2026.06.22
劣化したセメント瓦屋根をガルバリウム鋼板へ葺き替えました 「蔵の壁は自分で塗り替えたけれど、屋根に上るのは危険なのでお願いしたい」 このようなご相談を松本市のお客様よりいただきました。 現地調査を行うと、築50年以上経過したセメント瓦は塗膜がほとんどなくなり、屋根材そのものが雨水…

今回のお客様は、室内で生活している中で天井の雨染みに気付き、不安になってお問い合わせくださいました。
屋根は普段ほとんど見ることができないため、「本当に屋根が原因なのか」「修理だけで直るのか」と心配されていたそうです。
雨漏りは放置すると建物内部まで傷みが広がる可能性があるため、まずは原因を正確に調べることが重要です。





安曇野市にお住まいのお客様より、
「天井に雨染みが出てきて心配で…」
とご相談をいただきました。
現地調査を行ったところ、雨染みの真上にあるセメント瓦が割れており、その隙間から侵入した雨水によって防水紙(ルーフィング)も劣化している可能性が高い状態でした。
築40年ということもあり、既存のセメント瓦はすでに製造が終了しており、部分的な差し替えができません。
そのため今回は部分補修ではなく、野地板・防水紙・屋根材をすべて新しくする屋根葺き替え工事をご提案しました。
次のような症状がある場合は、屋根から雨漏りが始まっている可能性があります。
□ 天井や壁紙に雨染みがある
□ セメント瓦が割れている
□ 築30年以上経過している
□ 屋根を一度も点検したことがない
□ 雨が降るたびに心配になる
一つでも当てはまる方は、早めの点検をおすすめします。
屋根へ上がって調査したところ、雨染みが確認された天井の真上にあるセメント瓦が大きく割れていました。
この割れた瓦から雨水が侵入し、防水紙まで水が回っている可能性が高い状態でした。
さらに築40年が経過したセメント瓦は全体的に経年劣化が進んでおり、今後も別の場所で割れが発生する可能性が十分考えられます。
今回印象的だったのは、雨漏りしていた天井の真上にある瓦が実際に割れていたことです。
室内の雨染みと屋根の破損位置が一致しており、雨漏りの原因を明確に特定できました。
このような原因の特定は、実際に現地調査を行わなければ分からない重要なポイントです。
このまま放置すると、雨漏りは止まらないだけでなく、野地板や建物の構造材まで傷めてしまう恐れがあります。
「割れた瓦だけ交換すれば良いのでは?」
このようなご質問をいただくことがあります。
しかし今回使用されていたセメント瓦は、すでに製造が終了しているため、新しい瓦へ差し替えることができません。
仮に補修材で応急処置を行っても、築40年の屋根では他の瓦が割れる可能性も高く、雨漏りを根本的に解決することは難しいと判断しました。
今回の工事で最も重要だったのは、
「部分補修では再発リスクが高く、屋根葺き替えが唯一現実的な選択肢だった」
という点です。
屋根材だけではなく、防水紙や野地板まで新しくすることで、雨漏りの原因を根本から解消できると判断しました。
このように「修理できるか」ではなく、「これから先も安心して暮らせるか」という視点でご提案することを大切にしています。
今回採用したのは、月星商事株式会社の**MSタフワイド(SGL鋼板)**です。
SGL鋼板は従来のガルバリウム鋼板より耐久性の向上が期待できる屋根材で、軽量でありながら高い耐候性を備えています。
また、今回のお住まいでは約2,300枚、総重量約7,000kgあったセメント瓦を撤去し、新しい屋根は下地を含めても約1,000kg弱まで軽量化できました。
雨漏りの解消だけでなく、建物全体の荷重を大きく減らせたことも今回の大きなメリットです。
お客様にも、調査内容や工事の必要性を写真でご説明したところ、
「原因がよく分かり、安心してお願いできました。」
とご納得いただき、工事をご依頼いただきました。
最初に確認したのは、お客様が心配されていた天井の雨染みです。
天井に雨染みが現れているということは、屋根材だけでなく防水紙(ルーフィング)を通り越して建物内部まで雨水が到達している可能性があります。
私たちはまず雨染みの位置を確認し、その真上にあたる屋根を重点的に調査しました。
雨漏りは「シミができた場所」と「原因の場所」が必ずしも一致するとは限りません。しかし今回は、天井の雨染みと割れたセメント瓦の位置が一致しており、原因を特定することができました。
屋根工事では、やみくもに修理するのではなく、原因を正確に突き止めることが何より重要です。
屋根へ上がると、天井の雨染みがあった真上のセメント瓦が割れていました。
築40年が経過したセメント瓦は経年劣化によって強度が低下し、衝撃や凍結・融解の繰り返しで割れてしまうことがあります。
さらに撤去後に確認すると、既存のルーフィングは破れて劣化が進んでおり、長年雨水が入り込んでいたことが分かりました。
瓦だけでなく、その下の防水紙まで傷んでいないかを確認することが重要です。
今回も「瓦だけ交換」では雨漏りは解決できない状態でした。
新しい屋根材には、月星商事株式会社のMSタフワイドを採用しました。
SGL鋼板は従来のガルバリウム鋼板より耐食性の向上が期待できる屋根材です。
安曇野市は冬の寒さや積雪、夏の強い日差しなど屋根への負担が大きい地域です。
そのため、耐久性と軽量性のバランスが良いMSタフワイドは今回のお住まいに適した屋根材と判断しました。
また、軽量化によって建物への負担を大きく軽減できることも採用理由の一つです。
まずは既存のセメント瓦を一枚ずつ丁寧に撤去しました。
今回撤去した瓦は約2,300枚、総重量は約7,000kgにもなります。
これだけの重量物を安全に屋根から降ろすには、職人4人が連携しながら慎重に作業を進めました。
瓦を落としたり建物を傷付けたりしないよう、安全管理を徹底しながら作業を行いました。
この工程は完成すると見えなくなりますが、葺き替え工事では最も体力と時間を要する重要な工程の一つです。
瓦を固定していた桟木もすべて撤去しました。
桟木(さんぎ)とは?
