にも胴縁を取り付けます。
ここにはL型のフックを使い、屋根の端にしっかり引っ掛けて安定感を確保。
その後、上段に取り付けた胴縁とステンレスの針金で連結し、力を分散させます。
この作業こそが、和瓦屋根で雪止めを付ける際の“ひと手間”。
これを行うことで、積雪の重みを受け止めても緩まず、安全性が格段に高まります。

軒先の胴縁とフック取付
軒先にもL型のフック付き胴縁を設置。
屋根の端にしっかり引っ掛けて、ステンレス針金で連結します。
これにより、雪止めの力が軒先全体に分散し、脱落の心配をなくします。

❄️ スノーエール本体を取り付け、仕上げへ

下準備が整ったら、スノーエール本体を取り付けます。
軒先の胴縁にフックを掛け、上の胴縁にステンレス針金で引き上げ固定。
雪が降っても金具がズレたり外れたりしないよう、テンションを調整しながら丁寧に固定します。
取り付け後は瓦を戻して仕上げ。
外観を損なわず、しっかりと機能する美しい仕上がりになりました。

ノーエールを取り付け完了！
フックを掛けて引き上げ固定。
雪が滑り落ちる勢いをしっかり受け止める構造で、車や通路の安全を確保。
仕上げ後は瓦を丁寧に戻し、見た目も自然な仕上がりです。

【まとめ】

雪が少ない年でも「たった一度の落雪」で車や人に被害が出ることがあります。
和瓦屋根は滑雪性が高く、対策を怠ると危険です。
スノーエールはそうした被害を防ぐ有効なアイテム。
街の屋根やさん松本諏訪平店では、屋根の形状・材質に合わせた雪止めをご提案しています。
安全な冬を迎えるために、今のうちに点検・対策を行いましょう。