2026.08.18
2026年8月18日 更新 塩尻市で屋根工事をご検討中の方へ 「屋根が色あせているので塗装したい」「雨漏りは塗装で直せるのか」「カバー工法と葺き替えのどちらがよいのか」 塩尻市で屋根工事をご検討中の方から、このようなご相談をいただきます。 屋根が古くなったからといって、必ず塗装で…

今回のお客様が屋根工事を検討されたきっかけは、雨漏りや瓦の大きな破損ではありませんでした。
築35年が経過した住宅で、今後も長く安心して暮らしていくため、建物全体の耐震補強を検討されていました。
その中で注目したのが屋根の重さです。
瓦屋根は耐久性の高い屋根材ですが、軽量な金属屋根と比べると重量があります。
そこで今回は、耐震補強工事の一つとして、既存瓦を撤去し軽量な金属屋根へ葺き替える方法を検討しました。
「屋根が悪くなったから交換する」のではなく、これからも住み続ける家だからこそ、将来を考えて屋根を軽くすることが今回の工事の出発点でした。





岡谷市で、築35年の戸建て住宅の瓦屋根を天然石コーティングジンカリウム鋼板「メリッサ」へ葺き替えました。
今回のお住まいでは、瓦に大きな割れや欠損があったわけではありません。
工事の目的は、これからも長く住み続けるための耐震補強です。
約90㎡の瓦屋根は概算で約4,500kg。新しい屋根は下地合板を含めても約1,180kgとなり、屋根部分の重量を約4分の1まで軽量化できました。
この記事では、なぜ大きな損傷のない瓦屋根を葺き替えたのか、その判断理由と施工内容をご紹介します。
なお、街の屋根やさん松本諏訪平店はイトウ住建が運営しています。以下、社名は「イトウ住建」に統一します。
今回の工事は、岡谷市の築約35年の戸建て住宅で行った瓦屋根の葺き替えです。
約90㎡の瓦屋根を天然石コーティングジンカリウム鋼板「メリッサ」へ変更し、工事費は約150万円(税込)、工期は約1週間でした。
最大の目的は耐震補強です。既存瓦屋根は概算約4,500kgでしたが、新しい屋根材と構造用合板を合わせても約1,180kgとなり、屋根重量を約4分の1まで軽量化できました。
現地で確認したところ、既存の瓦には葺き替えを急がなければならないような大きな割れや欠損は確認されませんでした。
今回の調査で重要だったのは、瓦表面の劣化状態ではなく屋根全体の重量です。
既存瓦を1㎡あたり約50kgとして計算すると、
約50kg/㎡ × 90㎡ = 約4,500kg
屋根全体では概算で約4.5tになります。
これに対して、今回採用する天然石コーティングジンカリウム鋼板「メリッサ」は約7kg/㎡です。
約7kg/㎡ × 90㎡ = 約630kg
さらに、下地補強として12mm厚の構造用合板を約55枚使用します。
1枚あたり約10kgとして、
約10kg × 55枚 = 約550kg
屋根材と新しい下地を合わせると、
約630kg+約550kg=約1,180kg
となります。
既存瓦屋根約4,500kgに対し、新しい屋根は下地合板を含めても約1,180kg。
今回の工事では、屋根部分の重量を概算で約3,320kg軽量化し、約4分の1の重量まで減らせる計算になりました。
※上記重量は今回の施工面積と使用材料をもとにした概算です。
住宅全体の耐震性能は屋根重量だけで決まるものではなく、基礎・壁量・柱・梁・接合部・建物形状なども含めた判断が必要です。
今回の記事で一番お伝えしたいのは、
「瓦に大きな損傷がないから、そのまま使うことが必ずしも最適とは限らない」
ということです。
もちろん、状態の良い瓦を理由なく交換する必要はありません。
今回のお客様の場合は、今後もこの住宅で長く暮らしていくため、建物全体の耐震補強を進めるという明確な目的がありました。
その中で検討したのが、建物上部にある屋根の軽量化です。
地震時には建物に水平方向の力が加わります。
一般的に、建物上部の重量を軽くすることは、地震時に建物へ作用する力を抑える方向に働くため、耐震改修の一つの考え方になります。
今回の屋根では、
既存瓦屋根:約4,500kg
から、
新しい屋根材+構造用合板:約1,180kg
へ軽量化します。
その差は約3,320kgです。
ただし、ここで重要なのは、
屋根を軽くすれば、それだけで住宅全体の耐震性が保証されるわけではない
という点です。
住宅の耐震性は、基礎、壁、柱・梁、接合部、建物全体のバランスなど複数の要素によって決まります。
今回は耐震補強工事全体の中の一つとして、屋根の軽量化を行いました。
つまり今回の葺き替えは、
