2026.08.08
2026年8月8日 更新 安曇野市で屋根葺き替え工事をご検討中の方へ 「瓦屋根から金属屋根へ葺き替えた方がよいと言われた」 「雨漏りしている屋根でも、カバー工法で直せるの?」 「屋根を軽くすると、建物にはどのようなメリットがあるの?」 安曇野市で屋根工事をご検討中の方から、このよ…

中古住宅をご購入されて約2年が経った頃、お客様は屋根の固定ビス周辺に大きなひび割れがあることに気付かれました。
雨漏りはまだ発生していませんでしたが、「このまま住み続けても本当に大丈夫なのだろうか」という不安から、インターネットで街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)を見つけ、ご相談いただきました。
現地調査では、モニエル瓦特有の経年劣化が進行しており、補修では長期的な安心を確保できない状態でした。
さらに工事を進めると、瓦の下から想定していなかった古い瓦棒屋根が現れたため、現場状況に合わせて施工方法を見直し、安全性と耐久性を最優先に工事を進めました。





「モニエル瓦にひび割れがあるけれど、まだ雨漏りしていないから大丈夫だろうか…」
今回ご相談いただいた松本市のお客様も、そのような不安を抱えていました。
現地調査ではモニエル瓦の固定ビス周辺に大きなひび割れを確認し、塗装や部分補修では長期的な解決にならない状態と判断しました。
さらに工事を進めると、瓦の下から古い瓦棒屋根が現れるという想定外の状況も判明しました。
この記事では、なぜ葺き替えをご提案したのか、そして現場で施工方法をどのように見直して安全な屋根へ仕上げたのかを詳しくご紹介します。
| 項目 | 内容 |
| 施工場所 | 松本市 |
| 建物 | 戸建て住宅 |
| 築年数 | 約40年(中古住宅購入) |
| 既存屋根 | モニエル瓦(解体後に瓦棒屋根を確認) |
| 工事内容 | 屋根葺き替え |
| 使用屋根材 | セキノ興産 ガルバリウム鋼板「立平ロック」 |
| 施工面積 | 60㎡ |
| 工期 | 10日 |
| 工事費 | 130万円(税込) |
今回の屋根は、モニエル瓦の固定ビス周辺から大きなひび割れが発生していました。
この症状は表面的な劣化ではなく、屋根材そのものの耐久性が低下しているサインです。
モニエル瓦はすでに製造が終了しているため、同じ瓦へ差し替えることはできません。
また、塗装を行っても屋根材の強度は回復せず、ひび割れが再発する可能性があります。
さらに、お客様は中古住宅を購入されたばかりで、「これから何十年も安心して住みたい」というご希望がありました。
そのため今回は一時的な補修ではなく、屋根全体を新しくする葺き替えをご提案しました。
| 検討した工法 | 今回の判断 | 理 由 |
|---|---|---|
| 塗装 | ❌ | 屋根材のひび割れや強度低下は改善できない |
| 部分補修・差し替え | ❌ | モニエル瓦は製造終了で交換用の瓦がない |
| カバー工法 | ❌ | 瓦屋根には施工できず、下地の状態も確認できない |
| 屋根葺き替え | ◎ | 下地まで点検・補修でき、今後も安心して長く住める |
現地調査では、モニエル瓦の固定ビス周辺から縦方向へ大きなひび割れが発生していました。
モニエル瓦は長年の紫外線や冬場の凍結・融解を繰り返すことで表面のスラリー層が劣化し、雨水を吸収しやすくなります。
その結果、固定ビス周辺へ負荷が集中し、今回のようなひび割れが発生しやすくなります。
この状態を放置すると、割れが広がるだけでなく、防水性能が低下して雨漏りにつながる可能性があります。
雨漏りが起きてからでは下地まで傷んでしまうこともあるため、症状が軽いうちに専門業者へ点検をご依頼いただくことが、住まいを長持ちさせるポイントです。
モニエル瓦を一枚ずつ丁寧に撤去していくと、下から予想していなかった古い瓦棒屋根が現れました。
建物によっては過去の改修工事で屋根を重ねて施工していることがあり、解体して初めて分かるケースも少なくありません。
このような状況では当初の施工計画に固執せず、現場の状態を確認しながら最適な工法へ切り替える判断力が重要です。
安全性と耐久性を確保するため、既存屋根の状態を細かく確認しながら次の工程へ進めました。
瓦を支えていた桟木もすべて撤去しました。
長年使用された木材は見た目以上に劣化していることがあり、そのまま新しい屋根材を施工すると固定力や耐久性に影響を及ぼす可能性があります。
見えなくなる部分だからこそ妥協せず、不要な部材をすべて撤去して屋根全体をリセットすることで、新しい屋根材が本来の性能を十分に発揮できる状態を整えました。
