2024.09.05
みなさんこんにちはいつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます松本周辺でも人気の高い外壁材ALC(Aotoclaved Lightweightaerated Concrete)、パワーボードの商品名でも知られていると思います。高温高圧蒸気養生された軽…
屋根上に太陽光パネルを設置する予定で、その前に美観の維持と耐久性向上を目的に塗装をすることになりました。足場を設置するため、併せて外壁の塗装も行っています。
まずは屋根外壁とも高圧洗浄を行います。私たちプロは家電量販店やホームセンター、通信販売などでよく見る電動の高圧洗浄機ではなく、左の写真にあるようなガソリンエンジンの強力な洗浄機を使います。電動の洗浄機だと水圧が足りず、欲しい水圧を出すにはホースを細く絞らなければなりません。ボールペンで紙を塗りつぶすイメージです。ボールペンだときれいに塗れず白い部分が残って塗りムラになるかと思います。ガソリンエンジンの高圧洗浄機はホースを絞ることなくほしい水圧を確保できます。筆で紙を塗りつぶすイメージです。筆なら塗り残しなく塗りつぶすことができると思います。こうして屋根や外壁の塗装面についている汚れなどをきれいに洗い流します。洗浄をしっかりやらないと汚れの上に塗料を塗ることになるのですぐに剥がれるなど不具合につながてしまいます。
まずは屋根塗装の様子をご紹介します。
通常屋根塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。
写真は下塗りの様子です。下塗りは塗装面と塗料の密着を高める接着剤の役割があるとそうです。細かいところは刷毛で塗る【ダメ込み】という作業で塗装します。広い面はローラーで塗装して塗り残しを防ぎます。
次に中塗りの工程です。中塗り、上塗りはトップに来る同じ塗料を使います。今回使用した塗料は関西ペイントのダイナミックルーフです。塗膜に紫外線が当たると塗料の中にラジカルという塗膜を劣化させる成分が発生します。塗料の分子を分解して白い粉上の汚れが浮いてくるチョーキングにつながります。ダイナミックルーフはこのラジカルの発生を抑制して塗膜劣化の進行を遅らせる塗料です。通常のシリコン樹脂塗料よりも長持ちします。
最後に上塗りです。
塗装の3工程、下塗りは屋根材の強化と屋根愛と塗料の密着を高めるための塗装です。中塗りは塗料の持つラジカル抑制や遮熱性、防汚性などの機能を塗るための塗装、上塗りは機能とともに色やツヤを出す塗装です。
外壁の工事に移ります。
最初にサイディングボードとボードのジョイント部分の目地に打たれているシーリングを打ち替えます。シーリングははじめペースト状ですが乾くとゴム状になる防水材で、塗膜と同じく紫外線や風雨で劣化します。防水材なので劣化するとそこから水が入って外壁に不具合が生じます。定期的なメンテナンスが必要です。
まず古いシーリングを撤去します。両端にカッターを入れると簡単に撤去することができます。
そのあと目地の両端にマスキングテープを貼ってこの後打つシーリング材のはみだしを防ぎ、シーリングの下塗りのプライマーを塗布します。塗装と同じくシーリング材の密着を高めるための塗料です。
専用の注入用のガンでシーリング材を注入し、へらで平らに均します。先ほど張ったマスキングテープがここで効いてきます。シーリング材が乾く前に素早くマスキングテープをはがして、シーリング打ち替えは終了です。
次に外壁塗装の様子ですが、先に軒天の塗装を行います。軒天とは屋根の出の裏側のことです。軒天は水分を排出するところなので、透湿性のある塗料を塗ります。今回使用した塗料は関西ペイントのワイドグリップトいう浸透性のある水性塗料です。軒天は塗装面が下を向いているのでどうしても塗料が垂れてきてしまいます。垂れた塗料で外壁を汚してもいいように外壁を塗装する前に軒天を塗装します。
外壁も屋根と同様3回塗りで仕上げます。
それぞれの工程の役割も屋根と同じです。まずは下塗りをして外壁と塗料の密着を高めます。今回の外壁材は窯業系サイディングです。窯業系サイディングは昼夜の寒暖差や夏冬の寒暖差で伸縮します。その壁材の動きに追随できる弾力性のある下塗りを使用します。使用した塗料は関西ペイントのRSサーフという弾性のある塗料です。
次に中塗りです。
屋根と同じく塗料の持つ機能を塗装する工程です。
使用した塗料は関西ペイントのRSシルバーグロスSi、屋根と同じくラジカルの発生を抑制するシリコン樹脂塗料です。
最後に上塗りです。
機能と色つやを塗る工程です。今回は一部違う色を塗ってワンポイントアクセントのあるデザインにしました。外壁の色は一度塗ってしまうとやり直しがききません。塗装する前に納得のいく色を選ぶ必要があります。合わせてこのようなデザイン性のある塗装も可能ですので、工事前の色決めの打ち合わせは時間をかけて行わせていただきます。必要があれば施工前の写真に塗装予定の色をのせるイメージ画像をお作りします。それを参考に色をお決めください。
外壁塗装をする場合、給湯器や計器類、窓、木曽以外はすべて塗装します。写真は左から破風(はふ)幕板、霧除け(きりよけ)です。破風と霧除けは金属性なので屋根と同じ塗料、幕板は外壁と同じ窯業系なので外壁用の塗料を塗装します。パーツごと適正な塗料をチョイスして塗装していきます。
バルコニーの防水塗装も劣化していたので塗り替えておきました。劣化が激しいと防水層を作り直さなければなりませんが、そこまで傷んでいなかったので、防水塗料の塗り替えで済んでいます。
バルコニーの手すりの上場(笠木 かさぎ)もジョイント部分のシーリングを打ち替えて塗装しています。水が入りやすいところなので防水は必須のところです。
今回行った屋根、外壁塗装工事の費用の概算が上記になります。太陽光パネルの設置は含まれていません。ご自宅の塗装工事の費用の目安にしていただければと思います。
街の屋根やさん松本諏訪平店では屋根や外壁の点検、調査、お見積りは無料で行っています。屋根、外壁にお困りごと、お悩み事、不安、不満をお持ちの方、一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。
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〇この現場の岡谷市ってこんな街
戦前の製糸工業から戦後精密工業へと移っていったものづくりの人口4.8万人の都市が岡谷市です。
諏訪湖のほとりに位置していて全国有数のつつじの名所として知られている鶴嶺公園はじめたくさんの自然に囲まれています。
また、ウナギの町岡谷としても知られています
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