古くなった屋根を新しくするためだけの工事ではなく、これからもこの家で暮らすための耐震対策の一つ
だったのです。
屋根工事は、すべてのお住まいで葺き替えが必要になるわけではありません。
屋根材の種類、下地の状態、雨漏りの有無、築年数、そして今後何年住む予定なのかによって、塗装・カバー工法・葺き替えなど適した方法は変わります。
今回の事例は「耐震補強のために瓦屋根を軽量化したケース」ですが、岡谷市では異なる理由から別の工法を選んだ事例もあります。
「自分の家ならどの工事が近いのだろう?」という方は、岡谷市で実際に行った屋根工事をまとめた「岡谷市の屋根工事施工事例5選」もあわせてご覧ください。
今回の屋根葺き替えでは、既存瓦屋根の概算約4,500kgに対し、新しいメリッサと構造用合板を合わせて約1,180kgとなりました。
その差は約3,320kg。屋根部分だけを比較すると、重量を約4分の1まで軽量化した計算です。
もちろん、屋根を軽くしただけで住宅全体の耐震性能が決まるわけではありません。
しかし、建物上部の重量を減らすことは耐震改修の一つの考え方であり、今回は建物全体の耐震補強を進める中で屋根の軽量化を行いました。
また、メリッサは金属表面に天然石粒がコーティングされているため、一般的な金属屋根と比較して雨粒が鋼板へ直接当たる音を和らげる効果も期待できます。
今回のお客様にとって最も大きな変化は、単に屋根が新しくなったことではありません。
これからも住み続ける家のために、将来を見据えた耐震対策を一つ進められたことが、今回の工事の大きな意味だと考えています。
今回ご提案したのは、既存の瓦をすべて撤去して、軽量な金属屋根へ交換する屋根葺き替え工法です。
今回の目的は屋根の軽量化だったため、既存瓦を残したまま新しい屋根を施工する方法ではなく、重量のある瓦を撤去する必要がありました。
さらに葺き替えであれば、屋根材だけでなく、古い防水シートを撤去して12mm厚の構造用合板で下地を整え、新しいルーフィングまで施工できます。
今回のように、
「耐震補強のために屋根を軽くしたい」
という目的が明確な場合には、既存屋根の状態や建物全体の状況を確認したうえで、軽量な屋根材への葺き替えが選択肢になります。
屋根工事は「どの工法が安いか」だけではなく、何を改善するための工事なのかから考えることが大切です。
岡谷市は諏訪湖に面し、冬季には冷え込みや積雪、凍結なども考慮して住宅を維持していく必要がある地域です。
ただし、今回の住宅で瓦屋根から金属屋根へ葺き替えた最大の理由は、地域の気候そのものではありません。
築35年が経過し、これからも長く住み続けるために耐震補強を進めたいというお客様のご希望があったからです。
同じ岡谷市の瓦屋根でも、建物の状態や工事の目的によって適した方法は異なります。
瓦の補修で維持できる住宅もあれば、下地まで新しくする葺き替えが適している場合もあります。
地域の気候だけで判断せず、現在の屋根状態、建物全体の状況、今後何年住む予定なのかまで考えて工事方法を選ぶことが大切です。
今回の瓦屋根には、大きな割れや欠損があったわけではありません。
そのため、屋根の劣化だけを見れば「今すぐ全面的な葺き替えが必要」という判断ではありませんでした。
それでも葺き替えをご提案したのは、お客様がこれからもこの家で長く暮らすために耐震補強を進めたいという明確な目的をお持ちだったからです。
屋根工事では、現在の劣化症状だけを見るのではなく、
「何を改善したいのか」
「これから何年住む予定なのか」
「建物全体でどのようなリフォームを考えているのか」
まで確認することで、適した工事方法が変わります。
瓦だから葺き替えるのではありません。
その家と、そこで暮らす方にとって何が必要なのかを考えて工法を選ぶことが大切です。
「瓦は割れていないけれど、屋根の重さが気になる」
「築30年以上なので、これからの地震に備えたい」
「今の瓦を残せるのか、葺き替えたほうがいいのかだけ知りたい」
そのような段階でもお気軽にご相談ください。
イトウ住建では、確認可能な範囲で瓦の割れやズレ、棟部分、雨漏りにつながる異常の有無、屋根下地の状態などを確認します。
そのうえで、補修で維持できるのか、葺き替えを検討したほうがいいのか、現在の屋根状態と今後の住まい方の両方から判断します。
葺き替えを前提とした点検ではありません。
まずは「今の屋根がどのような状態なのか」「自分の家にはどんな選択肢があるのか」を知るところからご相談ください。
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