2026.09.04
2026年9月4日 更新 屋根材が大きく剥がれた塩尻市下西条の住宅を調査しました こんにちは。街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。 今回は塩尻市下西条のお客様から、 「屋根材が剥がれてしまったので見てほしい」 とご相談をいただき、現地調査へ伺いました。 屋根へ上っ…
「屋根の塗膜が剥がれてきたので、一度見てほしい」とご相談をいただき、上伊那郡辰野町のお客様宅へ現地調査に伺いました。
屋根に上がった直後は「塗装でメンテナンスできそうだ」という印象でした。
しかし、屋根全体を詳しく調査すると、塗膜の密着力が失われ、塗装本来の耐久性を期待できる状態ではないことが分かりました。
屋根のメンテナンスで大切なのは、「塗装できるか」ではなく「塗装しても長持ちするか」を見極めることです。
今回は、塗装ではなくカバー工法をご提案した理由と、その判断基準について詳しくご紹介します。
| 項目 | 内容 |
| 調査場所 | 上伊那郡辰野町 |
| 建物 | 戸建住宅 |
| 築年数 | 約40年 |
| 屋根材 | トタン屋根(金属屋根) |
| 屋根面積 | 約100㎡ |
| ご相談内容 | 屋根の塗膜剥がれ |
| 調査結果 | 塗膜の密着力低下・サビの進行を確認 |
| ご提案 | 屋根カバー工法 |
最初に屋根全体を確認したところ、大きな穴あきや著しい変形は見られず、一見すると通常の塗装工事でメンテナンスできそうな印象を受けました。
しかし、屋根は一部分だけを見て判断することはできません。
特に築30年以上経過したトタン屋根や金属屋根では、見た目以上に塗膜や下地が劣化しているケースも少なくありません。
そのため、今回も屋根全体を歩きながら、塗膜の状態やサビの進行状況、板金の傷み具合などを細かく確認していきました。
詳しく調査すると、屋根全体のさまざまな場所で塗膜が剥がれていることが確認できました。
トタン屋根は、表面の塗膜によって鋼板を紫外線や雨水から守っています。
しかし塗膜が剥がれてしまうと、金属が直接雨風にさらされるため、サビが発生しやすくなります。
今回も、日当たりが良い面や雨風の影響を受けやすい部分ほど塗膜の劣化が進んでいました。
この段階では「塗装ができるか」ではなく、「塗装して長期間性能を維持できるか」という視点で調査を進めます。
さらに塗膜の状態を確認するため、実際に触診を行いました。
すると、塗膜は手で軽く触れただけでペリペリと簡単に剥がれてしまいました。
これは塗膜が下地にしっかり密着しておらず、本来の役割を果たせなくなっている状態です。
このまま新しい塗料を塗っても、古い塗膜ごと剥がれてしまう可能性が高く、期待する耐久年数まで持たない恐れがあります。
屋根塗装では「どの塗料を使うか」も重要ですが、それ以上に「塗料を支える下地が健全であること」が長持ちするための条件です。
この時点で、今回の屋根は「塗装できない屋根」ではなく、「塗装しても長持ちしない可能性が高い屋根」だと判断しました。
そのため、塗装ではなくカバー工法を前提に、さらにサビや腐食の状況を詳しく調査しました。
塗膜の状態だけでなく、屋根全体を確認すると、軽い赤サビから腐食が始まっている部分まで、さまざまな劣化が見られました。
トタン屋根や金属屋根は、塗膜が健全な間は雨水や紫外線から鋼板を守ることができます。
しかし、塗膜が剥がれると金属が直接雨風にさらされるため、サビが急速に進行します。
初期のサビであれば塗装による保護が可能な場合もありますが、腐食が始まっている部分は鋼板自体が傷み始めているため、塗装だけでは根本的な改善はできません。
このまま放置すると腐食がさらに進み、穴あきや雨漏りにつながる可能性もあるため、早めの対策が必要な状態でした。
今回の現地調査で最も重要だった判断は、
**「塗装ができるか」ではなく、「塗装しても長持ちするか」**でした。
実は今回の屋根は、理論上は塗装することも可能です。