瓦を引っ掛けて固定するための細長い木材です。
桟木を残したままでは新しい屋根材を正しく施工できないため、屋根面を一度まっさらな状態に戻します。
この工程を丁寧に行うことで、次に施工する野地板や防水紙をしっかり施工できます。
屋根材を撤去した後は、細かな瓦の破片やホコリまで丁寧に清掃しました。
ゴミが残ったまま野地板を施工すると、下地との間に隙間ができる場合があります。
私たちは「見えなくなる部分ほど丁寧に」を心掛け、一つひとつの工程を確実に進めています。
新しい下地として12mm構造用合板を全面に施工しました。
野地板は屋根全体を支える土台です。
今回のように築40年のお住まいでは、下地も新しくすることで屋根全体の耐久性を高められます。
屋根材だけ新しくしても、下地が弱ければ長持ちしません。
見えない部分への投資こそ、長持ちする屋根づくりにつながります。
野地板の上には軟質弾性プラスチックルーフィングを施工しました。
この防水紙は屋根材の下で建物を守る「最後の砦」です。
今回撤去した既存ルーフィングは破れてボロボロになっていました。
だからこそ、新しい高耐久ルーフィングへ交換することが雨漏り再発防止には欠かせませんでした。
屋根材よりも、防水紙の寿命が屋根全体の寿命を左右するケースも少なくありません。
下地が完成したら、MSタフワイドを一枚ずつ施工していきます。
屋根材の重なりや固定方法を確認しながら、雨水が侵入しないよう丁寧に施工しました。
SGL鋼板は耐久性だけでなく軽量性にも優れているため、今回の工事では約7,000kgあった屋根が下地を含めても約1,000kg弱まで軽量化されています。
雨漏り解消だけでなく、建物への負担軽減という大きなメリットも得られました。
施工完了後は屋根全体を確認し、傷や汚れ、足跡が残っていないか細かくチェックします。
最後まで責任を持って品質確認を行い、お客様へ安心してお引渡ししました。
割れていたセメント瓦と劣化した防水紙をすべて新しくしたことで、雨漏りの不安は大きく解消されました。
さらに、約7,000kgあった屋根は約1,000kg弱まで軽量化され、建物への負担も大幅に軽減しています。
お客様からは、
「写真を見ながら丁寧に説明してもらえたので安心してお願いできました。屋根もすっきりして、本当にお願いして良かったです。」
という嬉しいお言葉をいただきました。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 工事内容 | セメント瓦屋根葺き替え |
| 使用屋根材 | MSタフワイド(SGL鋼板) |
| 工事費用 | 132万円(税込) |
| 工期 | 7日間 |
| 補助金 | なし |
築30年以上のセメント瓦屋根では、塗装だけでは解決できない劣化が進んでいる場合があります。
特にセメント瓦は現在製造終了となっている製品が多く、割れてしまうと部分交換ができないケースも少なくありません。
また、雨漏りは屋根材だけでなく、その下のルーフィングまで傷んでいることもあります。
見た目だけでは判断できないため、まずは現地調査で原因を正確に特定することが重要です。
セメント瓦とは?
セメントを主原料として作られた屋根材です。現在は製造が終了しており、割れた場合に同じ瓦へ差し替えできないケースが増えています。
今回の工事で最も重要だったのは、「部分補修ではなく葺き替えが必要」という判断でした。
撤去後に確認した既存ルーフィングは予想以上に劣化が進んでおり、結果として早めにご相談いただけたことが建物を守ることにつながりました。
セメント瓦は現在製造終了しているものが多く、雨漏りが起きてからでは選択肢が限られるケースもあります。
築30年以上経過したセメント瓦屋根にお住まいの方は、雨漏りがなくても一度点検を受けることをおすすめします。
□ 築30年以上のセメント瓦屋根にお住まいの方
□ 天井に雨染みがある方
□ セメント瓦が割れている方
□ 雨漏りの原因を知りたい方
□ 葺き替えが必要か専門家に相談したい方
イトウ住建では、お住まいの状態を丁寧に調査し、修理・カバー工法・葺き替えの中から本当に必要な工事だけをご提案しています。お気軽にご相談ください。
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