既存屋根の上から12mm厚の構造用合板を施工し、新しい屋根の土台となる野地板をつくりました。
野地板は屋根全体を支える重要な構造部分です。
新しく施工することで屋根全体の面剛性(建物全体を面で支える強さ)が向上し、強風や積雪時の荷重にも強い屋根になります。
今回のように古い屋根構造が確認された現場では、下地からやり直すことで長期間安心して暮らせる屋根へ生まれ変わります。
野地板の上には、軟質弾性プラスチックルーフィング「チャンピオンルーフィング」を施工しました。
この防水シートは屋根材の下で雨水の侵入を防ぐ「二次防水」の役割を担っています。
通常のアスファルト系ルーフィングに比べ、高温時の収縮が少なく、経年による波打ちやたるみが発生しにくいことが特長です。
屋根材だけでは完全に雨水を防ぐことはできません。
万が一雨水が侵入しても、防水シートが建物を守る最後の砦となるため、品質の高い材料を使用することが長寿命の屋根づくりにつながります。
最後に、セキノ興産のガルバリウム鋼板「立平ロック」を施工して工事が完了しました。
立平ロックは軽量で耐久性が高く、継ぎ目から雨水が入りにくい構造のため、長野県のように寒暖差が大きい地域でも安心して使用できる屋根材です。また、建物への負担を軽減できるため、築年数を重ねた住宅の葺き替えにも適しています。
今回も下地から丁寧に施工したことで、防水性・耐久性ともに安心できる屋根へ生まれ変わりました。
今回の工事で最も重要だったのは、解体後に判明した二重屋根へ柔軟に対応したことです。
現場では図面どおり、想定どおりに進むとは限りません。
古い瓦棒屋根が現れたことで、下地の確認や施工方法を見直し、安全性を最優先に工事を進めました。
こうした現場ごとの判断力は、実際の施工経験があってこそできる対応です。
屋根は完成すると見えなくなる部分がほとんどですが、その見えない部分にこそ住まいの寿命を左右する重要な技術が詰まっています。
工事完了後は、ひび割れによる雨漏りの心配がなくなり、お客様にも安心してお過ごしいただける屋根へ生まれ変わりました。
お客様からは、
「中古住宅を購入してから屋根の割れを見つけ、とても不安でしたが、解体後の状況も写真を見せながら丁寧に説明していただけたので安心してお願いできました。
立平屋根になって見た目もすっきりし、これからは安心して暮らせそうです。」
という嬉しいお言葉もいただきました。
また、軽量なガルバリウム鋼板屋根へ葺き替えたことで建物への負担も軽減され、今後のメンテナンス計画も立てやすくなりました。
松本市は冬の冷え込みによる凍結・融解と、夏の強い紫外線の影響を一年を通して受ける地域です。
モニエル瓦はこうした環境で徐々に劣化が進み、固定ビス周辺からひび割れが発生することがあります。
特に築30年以上経過した住宅では、雨漏りが起きる前に点検を受けることで、大掛かりな修繕を防げる場合もあります。
今回の現場では、解体後に古い瓦棒屋根が現れるという想定外の状況でした。
しかし、このような現場ほど施工会社の経験や判断力が問われます。
私たちは「予定どおり施工すること」ではなく、「その家にとって最適な施工を行うこと」を大切にしています。
見えない部分まで丁寧に施工することで、これから先も安心して暮らせる住まいをご提供したいと考えています。
松本市は雪の量こそ比較的少ない地域ですが、冬は氷点下まで冷え込む日が多く、屋根では「凍結」と「融解」が何度も繰り返されます。
また、夏は標高が高く紫外線が強いため、屋根材は一年を通して厳しい環境にさらされています。
今回のモニエル瓦も、長年の紫外線によって表面のスラリー層が劣化し、さらに雨水を吸収した状態で冬の凍結・融解を繰り返したことで、固定ビス周辺から大きなひび割れが発生したと考えられます。
モニエル瓦は現在製造が終了しているため、部分的な差し替えが難しい屋根材です。
そのため、松本市でモニエル瓦のお住まいにお住まいの方は、雨漏りが起きてからではなく、ひび割れや色あせなど初期症状の段階で点検を受けることが、大切な住まいを長持ちさせるポイントになります。
「うちの屋根も同じように割れているかもしれない」
「塗装で済むのか、それとも葺き替えが必要なのかだけ知りたい」
そんな方もお気軽に街の屋根やさん松本諏訪平店(イトウ住建)へご相談ください。
現地調査では現在の屋根の状態を分かりやすくご説明し、お住まいの状況や今後の暮らし方に合わせて最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
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