2025.11.07
2025年11月7日 更新 🪄屋根点検で見えた“滑る屋根”の危険性とメンテナンスの大切さこんにちは、街の屋根やさん松本諏訪平店です。今回は塩尻市峰原で行った、金属屋根の塗装前現地調査の様子をご紹介します。屋根は普段見えない場所ですが、劣化は確実に進行してお…
屋根塗装は、既存の屋根材に新しい塗膜を形成して「防水性」や「美観」を回復させるメンテナンス方法です。
松本市・塩尻市・安曇野市のような寒冷地では、紫外線や凍結による劣化が進みやすく、10〜15年ごとの塗り替えが推奨されています。
塗装を行うことで、
・雨水の浸入を防ぐ
・色あせやチョーキングを防止
・屋根材の寿命を延ばす
といった効果が得られます。
ただし、屋根の状態によっては「塗装では直らないケース」もあります。
防水性能の回復
塗膜が劣化すると雨水を吸いやすくなります。塗り替えにより再び撥水性を取り戻します。
美観の向上
色あせた屋根を新品同様に。塗料によっては遮熱・断熱効果も得られます。
遮熱・断熱効果の向上
近年は遮熱塗料が主流。屋根表面温度を10℃以上下げる効果もあります。
コストを抑えたメンテナンス
カバー工法や葺き替えに比べて、塗装は最も費用を抑えられる手段です(30坪住宅で約60〜90万円が目安)。
次のような状態の場合、塗装しても効果が長持ちしない、または施工できない場合があります。
・屋根材が割れている、欠けている
・屋根材の反りや浮きが多い
・下地(野地板)が傷んでいる
・過去に2回以上塗装をしていて塗膜が剥離している
・雨漏りがすでに発生している
こうした場合は、塗装よりも屋根カバー工法や葺き替え工事のほうが長期的に安全で経済的です。
→ 「屋根カバー工法とは?寒冷地で人気の理由と費用目安」も併せてご覧ください。
再塗装を行う場合、旧塗膜の状態が重要です。
劣化が進んでいると、上から塗っても密着せず、数年で剥がれてしまうことがあります。
塗り替えの際は、必ず「高圧洗浄 → 下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り」の5工程を丁寧に行うことが大切です。
また、スレート屋根の場合、塗料が縁を塞いでしまうと雨水の逃げ場がなくなり、雨漏りの原因になることも。
「縁切り(タスペーサー)」という専用部材を入れて通気性を確保するのがポイントです。
・シリコン塗料:耐用年数10〜12年、コスパ重視の方におすすめ
・フッ素塗料:耐用年数15年以上、高耐久でメンテナンス回数を減らせる
・遮熱塗料:夏の室温上昇を抑え、省エネ効果あり
街の屋根やさん松本諏訪平店では、寒冷地に適した高耐候塗料を採用しています。
→ 「スレート屋根の再塗装は何回できる?塗装寿命の目安」も参考にどうぞ。
長野県中信地域では、冬季の寒暖差や凍結により塗膜の収縮が激しくなります。
そのため、以下の施工対策が重要です。
・塗装は気温5℃以上の日に実施する
・下塗りで吸い込みを抑え、密着性を高める
・遮熱塗料や断熱塗料を併用して結露を防ぐ
こうした対策により、寒冷地でも長持ちする塗装が可能になります。
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