2025.12.16
2025年12月16日 更新 松本市で行った屋根カバー工法の施工事例を5選ご紹介します。今屋根のメンテナンスは塗装からカバー工法に移ってきています。特にアスベスト規制が強化され20年以上前のスレート屋根は事実上塗装はできなくなりました。今回はスレート、トタン、波型スレートをカバー…
屋根は、日々の生活の中で最も見えにくい場所のひとつです。
だからこそ、多くの方は“築年数”を手がかりに不安を感じ始めます。
今回ご相談いただいた松本市のお客様もまさにその状態で、
「築30年になるし、一度しっかり見てもらったほうがいい気がして…」
と無料診断をご依頼くださいました。
屋根に上がってみると、コロニアル屋根に現れやすい劣化がいくつも確認され、塗装ではフォローしきれない段階に達していることがわかりました。
この記事では、
✔ なぜ塗装が難しかったのか
✔ どうしてカバー工法が最適だったのか
✔ 築30年で屋根がどう変化するのか
を、女性スタッフの目線でやさしく、丁寧にお伝えします。
お客様が抱えていたのは、屋根を覗き込んだわけでも、何か異変を感じたわけでもありませんでした。
ただ、築30年という数字だけが、心のどこかで引っ掛かっていたそうです。
スレート(コロニアル)屋根の場合、
・防水塗膜の寿命は15〜20年
・屋根材そのものの寿命は20〜30年
と言われています。
つまり、築30年は劣化が一気に表面化する“節目”でもあるのです。
現場に伺い屋根に上がると、
塗膜剥離・小口のコケ・ひび割れ・基材露出と、いくつかの症状が重なっており、塗装で元気を取り戻させるのは難しい状態。
ここから、丁寧な調査がスタートしました。
屋根の形状は、四方向に勾配がつく端正な方形屋根。
どの方向からも均一に紫外線を受けるため、美しさの反面、劣化の進行も均一になりやすい特徴があります。
今回も北・南・東・西、すべての面で同じような劣化が見られ、「どこかだけが悪い」のではなく、屋根全体が寿命を迎えている状態でした。
スレート屋根の防水性を守っているのは、表面の塗膜です。
しかしその塗膜が粉を吹いたように剥がれ、セメント基材が露出していました。
スレートはセメント製のため、本来は防水性がありません。
塗膜がなくなると、
・雨水を吸い込む
・夜に凍る
・昼に溶ける
この“凍害サイクル”で急速に劣化が進みます。
松本市は寒暖差が大きいため、この現象が特に起こりやすい地域です。
屋根材の表面には細かい割れや欠けが点在していました。
割れは一見小さくても、
・水が入る
・内部から劣化する
・割れが広がる
という連鎖で屋根材全体が弱っていきます。
築30年を超えるスレートはアスベストを含む年代でもあるため、割れてしまった部分の扱いにも注意が必要です。
スレート屋根の断面、小口にコケがしっかり根付いていました。
ここは塗膜が薄い部分で、特に吸水しやすい場所。
コケが生えるということは、
・水を含み続けている
・乾燥しきれない
・内部劣化が進んでいる
という明確なサインです。
小口からスレートが崩れるケースは、現場経験の中でもよく見られる典型的な劣化パターンです。
屋根全体を見ても、
・塗膜剥離
・セメント露出
・多数のひび割れ
・小口の吸水
が顕著で、表面だけの補修では内部劣化を止められない状態でした。
さらに、
20〜30年が寿命のスレート材であること
塗膜が密着しないほど劣化していること
アスベスト封じ込めの観点が必要であること
から、塗装では根本解決に至らないと判断しました。
客様には、屋根の写真を一緒に見ながら丁寧に現状をご説明しました。
そのうえで、
既存屋根の上に新しい金属屋根を重ね張りする「カバー工法」
をご提案。
スレートの撤去が不要でコストを抑えられる
アスベストを飛散させず封じ込められる
工期が短く在宅負担が少ない
ガルバリウム鋼板で耐久性が一気に向上
松本市の寒暖差に強い
屋根全体を安全に長く守るため、今回の現場では“最善の選択”となりました。
築30年を迎えるスレート屋根は、表面が無事に見えていても内部劣化が進んでいるケースが多くあります。
特に松本市は寒暖差が激しく、凍害が起きやすいため、状態確認がとても重要です。
今回の診断では、
・塗膜剥離
・基材露出
・割れ
・小口のコケ
と複数の劣化が重なり、塗装では十分に延命できない状態でした。
カバー工法は、費用・耐久性・安全性のバランスに優れた選択肢。
「自分の屋根もそろそろかも…」
そんな不安があれば、まずは無料診断をご利用ください。
他のスレート屋根の現地調査 はコチラ>>
【松本市化粧スレート屋根現地調査4選:あなたの屋根に当てはまる劣化症状があるかも】
屋根の状態が自分では全く見えないので、築30年という数字だけが不安でした。
診断では写真を見ながら丁寧に説明していただき、塗装が難しい理由もよく理解できました。
カバー工法の提案も“なぜそれが最適なのか”をしっかり説明してもらえたので安心して任せられます。
工事が楽しみになりました。
松本市のように寒暖差が大きい地域では、スレート屋根の劣化が早く進行する傾向があります。
今回の屋根は、長期的に安心していただくためにもカバー工法が最も適した選択だと感じました。
工事に向けて引き続き丁寧にサポートさせていただきます。
松本市は、標高が高く、冬の冷え込みが非常に厳しい地域です。
加えて、昼夜の寒暖差が大きいため、スレート屋根にとっては“凍害が起きやすい条件”が揃っています。
スレート屋根は吸水すると、
水 → 氷 → 水 → 氷
という膨張と収縮を繰り返し、内部から劣化していきます。
一方、ガルバリウム鋼板は寒暖差に強く、軽量で建物への負担も少ないことから、松本市との相性は抜群。
カバー工法で採用される理由も、地域特性を踏まえると納得できるはずです。
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