2026.09.28
棟板金が飛んだことで屋根全体の状態を詳しく調査しました 「庭に棟板金が落ちていた」「板金だけ直せば大丈夫だろうか」と不安になっていませんか。 今回は、インターネット検索で街の屋根やさん松本諏訪平店を見つけていただいた松本市のお客様から、棟板金が飛散したとのご相談をいただきました。…
こんにちは。街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。
今回は安曇野市豊科で、築20年以上経過したスレート屋根の現地調査を行いました。
きっかけは、屋根の汚れや経年劣化が目立ってきたことでした。
スレート屋根のメンテナンスというと、まず「塗装」を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、屋根材の状態によっては塗装だけでは十分ではなく、カバー工法や葺き替えを検討したほうがよい場合もあります。
そこで今回は、「何を施工するか」を先に決めるのではなく、現在の屋根がどの工法に適した状態なのかという視点で調査しました。
ポイント: 屋根の見た目だけで工法を決めず、屋根材の傷み方を確認してメンテナンス方法を検討します。
まずは屋根全体の状態を確認しました。
スレート表面は経年によって色あせ、塗膜の劣化が進んでいました。
スレートは表面の塗膜によって屋根材を保護しているため、塗膜が劣化してきた場合には再塗装を検討します。
ただし、ここで重要なのは、「色あせているから塗装すればいい」とすぐに判断しないことです。
屋根材そのものに割れや大きな傷みが少なければ塗装で維持できる可能性がありますが、劣化が進んでいる場合には別の工法を検討する必要があります。
そのため、表面の状態だけでなくスレート一枚一枚を確認していきました。
屋根を近くで確認すると、スレートにひび割れが発生していました。
塗装は屋根材の表面を保護する工事ですが、傷んだスレートそのものを新しい屋根材に戻す工事ではありません。
ひび割れが少数で屋根材全体の状態が良ければ、必要な補修を行ってから塗装できるケースもあります。
一方、割れや欠けが複数に広がっている場合には、塗装後も屋根材自体の劣化が進む可能性があるため、カバー工法や葺き替えも選択肢になります。
今回も、塗膜の状態だけではなくひび割れの数や広がり方を含めて工法を判断する必要がある状態でした。
屋根の頂部にある棟板金では、固定している釘の浮きが複数確認できました。
釘が浮いてくると棟板金の固定力が低下し、状態によっては強風時に板金が動いたり、浮いたりする原因になる可能性があります。
ただし、釘が浮いているからといって、それだけで屋根全体をカバー工法や葺き替えにするわけではありません。
棟板金については、板金そのものだけでなく固定状態なども確認し、屋根材の劣化状況と合わせて必要な補修方法を考えます。
屋根のメンテナンスは、スレート表面だけを見て決めるものではありません。
軒先付近ではコケの発生も確認できました。
コケは日当たりや風通しなどの条件によって発生しやすさが異なり、塗膜の劣化が進んだ屋根で見られることがあります。
今回も屋根全面がまったく同じ状態ではありませんでした。
そのため、一部分の写真だけで判断せず、屋根面ごとの状態を確認することも現地調査では重要です。
ここまでの調査で、塗膜の劣化だけでなく、スレートのひび割れや棟板金の釘浮きなどが確認できました。
ここから重要になるのが、**「では、どの工法が適しているのか」**という判断です。
大きく分けると、
があります。
どの方法が適しているかは、築年数だけでは決まりません。
屋根材の割れや傷み方、既存屋根を残して施工できる状態なのかなどを確認し、それぞれの住宅に合った方法を検討することが大切です。
今回の安曇野市豊科の屋根についても、この3つの工法を踏まえて今後のメンテナンス方法を検討しました。
今回の安曇野市豊科の屋根では、塗膜の劣化に加えて、スレートのひび割れやコケ、棟板金を固定する釘の浮きなどが確認できました。
こうした状態では、単純に「色あせているから塗装」と決めるのではなく、これから何年くらい屋根を維持したいのかも含めて工法を検討することが大切です。
塗装で維持できる状態であれば塗装、既存のスレートを残して改修できる場合にはカバー工法、既存屋根を撤去する必要がある場合には葺き替えというように、屋根の状態によって選択肢が変わります。
今回も現地調査の結果をご説明し、それぞれの工法の違いを踏まえて今後のメンテナンス方法をご検討いただくことになりました。
塗装
カバー工法
葺き替え
ポイント: 最も高額な工事が最も良い工事とは限りません。現在の屋根の状態と今後の維持計画を踏まえて、適した工法を選ぶことが大切です。
スレートのひび割れやコケを見ると、「このままでは雨漏りするのでは?」と心配になる方もいらっしゃいます。
ただし、屋根表面の劣化だけを見て雨漏りの有無や原因を断定することはできません。
スレート屋根は、屋根材だけで雨水の浸入を防いでいるわけではなく、その下に施工された防水シートなども含めた構造で建物を雨から守っています。
そのため雨漏りが疑われる場合には、屋根表面の割れだけで原因を決めつけず、雨染みの位置や屋根の納まりなども含めて確認する必要があります。
また、屋根塗装そのものは雨漏りを直すための工事ではありません。
雨漏りが発生している場合は、まず原因を確認し、そのうえで必要な補修や改修方法を検討します。
安曇野市は冬季に気温が下がる地域で、住宅の立地によっては日当たりや周辺の樹木など、屋根が乾きやすいかどうかにも差があります。
今回の屋根でも、軒先を中心にコケの発生が確認できました。
こうした地域・立地条件も参考にしながら、イトウ住建では現在確認できる劣化と今後の維持方法を合わせて考えるようにしています。
「築20年以上だから、この工事」と一律に決めるのではなく、実際の屋根を確認することが工法選びの第一歩です。
屋根の色あせやコケが目立ってくると、「そろそろ塗装かな」と考える方は多いと思います。
しかし、スレートにひび割れなどがある場合には、塗装・カバー工法・葺き替えのどれが現在の屋根に合っているのかを先に確認することが大切です。
イトウ住建では、最初から工法を決めるのではなく、確認できる範囲で屋根の状態を点検したうえでメンテナンス方法をご案内します。
「塗装を勧められたけれど、本当に塗装で大丈夫?」
「カバー工法と葺き替えのどちらが必要?」
という段階でも構いません。
安曇野市・豊科周辺でスレート屋根のメンテナンスに迷っている方は、イトウ住建の無料点検・無料診断をご利用ください。
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