
2025.05.11
松本市周辺の皆様こんにちは。いつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます。皆様にとって有意義な情報を発信していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。ご自分のお家の屋根材が何かご存じですか?屋根材によって重さは違います。重ければ当然建物にか…

長野県茅野市で、築38年になる別荘の屋根調査に伺いました。
こちらの別荘は、標高の高い自然豊かなエリアにあり、四季折々の表情を楽しめる反面、屋根にとっては過酷な環境。
今回は「屋根が白くなってきた」「傷みが心配」というご相談でした。
まず目を引いたのが、屋根全体が白っぽく見える状態。
これは、スレート表面の塗膜がすっかり剥がれてしまい、素地がむき出しになっている証拠です。
塗膜はスレートを紫外線や雨から守る大切なバリアですが、それがなくなれば屋根材は一気に劣化していきます。
築38年という年月を感じる姿でした。
次に確認できたのは、複数箇所に見られたスレートの割れ。
これは経年劣化だけでなく、寒暖差や凍結・融解によるダメージの蓄積が原因です。
特に別荘など使用頻度が少ない建物では、定期的なメンテナンスが後回しになりがちで、気づいた時にはこのような状態になっていることも多いです。
割れた屋根材のかけらが、屋根のあちこちに散らばっていました。
これを見ると、屋根全体の耐久性が限界に近づいていることが分かります。
屋根材が割れてしまうと、その隙間から雨水が侵入し、やがて下地にも影響が出てしまう可能性があります。
放置は危険です。
日当たりが悪く湿気がこもりがちな北面には、びっしりとコケが生えていました。
コケは見た目の問題だけでなく、屋根の水はけを悪くし、さらにスレートに水分を長時間含ませる原因にもなります。
その結果、劣化が加速し、割れやすくなってしまうのです。
雪止めLアングルの周囲には、針葉樹の落ち葉が堆積していました。
これも屋根トラブルの要因のひとつ。
落ち葉が詰まると水の流れが悪くなり、雨漏りのリスクも高まります。
山間部の別荘では、こうした自然由来のトラブルが多いため、定期点検の重要性が増します。
調査の中で確認した、スレートの断面。
水を吸って脆くなっており、軽く触れるだけでボロッと崩れてしまうほどでした。
こうなると、塗装などの表面的な補修では対応できず、根本的な対策が必要になります。
調査結果を踏まえ、お客様には「今のスレート屋根はそのままに、上から新しい屋根材を被せるカバー工法」をご提案しました。
使用するのは、軽量かつ高耐久のガルバリウム鋼板。
撤去工事が不要な分、コストを抑えながら耐久性も大きく向上します。
お見積りをご提出し、屋根の状況・施工方法・使う材料などを詳しくご説明したところ、納得いただき、工事のご契約をいただきました。
「思ったより屋根が傷んでいたので、正直ショックでした。
でも丁寧な説明と、将来の安心につながる提案をしてもらってお願いする決心がつきました。
仕上がりが楽しみです!」
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