2025.11.09
横暖ルーフとは? 横暖ルーフとは、金属屋根の内部に断熱材を一体化した高性能屋根材で、「軽い・静か・暖かい」がそろった寒冷地向けの屋根として高い人気を誇ります。メーカーはニチハ株式会社で、正式名称は「横暖ルーフαプレミアムS」など。ガルバリウム鋼板に断熱材(硬質ウレタン…
「屋根の色褪せや苔が気になってきた」「そろそろ何か対策が必要なのでは…」
スレート屋根にお住まいの方から、よくいただくご相談です。
特に塩尻市は冬の冷え込みが厳しく、
スレート表面が凍って → 日中に溶けて → 夜にまた凍る
という 凍結融解サイクル により屋根材が痛みやすい地域です。
今回お問い合わせいただいたお客様も、
「見た目が古くなってきただけでなく、将来的な雨漏りが不安」ということで、
調査のご連絡をいただきました。
点検の結果、屋根下地の構造はまだ健全でしたので、
既存屋根を残したまま新しい屋根材を重ねる 屋根カバー工法 をご提案。
選ばれたのは、天然石コーティングジンカリウム鋼板「メリッサ」。
雪が落ちにくく、上質な雰囲気が出る人気の屋根材です。
それでは、実際の施工の様子を順番に見ていきましょう。
スレート屋根は軽量で住宅に多く使われている屋根材ですが、
耐久を維持するためには10~15年ごとの塗装が必要です。
塩尻市周辺では、気温差・紫外線・雪解け水の影響で劣化が早まることがあります。
今回のお客様宅では、
・色褪せ
・表面の細かなクラック(ひび)
・北面の苔の付着
が見られ、防水性が低下している状態でした。
このまま放置すると、雨水が内部へ染みこみ、下地の劣化につながります。
「まだ雨漏りはしていない今の段階」でご相談いただけたことは、
とても良いタイミングでした。
今回は チャンピオンルーフィング(軟質弾性プラスチックルーフィング) を採用。
・低温でも硬くなりにくい
・動きに追従し、破れにくい
ため、昼夜の寒暖差が大きい長野県に適した防水材です。
「どの屋根材を使うか」だけでなく、
「どのルーフィングを使うか」で耐久年数は大きく変わります。
メリッサは、
ガルバリウム鋼板の表面に天然石チップを焼き付けコーティングした屋根材です。
メリッサの大きな特長
| 特長 | 効果 |
|---|---|
| 表面の石が雨音を吸収 | 室内が静かに → |
| 落ち着いた住環境へ | |
| 紫外線に強く色あせしにくい | 長期間きれいさが続く |
| 熱を伝えにくい構造 | 夏涼しく・冬あたたかい |
| 雪が一気に落ちにくい | 玄関前の落雪事故防止に最適 |
家の印象が「ぐっと上品に」変わります。
こちらの建物は パナホーム(旧ナショナル住宅)特有の“煙突型換気塔” が設置されていました。
パナホーム住宅の換気塔は、構造上一見「煙突」に見える形をしていますが、
実際には 屋根内部の換気と排気をまとめて行うための特殊形状。
この部分は雨仕舞い(=雨水の逃がし方)が一般住宅と異なり、
防水処理の知識と経験が必要なポイントです。
今回は、
・防水立ち上げの高さ確保
・二重防水テープ
・専用板金で雨返しを構成
といった パナホーム仕様に合わせた施工で仕上げました。
トップライト(天窓)は、屋根の中でも最も水が集まりやすい場所。
ここは 下から→横→上の順番で防水層を重ね、雨水が“逆流しない構造”を作ります。
さらに、メリッサ専用の水返し部材を併用し、
長期間雨漏りの不安が出ないよう丁寧に納めました。
スレート屋根は一見まだ大丈夫そうに見えても、
劣化が進むと防水性が低下し、雨漏りにつながる可能性があります。
しかし、「雨漏りしてから」では、内部の修繕に費用がかかってしまいます。
今回のように、
下地が健全なうちに屋根カバー工法へ切り替えることができたケースは、
長期的にみてもベストな選択です。
メリッサは、
・雪が落ちにくい
・騒音を抑えられる
・断熱性が向上する
など、塩尻市の気候に合った性能を持っています。
「そろそろ屋根を見てもらおうかな…」
そんなタイミングで大丈夫ですので、
お気軽にご相談くださいね。
屋根の色あせが気になっていましたが、ここまで印象が変わるとは思いませんでした。
工事前の説明も丁寧で、毎日の作業工程も分かりやすく報告してくれたので安心感がありました。
冬の落雪が心配だったのですが、今では玄関まわりがとても安全で、外に出る時のストレスが減りました。
屋根は普段見えにくい部分だからこそ、気づいた頃には劣化が進んでいるケースも少なくありません。
今回のお客様は「まだ雨漏りしていない今」の段階でご相談いただき、屋根材選びもじっくりと検討くださいました。
メリッサは、塩尻や松本・諏訪・安曇野といった寒冷地に非常に相性の良い屋根材です。
特に「雪が落ちにくいこと」や「室内温度の安定」に喜んでいただけることが多いです。
今後も季節ごとの点検で、長く安心して暮らせるお住まいをサポートさせていただきます。
塩尻市は標高が高く、内陸性気候で寒暖差が大きい地域です。
冬は凍結、夏は強い日差しと屋根に掛かる負担は年間を通して大きくなります。
特にスレート屋根は水分を吸収しやすいため、
凍結 → 膨張 → ひび割れ
といったダメージが蓄積しやすい特徴があります。
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と思っていても、
屋根の内部では水分がじわじわと入り込んでいることも。
塩尻市・松本市・安曇野市・諏訪地域など、
寒さの厳しい地域では、10~15年に一度の屋根点検がとても大切です。
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