しかし、それは**「塗装できる」というだけで、「塗装した方が良い屋根」という意味ではありません。**
調査では、塗膜が手で簡単に剥がれるほど密着力が低下しており、さらに各所でサビや腐食も確認されました。
この状態で塗装を行うには、まず密着していない古い塗膜をできる限り除去し、腐食部分を補修したうえで下地を整える必要があります。
また、剥がした塗膜が飛散しないよう養生や清掃にも時間と費用がかかります。
つまり、**今回の工事で費用がかかるのは塗装そのものではなく、「塗装できる状態まで屋根を戻す作業」**なのです。
一方、カバー工法は既存の屋根を撤去せず、その上から新しい金属屋根を施工するため、劣化した塗膜をすべて剥がす必要がありません。
今回の屋根では、下地調整まで含めた塗装工事とカバー工法を比較すると、概算費用は大きく変わりませんでした。
それであれば、耐久性が高く、今後長期間安心して暮らせるカバー工法をご提案する方がお客様にとってメリットが大きいと判断しました。
屋根工事は「一番安い方法」を選ぶことではなく、将来まで含めて最も費用対効果が高い方法を選ぶことが大切です。
| 比較項目 | 塗装 | カバー工法(今回ご提案 |
| 初期費用 | 〇 | △ |
| 下地調整費 | 大きくかかる | 最小限 |
| 今回の屋根との相性 | △ | ◎ |
| 耐久性 | 下地の状態に左右される | 約25~35年 |
| 将来のメンテナンス | 再塗装が早まる可能性 | 長期間安心 |
今回はトタン屋根のカバー工法をご提案しました。
理由は、「塗装ができないから」ではありません。
塗装を行っても、本来期待できる耐久性を十分に発揮できない可能性が高かったためです。
一方、カバー工法であれば既存の屋根をしっかり保護しながら新しい金属屋根で覆うことができるため、紫外線や雨風から屋根を長期間守ることができます。
初期費用だけを見るのではなく、これから20年、30年先まで安心して暮らしていただけることを考え、今回はカバー工法をご提案しました。
辰野町は雪が比較的少ない地域ですが、冬は氷点下まで冷え込む寒冷地です。
また、夏は強い紫外線を受けるため、屋根は一年を通して厳しい環境にさらされています。
こうした寒暖差や紫外線の影響を受け続けることで、塗膜は少しずつ劣化し、防水性能が低下していきます。
特に築30年以上経過したトタン屋根や金属屋根では、見た目はきれいでも塗膜の密着力が低下しているケースも少なくありません。
屋根を長持ちさせるためには、「まだ大丈夫」と思っているタイミングで点検を受けることが、結果的に工事費用を抑える近道になります。
今回の調査では、屋根に上がった直後は「塗装で対応できそうだ」と感じました。
しかし、詳しく調査を進めると、見た目では分からない塗膜の密着力低下やサビの進行が確認できました。
築30年以上経過したトタン屋根では、今回のように見た目以上に劣化が進んでいることも少なくありません。
屋根は早めにメンテナンスを行えば、比較的費用を抑えられる塗装で済むケースも多くあります。
だからこそ、「まだ大丈夫かな」と思ったタイミングで点検を受けることが、住まいを長持ちさせる一番のポイントです。
屋根は一度劣化が進んでしまうと、比較的費用を抑えられる塗装では対応できず、カバー工法や葺き替えが必要になることがあります。
反対に、早めの点検で屋根の状態を正しく把握できれば、将来の工事規模やメンテナンス費用を抑えられる可能性があります。
「まだ塗装で間に合うのか知りたい」
「カバー工法が必要かだけ判断してほしい」
そんなご相談だけでも大歓迎です。
私たちは工事を前提にご提案するのではなく、お住まいの状態を正しく診断し、その屋根にとって最適なメンテナンス方法をご提案しています。
まずは無料点検で、現在の屋根の状態を確認してみませんか。
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