
2025.06.24
こんにちは!長野県塩尻市の屋根工事専門店【街の屋根やさん松本諏訪平店】の黒澤です。私は、屋根・外壁のプロとして18年、外装劣化診断士の資格も持っていますので、安心してお任せくださいね。 今回は、長野県茅野市蓼科にある築40年ほどの別荘にお伺いして、屋根の現地調査を行ってきました。…

今年の春に居ぬきの山荘をご購入されました。
購入の再販売業者に屋根のリフォームを勧められ、街の屋根やさん松本諏訪平店にお問い合わせいただきました。
築40年ほど経っていてメンテナンスはほとんどしてこなかったとのことです。
すぐにでもリフォームしないと雨漏りなどの不具合がいつ起きても不思議ではない状態でした
こんにちは、街の屋根やさん松本諏訪平店の黒澤です。
今回は茅野市白樺高原にある築40年近くの別荘の屋根リフォームをご紹介します。
こちらのお宅では、長年の風雪でスレート屋根の表面塗膜(表面の塗装層)が剥がれ、割れやコケの発生も見られるようになり、雨漏りの不安が出てきました。
特に冬の寒さで軒先の屋根材が凍結融解(凍っては溶けるを繰り返す現象)によって劣化し、修繕が必要となったのが今回の工事のきっかけです。
オーナー様は「安心して過ごせる快適な別荘にしたい」というご希望で、施工前の状態を丁寧に点検・補修しながら、しっかりした屋根に生まれ変わりました。
それでは施工の様子を写真と動画で詳しくご紹介しますね。
洗浄が終わり、屋根面がスッキリきれいになりました。
汚れや古い塗膜のカスがなくなると、次の工事の作業効率もアップします。
ここから防水のための下地作りをしっかりしていきますね。
次に防水シート「ルーフィング」を敷いていきます。
今回は田島ルーフィング社の「タディスセルフ」という商品を使いました。
【タディスセルフとは?】
自己粘着タイプのルーフィングで、裏面に接着剤がついており、屋根にしっかり貼り付けられます。
施工がしやすく、水の浸入をしっかり防ぐ優れものです。
ルーフィングは屋根の防水の要であり、この層がしっかりしていることで屋根の寿命が大きく延びます。
雨漏りさせない最後で最強の防水層です。
こちらは軒先小口部分の写真です。
【軒先小口とは?】
屋根の一番下端の、雨水が流れ落ちる部分の先端のことです。
長年の雨水や雪解け水を吸い込み、冬の凍結融解(凍ったり溶けたりを繰り返すこと)が繰り返されたことで、軒先の屋根材がボロボロに劣化してしまいました。
ここは屋根の中でも特に傷みやすい場所なので、丁寧に補修します。
ボロボロになった軒先小口を「唐草」でカバーしました。
【唐草(スターター)とは?】
軒先や屋根の端に取り付ける金属製の部材で、屋根材の一番下を固定し、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
スターターと呼ばれることもあります。
軒先の劣化部を隠しつつ、雨水をきちんと流すことで、長持ちする屋根に仕上がります。
次に遮熱シート「サーモバリア」を敷設しました。
【サーモバリアとは?】
サーモバリアは、熱を反射する特殊なシートで、住宅の屋根や壁、天井裏などに施工することで、太陽からの熱(輻射熱)を大幅にカットする断熱材です。
通常の断熱材は「熱を伝えにくくする」働きがありますが、”サーモバリアは熱を“反射して寄せつけない”という点が特徴です。
これにより、夏場は屋根裏の温度上昇を抑え、室内の冷房効率がアップ。冬場は室内の熱を外へ逃がしにくくなり、冷暖房の省エネ効果が期待できます。
環境にも優しい素材で、長野の寒暖差の激しい気候にぴったりです。
また、サーモバリアは金属系の屋根の弱点であった雨音うるさい問題も軽減してくれますよ。
いよいよ新しい屋根材を取り付けていきます。
屋根材はガルバリウム鋼板のAT横葺きです。
「ガルバリウム鋼板」とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキされた鋼板のことです。
トタンなどと比べても圧倒的にサビに強く高耐久な鋼板です。
「AT横葺き」は、横方向に板金を重ねて施工する横葺きという工法の一種で、特に次のような特徴があります。
・すっきりした水平ラインで、シャープな印象に
・縦ハゼ葺きよりも施工が比較的しやすく、コストも抑えめ
・雨仕舞いも良好で、住宅から別荘、倉庫、アパートまで幅広く対応
こちらは「ケラバ」と呼ばれる屋根の側面の端部分の施工写真です。
【ケラバとは?】
屋根の左右の端の部分で、雨風の影響を受けやすい場所です。
板金で覆うことで耐久性が高まり、美しい仕上がりになります。
まずは下地となる「ヌキ板」をしっかり取り付けて、板金を固定できるように準備しています。
下地材は木材ではなく樹脂製のヌキを使っています。
木材では将来的に腐食する可能性がありますが、樹脂製はその心配がありません。
続いて、屋根の頂上部分「棟」の下地「ヌキ板」を取り付けました。
ケラバ同様、樹脂製のヌキ板を使用していますよ。
【棟とは?】
屋根の頂点にあたる部分で、左右の屋根面が合わさるラインのことです。
雨水の侵入を防ぐために棟板金でしっかりカバーします。
下地板がないと棟板金がしっかり固定できないので、とても大事な工程です。
「ケラバ板金」と「棟板金」を取り付けました。
板金は屋根の端や棟を雨水から守り、風で飛ばされにくくする役割を持っています。
今回のガルバリウム鋼板屋根に合わせた色味で仕上げているので、統一感があって美しいですね。
完成した屋根の全景写真です。
新しいガルバリウム鋼板屋根は光沢があり、築40年の別荘がまるで新築のように生まれ変わりました。
耐久性も格段にアップし、これからも安心して長くお使いいただけます。
工事概要
■工事種類: スレート屋根にGL鋼板をかぶせるカバー工法
■施工面積: 153㎡
■使用屋根材:セキノ興産 AT横葺き カラー:ロクショウ
■施工期間: およそ10日間
■工事費用: 1,750,000円(税込み)
【イメージ通りに仕上がって主人ともども感謝しています。
職人さんも、担当営業さんも「プロ」の仕事をされていました。口コミ通りの会社でした。
購入して間もない家なのでいろいろ不具合も出てくると思いますが、総合リフォーム会社さんということで、何かありましたらまた相談させていただきます】
長野県中南信地域の別荘や住宅で屋根のお悩みがあれば、ぜひ街の屋根やさん松本諏訪平店にお気軽にご相談くださいね。
専門資格を持つスタッフが、丁寧に診断・ご提案いたします。
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