2026.09.14
2026年9月14日 更新 屋根塗装のご相談から始まった築約40年のトタン屋根調査 街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。 上伊那郡辰野町のお客様から「屋根の塗膜が剥がれてきたので、一度見てほしい」とご相談をいただき、現地調査に伺いました。 建物は築約40年、屋根は…

お客様が屋根のメンテナンスを考え始めたきっかけは、築20年という経過年数と、屋根材が数か所割れていることでした。
「そろそろ屋根のメンテナンス時期ではないか」と考え、インターネットで屋根工事業者を検索し、街の屋根やさん松本諏訪平店へお問い合わせいただきました。
スレート屋根は、築年数だけを見て工事方法を決めることはできません。
表面の塗膜が劣化しているだけなのか、屋根材そのものに割れなどが生じているのかによって、塗装で維持するか、カバー工法などで屋根全体を改修するかの判断も変わってきます。





諏訪市の築20年になるパナホーム住宅で、屋根のメンテナンス時期が気になり、さらにスレートが数か所割れていることからご相談をいただきました。
調査すると、屋根には塗膜が剥がれて素地が露出している部分や複数の割れを確認。
今後も住み続ける住宅であることも踏まえ、今回は塗装ではなく、天然石コーティング金属屋根「メリッサ」による屋根カバー工法をご提案しました。
街の屋根やさん松本諏訪平店は、長野県塩尻市のイトウ住建が運営しています。
今回の工事は、諏訪市の築約20年のパナホーム住宅で行ったスレート屋根のカバー工法です。
現地調査では、スレート表面の塗膜の剥がれや素地の露出、複数箇所の割れを確認しました。
塗装では屋根材そのものの割れは改善できないため、既存スレートを残し、新しい防水シートと天然石コーティングの金属屋根材**「メリッサ」**を重ねるカバー工法をご提案しました。
施工面積は約162㎡、工事費用は約250万円(税込)、工期は約10日間です。
※工事費用は今回の施工事例です。屋根の面積・形状・下地の状態・付帯工事などによって費用は異なります。
屋根を確認すると、スレート表面の塗膜が剥がれて素地が露出している部分があり、屋根材そのものにも数か所の割れが確認できました。
塗膜の劣化だけであれば、屋根材や下地の状態によっては塗装によるメンテナンスを検討できる場合があります。
しかし今回は、表面の塗膜だけでなくスレート自体にも複数の損傷が見られたことを重視しました。
塗装は割れた屋根材そのものを新しくする工事ではないため、今後も住み続けることを考えて屋根全体の改修方法を検討しました。
今回の工事で最も重要だったのは、「築20年だからカバー工法」と決めたのではなく、スレート屋根の現在の状態を見て塗装以外の方法を検討したことです。
現地調査では、
が確認できました。
屋根塗装は、既存屋根材の表面を保護し、塗膜の機能を回復させるためのメンテナンスです。
一方で、塗装によって割れたスレートそのものが元の状態に戻るわけではありません。
部分的な補修で対応できる程度なのか、それとも屋根全体を改修したほうがよい状態なのかを見極める必要があります。
今回は築約20年が経過し、複数箇所に屋根材の傷みが確認されたこと、さらにお客様が今後もこの住宅に住み続ける予定であることから、既存スレートを残して新しい屋根を施工するカバー工法をご提案しました。
スレート屋根を全面的に改修する方法には、カバー工法だけでなく、既存屋根材を撤去して新しい屋根へ交換する葺き替え工事もあります。
今回は既存屋根を残したまま新しい屋根を施工できる状態と判断できたため、既存スレートを撤去する葺き替えではなくカバー工法を選択しました。
カバー工法であれば、既存スレートの撤去・処分を抑えながら、新しい防水シートと屋根材で屋根全体を改修できます。
ただし、下地の傷みが大きい場合などは、カバー工法ではなく葺き替えが適しているケースもあります。
「スレートだからカバー工法」と一律に判断するのではなく、既存屋根や下地の状態を確認したうえで選ぶことが大切です。
今回のカバー工法には、天然石を表面にコーティングしたジンカリウム鋼板屋根材**「メリッサ」**を採用しました。
金属屋根は軽量でカバー工法にも使用しやすい一方、「雨音が気になるのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
メリッサは金属表面に天然石粒を施した屋根材で、石粒の凹凸によって雨粒が金属面へ直接強く当たりにくくなるため、一般的な平滑な金属屋根と比べて雨音を抑える効果が期待できます。
今回のお客様はこれからも住み続ける予定だったため、単に傷んだ屋根を覆うだけでなく、今後の耐久性や住み心地まで考えて屋根材を選択しました。
同じ諏訪市のスレート屋根でも、劣化状態や築年数によってカバー工法を選んだ理由は異なります。
→【諏訪市の屋根カバー工法施工事例5選|スレート屋根のリフォーム事例を紹介】
では、ほかの実例と工事を選んだ理由も比較できます。
今回の工事では既存スレートを撤去せず、不要になる板金などを取り外したうえで、新しい防水シートと屋根材を施工します。
さらに今回は、屋根だけでなくパナホーム住宅の換気塔に使われていた窯業系サイディングの傷みも確認しました。
屋根から換気塔まで、雨水の影響を受ける部分を一緒に改修していきます。
カバー工法を始める前に、既存スレートに取り付けられていた雪止めと屋根頂部の棟板金を撤去しました。
カバー工法では既存スレートを残しますが、新しい屋根材をできるだけ平らな状態で施工するため、施工の妨げになる部材は先に取り外します。
既存屋根をすべて解体する工事ではなく、残せる部分は残し、新しい屋根を施工するために必要な部分を撤去するのがカバー工法の特徴です。
既存スレートの上に、軟質弾性プラスチックルーフィング「チャンピオンルーフィング」を敷設します。
**ルーフィングとは、屋根材の下で雨水の浸入を防ぐ防水シートです。
**屋根は表面の屋根材だけで雨を防いでいるわけではなく、その下にある防水層も重要です。
今回は板金の切れ端をパッキン状に使用して釘で固定しながら施工。
既存屋根の上に新しい防水層を形成してから、屋根材の施工へ進みます。
新しい防水層の上から、天然石コーティングのジンカリウム鋼板屋根材「メリッサ」を施工していきます。
メリッサは軽量な金属を基材とし、その表面に天然石粒を施した屋根材です。
既存スレートを撤去せず屋根を重ねるカバー工法では、新たに加わる屋根の重量を抑えられることも重要なポイントになります。
天然石粒によって金属面へ雨粒が直接当たりにくく、一般的な平滑な金属屋根と比べ、雨音の軽減も期待できます。
屋根材を施工した後、屋根の頂部に棟板金を取り付けます。今回は棟板金を固定する下地として樹脂製の胴縁を使用しました。
棟は雨や風の影響を受けやすく、板金を固定する下地の状態も耐久性を左右する部分です。
木製下地は水分の影響が続くと腐食する可能性がありますが、樹脂製下地は木材のような腐朽がありません。
表面の棟板金だけでなく、それを固定する下地まで考えて施工することが重要です。

