2025.10.25
2025年10月25日 更新 「屋根の色褪せや苔が気になってきた」「そろそろ何か対策が必要なのでは…」スレート屋根にお住まいの方から、よくいただくご相談です。 特に塩尻市は冬の冷え込みが厳しく、スレート表面が凍って → 日中に溶けて → 夜にまた…
「また屋根の塗装が剥がれてきた…これ以上塗っても大丈夫?」
岡谷市では、こうしたトタン屋根の再塗装トラブルが非常に多く見られます。
冬の冷え込みや雪解け水による結露、夏の強い日差しによって、金属屋根の塗膜(とまく)が繰り返し劣化してしまうためです。
今回は、岡谷市川岸で築32年の住宅を調査した事例です。
過去に3度塗装しても剥がれが再発していたため、「塗装ではなく部分的にカバー工法を採用」し、再発を防ぐ耐久リフォームを実現しました。
お施主様は「これまで3回塗装したけれど、また剥がれてきた」とご相談くださいました。
前回の塗装は約10年前。業者に依頼して施工されたとのことでした。
屋根に上がって状態を確認したところ、
南側の一部は塗膜が残り、見た目は良好
北側・軒先部分は塗膜が完全に剥がれ、下地のトタンが露出
サビが広がり始めている箇所も複数
このように「良い部分」と「悪い部分」が混在している状態でした。
部分塗装では、数年以内にまた別の箇所が剥がれるリスクがあるため、再塗装は非推奨と判断しました。
こちらは屋根表面の塗膜が完全に剥がれた部分です。
トタンは本来、塗膜で雨水から守られていますが、金属が露出すると酸化が始まり、サビが進行します。
放置するとサビ穴や雨漏りの原因になるため、再塗装ではなく新しい屋根材で覆うカバー工法が有効です。
ケレン(旧塗膜を削る作業)をしても、周囲との境目から再剥離が起きやすく、短期間での再発が懸念されました。
全体を見渡すと、遠目にはまだ塗装が残っているように見えますが、近づくと細かな剥がれと赤サビが点在していました。
サビは表面よりも下層で進行していることが多く、塗装をしても内部の劣化までは止められません。
岡谷市のように冬場の凍結(とうけつ)と融解を繰り返す地域では、塗膜の割れや剥離が再発しやすく、長期的な耐久性の面でカバー工法が有利といえます。
屋根の一部は塗膜が重なりすぎており、厚くなった塗料層がひび割れていました。
金属屋根は昼夜の温度差によって膨張と収縮を繰り返すため、塗膜が厚すぎると追従できずに割れてしまいます。
また、塗膜が多層化すると下地まで塗料が届かず、防錆(ぼうせい)性能が発揮されません。
こうした状態では再塗装よりも、上から新しい屋根材を重ねるカバー工法のほうが合理的です。
「カバー工法(かばーこうほう)」とは、既存の屋根を撤去せずに、
その上に合板(ごうはん)→防水シート→新しい金属屋根材を重ねて施工する方法です。
主なメリット:
葺き替えに比べて工期が短い(約2〜3日)
廃材処分費が不要で費用を抑えられる
雨漏りリスクを低減し、長持ちする屋根に
一方で、屋根下地(野地板)が腐食している場合は施工が難しいため、正確な現地調査が欠かせません。
イトウ住建では、外装劣化診断士・建築施工管理技士が屋根の構造を確認し、最適な修繕方法を提案します。
岡谷市のように寒暖差が大きく、積雪や霜が多い地域では、金属屋根の塗膜剥がれは避けられません。
「また塗れば直る」と繰り返すより、屋根の劣化度に合わせた施工方法を選ぶことが、長期的に見て一番経済的です。
イトウ住建では、
塗装/葺き替え/カバーの3プラン比較見積
現場に合わせた最適修繕提案
を行っています。
お客様より
「もう塗装してもダメだろうと思っていましたが、
部分カバーで費用も抑えられて見た目もすっかりきれいになりました。」
担当:山下より
現場を拝見すると、すべてを直す必要があるわけではなく、
“悪い部分だけをしっかり直す”ことで十分長持ちするケースも多いです。
岡谷市の気候を熟知したプロが、最適な修繕をご提案します。
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