2026.08.24
2026年8月24日 更新 瓦を撤去して初めて分かった破風板の腐食をその場で補修 松本市中央にある築約90年の住宅で進めている屋根葺き替え工事です。 古い瓦を撤去して野地板を施工する段階で、事前の確認では見えなかった破風板の腐食が見つかりました。 そのまま新しい屋根で覆うのではな…

施工前の屋根には、モニエル瓦の割れや欠けが何箇所も確認できました。
中には欠けた破片がなくなっている部分もあり、そのまま放置するのは避けたい状態でした。
モニエル瓦はセメントを主原料とする屋根材の一種で、日本モニエル株式会社が製造・販売していた製品です。
現在は製造されていないため、割れた瓦を同じ製品へ交換することが難しいという問題があります。
今回も築約30年が経過していたため、今ある破損箇所だけではなく、これから先の補修まで考えて改修方法を検討しました。





「街の屋根やさん松本諏訪平店」は、長野県塩尻市のイトウ住建が運営しています。
今回は安曇野市で、築約30年のモニエル瓦を天然石付きジンカリウム鋼板**「メリッサ」**へ葺き替えた施工事例をご紹介します。
屋根を確認すると、モニエル瓦には割れや欠けが複数箇所あり、破片がなくなっているところも確認できました。
モニエル瓦は現在製造されていないため、同じ瓦を用意して差し替えることが難しい場合があります。
そこで今回は、傷んだ瓦だけを補修し続けるのではなく、今後の維持管理まで考えて屋根全体を金属屋根へ葺き替えることになりました。
モニエル瓦だから必ず葺き替えが必要というわけではありません。
今回は複数の割れや欠けがあり、製造終了によって同じ瓦を使った補修が難しいことから、将来の維持管理まで考えて金属屋根への葺き替えを選んだ事例です。
今回の判断で重要なのは、「モニエル瓦だから葺き替え」ではないことです。
モニエル瓦でも状態が良ければ、適切な下地処理を行ったうえで塗装によるメンテナンスを検討できる場合があります。
一方、今回の屋根では複数の割れや欠けがあり、製造終了によって同じ瓦を使った差し替えも難しい状態でした。
そこで今後も部分補修を繰り返すより、既存瓦を撤去して防水層・下地も確認できる葺き替え工事を選択しました。
これは今回の事例で一番伝えたい判断ポイントです。
既存のモニエル瓦と瓦桟を撤去すると、その下にある野地板を直接確認できます。
今回の屋根では、野地板が痩せて板同士に隙間ができている箇所も確認されました。
葺き替え工事では表面の屋根材を新しくするだけでなく、普段は見ることのできない下地の状態を確認し、必要な部分を整えてから新しい屋根を施工できます。
この後、12mm厚の構造用合板を施工して新しい屋根下地をつくっていきます。
今回で、安曇野市の屋根葺き替え施工事例5選の5事例が揃います。
同じ瓦から金属屋根への葺き替えでも、工事を選んだ理由はそれぞれ異なります。
今回の事例は、**「製造終了したモニエル瓦に割れや欠けが出たとき、今後どう維持するか」**というケースです。
葺き替え工事は、既存のモニエル瓦を撤去するところから始めます。
今回は約154㎡ある屋根の瓦を順番に撤去し、その下にある瓦桟や防水シート、野地板の状態を確認していきました。
葺き替えでは屋根材をすべて撤去するため、普段は見えない下地まで確認できることも特徴です。
モニエル瓦を撤去した後は、瓦を固定していた瓦桟も取り外します。
屋根材を撤去すると、野地板には経年による痩せがあり、板と板の間に隙間ができている部分も確認できました。
表面から見えていた瓦の割れ・欠けだけでなく、その下にある屋根下地の状態も確認しながら工事を進めます。
既存の野地板の上から、12mm厚の構造用合板を施工します。
新しい金属屋根を安定して施工するためには、屋根材だけを交換するのではなく、その下にある下地を適切な状態に整えることが重要です。
屋根全面に構造用合板を張り、新しい屋根を施工するための下地をつくりました。
構造用合板の上には、新しい防水シート(ルーフィング)を施工します。
防水シートは、屋根材の内側へ入った雨水を建物内部へ浸入させないための二次防水を担います。
軒先側から棟方向へ重ねながら施工し、屋根全面に新しい防水層をつくります。
今回は通常の葺き替え工程に加えて、遮熱シートも施工しました。
お客様から「夏場に2階が暑い」というお悩みを伺っていたため、屋根工事と合わせて採用したものです。
遮熱シートはすべての葺き替え工事で必要になるものではありません。
今回は屋根の劣化だけでなく、お客様が実際に感じていた暑さにも対応するために追加した工程です。
下地・防水層・遮熱シートを施工した後、新しい屋根材となる天然石付きジンカリウム鋼板「メリッサ」を葺いていきます。
屋根面の形状に合わせて一枚ずつ施工し、軒先や屋根の端部なども専用部材で納めていきます。
重量のあるモニエル瓦から軽量な金属屋根へ変更することで、建物上部の重量負担を減らせることも今回の葺き替えのメリットです。
屋根面のメリッサを施工した後は、棟などの役物を取り付けて仕上げます。
棟は複数の屋根面が接する部分のため、屋根材だけでなく下地や板金の納まりを確認しながら施工します。
これですべての屋根面がメリッサへ変わり、モニエル瓦から金属屋根への葺き替えが完成です。
約154㎡あったモニエル瓦を撤去し、天然石付きジンカリウム鋼板「メリッサ」へ葺き替えました。
今回の工事では屋根材を交換しただけでなく、野地板の状態を確認して構造用合板を施工し、防水シートも新しくしています。
さらに、お客様のお悩みに合わせて遮熱シートも追加しました。
工事費用はハブ記事の施工データで約210万円(足場含む)です。
製造終了したモニエル瓦に複数の割れや欠けが見られる状況から、今後も部分補修を繰り返すのではなく、将来の維持管理まで考えて屋根全体を改修した事例となりました。
モニエル瓦だからといって、すべての屋根で葺き替えが必要なわけではありません。
割れや欠けが少なく屋根材の状態が良ければ、適切な下地処理を行ったうえで塗装によるメンテナンスを検討できる場合もあります。
一方、今回の屋根では複数の割れ・欠けがあり、同じ製品による差し替えが難しいという問題がありました。
そのため、
「今直せるか」だけでなく、「これから同じような破損が出たときにどう維持していくか」
まで考えて、金属屋根への葺き替えを選択しています。
これが今回の施工事例で最も重要な判断ポイントです。
モニエル瓦に割れや欠けが見つかったからといって、最初から葺き替えと決める必要はありません。
イトウ住建では、確認可能な範囲から瓦の破損状況・屋根全体の状態・今後の補修方法を確認し、塗装や部分補修で維持できるのか、葺き替えまで検討したほうがよいのかを判断します。
特に製造終了した屋根材は、現在の劣化だけでなく今後交換用の部材を確保できるかも維持管理を考えるポイントです。
安曇野市でモニエル瓦の割れ・欠けや、金属屋根への葺き替えをご検討の方は、街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建へご相談ください。
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