2026.09.28
棟板金が飛んだことで屋根全体の状態を詳しく調査しました 「庭に棟板金が落ちていた」「板金だけ直せば大丈夫だろうか」と不安になっていませんか。 今回は、インターネット検索で街の屋根やさん松本諏訪平店を見つけていただいた松本市のお客様から、棟板金が飛散したとのご相談をいただきました。…

お客様が屋根の状態を気にするようになったきっかけは、訪問業者から屋根について何度か指摘を受けたことでした。
屋根は地上から状態を確認しにくいため、「屋根が傷んでいる」と言われても、ご自身では判断が難しい場所です。
こうした指摘を受けた場合も、その場で工事を決める必要はありません。
まず現在の屋根がどのような状態なのかを確認し、補修・塗装・カバー工法・葺き替えなどから必要な工事を判断することが大切です。
今回は現地調査を行い、屋根の状態と今後のメンテナンスを考えてカバー工法をご提案しました。





街の屋根やさん松本諏訪平店です。
上伊那郡箕輪町で、築25年・約160㎡の化粧スレート屋根に金属屋根を重ねるカバー工法を行いました。
お客様が屋根を気にするきっかけになったのは、訪問業者から屋根について何度か指摘を受けたことです。
現地を確認し、今回は再塗装ではなく、既存スレートを残して新しい金属屋根を重ねるカバー工法をご提案しました。
使用したのは日鉄鋼板の「ニクスカラーSGL鋼板」。工事費用は200万円、工期は10日間です。
大きなドーマがある勾配の急な屋根のため、屋根足場も設置。
施工中にはケラバのカバーを外すと木製下地の腐食も確認されました。
完成後には見えなくなる部分をどう処理したのかも、実際の施工写真に沿ってご紹介します。
地域:上伊那郡箕輪町
築年数:25年
屋根面積:約160㎡
既存屋根:化粧スレート
工事内容:金属屋根カバー工法
使用屋根材:日鉄鋼板 ニクスカラーSGL鋼板
防水:チャンピオンルーフィング
工事費用:200万円
工期:10日間
製品保証:20年
ポイント:既存スレートの状態と今後の維持管理を考え、再塗装ではなく金属屋根を重ねるカバー工法を選択しました。
施工前の屋根です。
築25年が経過した化粧スレートが葺かれており、屋根には大きなドーマがあります。
このドーマがあることで屋根面の形状が複雑になり、本体を葺くだけではなく、ドーマと大屋根が接する部分や谷部分の雨仕舞が重要になる屋根です。
また勾配が急なため、今回は通常の外部足場に加えて屋根面にも足場を設置して工事を行いました。
化粧スレート屋根のメンテナンスというと、まず塗装を思い浮かべる方も多いと思います。
ただし、すべてのスレート屋根が塗装に適しているわけではありません。
今回の屋根は築25年。現地で屋根材の状態を確認し、今回だけでなく今後の維持管理まで考えた結果、再塗装ではなく金属屋根を重ねるカバー工法をご提案しました。
カバー工法なら既存の化粧スレートを基本的に残したまま、その上から防水紙と新しい金属屋根を施工できます。
「築25年だからカバー工法」と年数だけで決めたわけではなく、実際の屋根を確認したうえでの判断です。
ここからカバー工法の施工に入ります。
既存の化粧スレートは撤去せず、そのまま新しい屋根の下に残します。
一方、新しい屋根を施工する際に干渉する雪止めや棟板金などは撤去します。
既存屋根をすべて解体しないことが、葺き替え工事との大きな違いです。
必要な部分だけを撤去し、新しい防水紙と金属屋根を施工できる状態にしていきます。
屋根端部にある既存のケラバカバーも撤去しました。
カバーを外すと、中に使われていた木製の下地に腐食が確認できました。
こうした部分は完成後には見えません。
しかし、傷んだ下地をそのまま利用すると、新しく取り付ける部材を十分に固定できない可能性があります。
カバー工法は既存屋根を残す工事ですが、何も確認せずそのまま上から覆うわけではありません。
今回のように施工途中で確認できる下地については状態を見ながら必要な処置を行います。
不要な部材を撤去したら、既存の化粧スレートの上へ新しい防水紙「チャンピオンルーフィング」を施工します。
屋根カバー工法では、新しい金属屋根材だけでなく、その下に施工する防水紙も重要です。
万一、屋根材の内側へ雨水が入った場合に、建物内部への浸入を防ぐ二次防水を担います。
既存屋根の上から新しい防水層をつくり、その上へ金属屋根を施工する。この二重構造がカバー工法の基本になります。
防水紙の施工後、軒先にスターターと呼ばれる部材を取り付けます。
スターターは、最初の金属屋根材を納めるための部材です。
屋根本体をきれいに仕上げるためにも、最初の基準となる軒先の納まりを正確につくる必要があります。
ここから日鉄鋼板「ニクスカラーSGL鋼板」を軒先から棟方向へ葺き上げていきます。
スターターの取り付けが終わったら、新しい金属屋根材を施工します。
