2025.10.28
2025年10月28日 更新 こんにちは、街の屋根やさん松本諏訪平店です。今回は岡谷市の積水ハウスにお住まいのお客様から「屋根と外壁の塗り替えを検討している」とのご相談をいただきました。以前、同じ町内のご親戚宅で工事を担当した際の仕上がりを気に入っていただき、ご紹介を通じてのご依…
「3年前に塗装したばかりなのに、もう剥がれてきた…」
そんなご相談を、茅野市のS様からいただきました。
屋根の塗装は本来10年ほど持つはずですが、今回はわずか数年で塗膜がボロボロに。
原因を調べてみると、前回の塗装工事に施工ミスがあったことが判明しました。
下地処理や下塗りの不備により、密着不良を起こしていたのです。
そこで私たちは、「もう一度塗る」ではなく、**屋根全体を新しく覆う「カバー工法(重ね葺き)」**での修繕をご提案。
根本から問題を解決し、「剥がれない・錆びない・長持ちする屋根」へと生まれ変わりました。
この記事では、剥がれの原因、施工ミスの具体的内容、そしてカバー工法による正しい修繕手順を、現場写真と共に詳しくご紹介します。
屋根カバー工法とは、既存の屋根を撤去せずに上から新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
「重ね葺き」とも呼ばれ、既存の屋根材が下地として利用できる場合に有効な工法です。
既存屋根の撤去が不要なため、工期が短く・コストを抑えやすい
解体工事がないため、騒音や粉塵が少ない
屋根が二重構造になり、断熱性・防音性が向上
屋根が重くなるため、下地や構造の強度確認が必要
屋根内部の劣化が激しい場合は適用できないケースもある
今回の現場では、下地の腐食が部分的に見られましたが、補修で対応可能と判断し、カバー工法で施工しました。
下地処理の不足
サビや古い塗膜が残ったまま塗装されていたため、密着不良を起こしました。
下塗り材の不適合
金属屋根に対応していないプライマーを使用したことで、密着力が弱くなっていました。
構造劣化の見落とし
瓦棒内部の心木(しんぎ)が腐食しており、屋根材が動いて塗膜が割れてしまいました。
塗装工事では、「塗る前の準備」が最も大切。下地の状態を正確に把握せずに塗ってしまうと、短期間で剥がれるリスクが非常に高くなります。
お客様の屋根は、塗装では再発リスクが高いため、屋根カバー工法を採用。
既存の屋根を下地として活かしつつ、劣化した部分を交換・補強して新しい金属屋根を被せました。
お客様からは
「前回の塗装ではすぐ剥がれてしまって不安でしたが、これで安心して冬を迎えられます」
とのお言葉をいただきました。
今回のカバー工法で、見た目・耐久性・断熱性がすべて向上。長期保証付きで、これからも安心です。
下地調査をしてくれるか
金属専用の下塗り材を使用しているか
心木や下地材の劣化も確認しているか
保証内容が明確か
「塗るだけ」の業者ではなく、屋根全体を診断できる会社を選ぶことが大切です。
長野県茅野市は、八ヶ岳の山麓に広がる自然豊かな高原都市。白樺湖や蓼科高原など、四季折々の絶景が楽しめる観光地です。
標高が高く冬は冷え込みが厳しいため、屋根への負担も大きくなります。
特に凍結と融解の繰り返しや積雪により、塗膜の剥離や錆びが進行しやすい地域です。
そのため、塗装よりもカバー工法による長寿命化が効果的なケースも多いのです。
観光では「蓼科温泉郷」や「白樺リゾート」、季節の花が楽しめる「尖石遺跡公園」などが人気。
自然と文化が融合するこの街で、快適な住まいを守るには、地域の気候を理解した施工が不可欠です。
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