屋根工事とあわせて換気塔を確認すると、外側に使われていた窯業系サイディングが崩れている部分がありました。
そこで既存サイディングを下地として活かせる状態を確認したうえで、上から金属サイディングを重ね張りして改修しました。
屋根本体を新しくしても、屋根上にある換気塔などの取り合い部分に不具合が残れば雨水浸入につながる可能性があります。
屋根だけを見るのではなく、周辺部分も含めて確認することが大切です。
メリッサ、棟板金、換気塔などの施工が終わったら、屋根全体の最終チェックを行います。
屋根材や板金の固定状態、各部の納まりなどを確認し、施工中に出た切りくずやゴミを清掃して工事完了です。
今回の工事では、塗膜の剥がれや複数の割れがあったスレート屋根を既存のまま残し、新しい防水層とメリッサで屋根全体をカバーしました。
施工前は、築約20年が経過したスレートに塗膜の剥がれや素地の露出、複数の割れが確認されていました。
今回はその表面を再塗装するのではなく、新しい防水シートと天然石コーティング金属屋根材「メリッサ」を重ねることで、屋根全体を改修しました。
さらに、傷みが確認された換気塔も金属サイディングで改修しています。
今回の施工面積は約162㎡、工事費用は約250万円(税込)、工期は約10日間でした。
これは今回の住宅での実際の施工金額です。
屋根形状や面積、下地の状態、換気塔などの付帯工事によって必要な工事内容と費用は変わります。
今後も住み続ける住宅だからこそ、見た目を整えるだけでなく、今後の雨に備えて屋根全体を長期的に維持していくための改修となりました。
諏訪市は冬季の冷え込みが厳しく、年間を通して寒暖差もある地域です。
屋根は雨や風、紫外線、気温変化などの影響を長期間受け続けています。
そのため築20年前後になると、一度屋根の状態を確認しておくことは大切ですが、「築20年だからカバー工法が必要」と一律に判断するものではありません。
塗膜の劣化が中心で屋根材や下地の状態が良ければ塗装を検討できるケースもあります。
一方、今回のようにスレート自体に複数の割れなどが確認されれば、部分補修や塗装だけでなく、カバー工法や葺き替えも含めて検討する必要があります。
築年数は点検を考えるきっかけの一つ。
工事方法を決めるのは実際の屋根の状態です。
今回のお客様は、築20年という時期に加え、屋根材が数か所割れていることに気付き、ご相談くださいました。
現地で確認すると、塗膜の剥がれだけでなく素地の露出や複数の割れがありました。
塗装は既存屋根の表面を保護するメンテナンスですが、割れたスレートそのものを新しい屋根材に戻すことはできません。
そこで今回は、今後も住み続けることを踏まえて、既存スレートを残しながら防水層と屋根材を新しくできるカバー工法をご提案しました。
大切なのは「築20年だから何をするか」ではなく、20年経った屋根が現在どうなっているのかを確認することだと考えています。
「築20年になったけれど、そろそろ屋根工事が必要?」
「スレートが何枚か割れているけれど、塗装で大丈夫?」
「カバー工法と葺き替えのどちらが必要なのか分からない」
そんな方は、工事方法を決める前に現在の屋根を確認することをおすすめします。
街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建では、スレートの割れ・塗膜の状態・棟板金・雨漏りの兆候・下地など、確認可能な範囲を無料点検します。
工事を依頼することが決まっていなくても、「修理で済むのか」「塗装できるのか」「屋根全体の改修が必要なのか」を知るためのご相談でも構いません。
工法を決めるための点検ではなく、今の屋根に必要な工事を知るための点検から始めましょう。
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