2025年10月20日

こんにちは。「街の屋根やさん松本諏訪平店」です。
今回は、茅野市玉川で行った瓦屋根葺き替え工事の“初日”の様子をご紹介します。
長年の風雪に耐えた瓦屋根を軽量金属屋根へとリフォームすることで、耐震性の向上や雨漏りリスクの軽減につながります。
本記事では、瓦をおろすところから下地の補強、防水シート（ルーフィング）施工までを、現場スタッフの目線で丁寧にお伝えします。

🧱 仮設足場を組み安全確保からスタート

現場は茅野市玉川の閑静な住宅街。クレーン車の搬入が難しいため、まずはしっかりとした仮設足場を設置しました。
足場は職人の安全を守るだけでなく、屋根材や工具をスムーズに運ぶための大切な作業スペースでもあります。
高所作業では風の影響も大きいため、職人同士が声を掛け合いながら慎重に進めます。

🪶 瓦おろし作業｜重さ約60kg/㎡の瓦を一枚ずつ撤去

瓦屋根の特徴は、その重さ。1㎡あたり約60kgにもなるため、建物への負担が大きくなります。
まずは一枚ずつ丁寧に瓦を取り外し、下に落とさないよう慎重に運びます。
勾配（こうばい）の急な屋根でも、熟練の職人は軽やかに動き、屋根の上を舞うように瓦を扱います。
撤去した瓦は地上のスタッフがすぐに片付け、次の工程に備えます。

🪜 瓦桟（かわらさん）撤去｜瓦を支える細い木材の正体

瓦を固定していた細い木材「瓦桟（かわらさん）」もすべて撤去します。
この桟木は瓦を引っ掛けるための大切な部材で、年月が経つと劣化して割れやすくなります。
全てを取り除くことで、次の合板（野地板）施工に備えた“まっさらな状態”の屋根が現れました。

🔍 既存ルーフィングの状態を確認｜劣化が雨漏りの原因に

屋根の防水を担う「ルーフィング（防水シート）」は、約35年前のものでした。
ところどころ破れが見られ、雨水が入り込んでいた形跡も…。
屋根の上にどんなに立派な瓦をのせても、このシートが劣化していれば意味がありません。
屋根リフォームでは、**“見えない下地をやり直す”**ことが最も重要なんです。

🪚 野地板（のじいた）張り｜屋根の骨格を強くする下地

新しい合板を張る工程です。厚さ1.2cmの構造用合板を使い、下地の垂木に合わせて釘で固定します。
ここで使用する工具が「フィニッシャー」と呼ばれる自動釘打ち機。
一定の圧力で正確に打ち込めるため、施工精度が高く仕上がりも美しくなります。
この作業で屋根の強度が格段にアップし、地震にも強い屋根構造になります。

🌧️ 防水シート（ルーフィング）敷設｜家を守る“最後の砦”

野地板が張り終わったら、雨が降っても安心なように防水シートを敷いていきます。
今回使用したのは「チャンピオンルーフィング」。手でちぎれないほど強度があり、耐久性・耐熱性・防水性能に優れた製品です。
このシートを隙間なく重ね貼りすることで、屋根からの雨漏りを完全にブロックします。
この段階までで、初日の作業は終了です。雨が降っても家をしっかり守れる状態まで仕上がりました。

【まとめ】

瓦屋根の葺き替え初日は、撤去から下地、防水まで“屋根の命”をつくる大切な工程です。
見た目の美しさよりも、まずは中身（下地）を整えることが耐久性アップの鍵になります。
瓦屋根の重さによる耐震不安や雨漏りでお困りの方は、ぜひ当店にご相談ください。
経験豊富な職人が現地を丁寧に調査し、最適な屋根リフォームをご提案いたします。

【お客様の声＋担当者よりひとこと】

🗣️ お客様の声
「屋根の葺き替えは大掛かりで不安でしたが、毎日の進捗を写真で説明してもらえて安心しました。
瓦をおろしてからの下地の状態を見せてもらった時、“やってよかった”と実感しました。」

👷‍♂️ 担当者より
屋根の下地は普段見えない部分だからこそ、しっかり直すことが大切です。
今回は初日で防水まで終えられたため、翌日の施工もスムーズでした。
茅野市エリアは積雪や寒暖差が大きいので、ルーフィング選びも重要なポイントです。

【地域コラム：茅野市玉川の魅力】

茅野市玉川は、八ヶ岳の麓に広がる自然豊かなエリア。
夏は避暑地として人気が高く、春は桜並木、秋は紅葉ドライブが楽しめます。
地元の「尖石縄文考古館」や「蓼科高原芸術の森公園」など、歴史と自然の調和が美しいまちです。
当店では、こうした茅野の気候や風土を熟知した屋根・外壁のご提案を行っています。

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