今回使用したのは、日鉄鋼板の「ニクスカラーSGL鋼板」です。
軒先から棟へ向かって一枚ずつ葺き上げ、屋根の形状に合わせて加工しながら施工していきます。
既存の化粧スレートを撤去せず、その上に防水紙と新しい金属屋根を施工することで、新たな屋根をつくっていきます。
今回の屋根で特に注意して施工したのが、大きなドーマまわりです。
ドーマとは、屋根面から立ち上がるように設けられた部分で、大屋根との接合部や谷部分など、複数の部材が取り合う箇所ができます。
屋根本体をきれいに葺くだけでは十分ではありません。
こうした形状の変化する部分で雨水をどのように流すのかを考え、下地・防水紙・板金を順番に納めていくことが重要です。
ドーマまわりにも防水紙を施工します。
屋根面がぶつかる取り合い部分は、雨水が集まりやすい箇所です。
そのため、仕上げとなる板金だけに防水を頼るのではなく、その下にもルーフィングを施工して防水層をつくります。
完成後には見えなくなる部分ですが、こうした下地側の雨仕舞が屋根を長く維持するうえで重要です。
ドーマと大屋根の間にできる谷部分には、谷板金を取り付けました。
今回の施工では、この谷板金を上から下まで一枚物で納めています。
谷は左右の屋根面から流れてきた雨水が集まる場所です。
途中に不要な継ぎ目を設けず、一枚の板金で軒先方向へ雨水を流せるように施工しました。
今回のようなドーマのある複雑な屋根では、仕上がった屋根材だけでなく、このような雨水の通り道をどうつくるかが重要な施工ポイントです。
屋根本体を葺き上げたら、棟を仕上げていきます。
棟板金の下地には、木製ではなく樹脂製のヌキを使用しました。
前半でご紹介した既存ケラバでは、カバーを外した際に木製下地の腐食が確認されています。
新しい棟下地には水分の影響を受けにくい樹脂製部材を使用し、その上から棟板金を取り付けます。
樹脂製の下地へ棟板金を取り付け、パッキン付きのビスで固定していきます。
棟は屋根の頂部にあり、風雨の影響を受けやすい部分です。
そのため、板金そのものだけでなく、下地と固定方法まで確認しながら施工する必要があります。
カバー工法では新しい屋根材の耐久性に目が向きやすいですが、棟や谷などの役物をどのように納めるかも重要です。
棟板金まで施工して、約160㎡の屋根カバー工事が完成しました。
既存の化粧スレートは撤去せず、その上にチャンピオンルーフィングとニクスカラーSGL鋼板を施工しています。
今回の屋根は大きなドーマがあるため、単純な屋根面だけの施工ではありませんでした。
ドーマとの取り合い、防水紙、谷板金、棟下地など、完成すると見えにくい部分まで屋根の形状に合わせて納めています。
今回の工事は屋根面積約160㎡、費用200万円、工期10日間でした。
工事内容には、既存雪止め・棟板金などの撤去、防水紙、ニクスカラーSGL鋼板、雪止め、ドーマ・谷部分の板金、棟板金などの施工が含まれています。
また、今回は勾配が急な屋根のため、屋根足場も必要でした。
カバー工法の費用は屋根面積だけではなく、勾配や屋根形状、ドーマ・谷の有無、足場条件などでも変わります。
今回の200万円は、築25年・約160㎡というこの住宅の施工条件での費用です。
既存屋根を撤去しないカバー工法には、解体する範囲を抑えられるという特徴があります。
ただし、すべての化粧スレート屋根に施工できるわけではありません。
既存屋根やその下地に大きな問題がある場合などは、既存屋根を撤去する葺き替えを検討したほうがよいケースもあります。
また、屋根の状態によっては塗装や部分補修が選択肢になることもあります。
「築○年だからカバー工法」と決めるのではなく、現在の屋根を確認して工事方法を選ぶことが大切です。
今回の屋根は大きなドーマがあり、勾配も急な形状でした。
特に注意したのは、大屋根とドーマの取り合いや谷部分です。
谷には雨水が集まるため、ルーフィングを施工したうえで、谷板金を上から下まで一枚物で納めました。
また、既存ケラバのカバーを外すと木製下地の腐食も確認できました。
カバー工法だから既存屋根をすべて隠してしまうのではなく、施工中に確認できる部分もしっかり見ながら工事を進めることが大切です。
訪問業者から「屋根が傷んでいる」と言われたり、築年数が経過して今後のメンテナンスに迷ったりしても、最初から塗装やカバー工法に決める必要はありません。
イトウ住建では、箕輪町をはじめ上伊那地域でも屋根工事に対応しています。
無料点検では確認可能な範囲で既存屋根の状態を調査し、補修や塗装で対応できるのか、カバー工法・葺き替えを検討したほうがよいのかをご説明します。
化粧スレートの色あせや傷み、棟板金、屋根のメンテナンス方法などが気になる方は、街の屋根やさん松本諏訪平店へお気軽に無料点検・無料相談をご利用ください。
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