2026.08.03
2026年8月3日 更新 屋根修理は「一番安い工事」を選ぶより「家に合った工事」を選ぶことが大切です 「屋根修理はいくらかかるの?」「屋根塗装とカバー工法ではどちらが安いの?」「できるだけ費用を抑えたい。」 このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。 結論からお伝えす…

今回のお客様のお住まいでは、これまでにも雨漏りの補修が行われていました。
しかし、雨漏りは一か所だけが原因とは限りません。
屋根材の劣化だけでなく、防水シートの寿命や壁際の納まり、排水経路など、複数の要因が重なって発生するケースも少なくありません。
そのため今回は、傷んだ部分だけを補修するのではなく、屋根全体を新しくする葺き替え工事をご提案しました。
表面だけを新しくするのではなく、見えない部分から施工をやり直すことで、長期的な安心につながると判断したためです。





「屋根葺き替え工事」と聞くと、新しい屋根材を取り付ける工事というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
しかし、実際に長持ちする屋根をつくるためには、屋根材を施工する前の工程がとても重要です。
今回ご紹介するのは、塩尻市で行ったセメント瓦屋根からガルバリウム鋼板「KNルーフ」への葺き替え工事です。
この現場では、長年悩まされていた雨漏りを根本から改善するため、防水・雨仕舞・排水・仕上げまで、一つひとつの工程を丁寧に積み重ねました。
この記事では、その工事全体を振り返りながら、「なぜこの施工が長持ちする屋根につながるのか」を分かりやすくご紹介します。
| 項目 | 内容 |
| 施工場所 | 塩尻市 |
| 工事内容 | セメント瓦屋根からガルバリウム鋼板「KNルーフ」への葺き替え工事 |
| 工事の目的 | 繰り返す雨漏りを根本から改善し、長持ちする屋根へ生まれ変わらせる |
| 使用材料 | ガルバリウム鋼板 KNルーフ・ルーフィング・各種板金 |
| 施工期間 | 10日間 |
| 主なポイント | 防水シート・雨仕舞・排水設計・屋根材施工を一体で行い、雨漏りしにくい構造へ改善 |
今回の工事を4回の施工レポートとしてご紹介した理由は、一つあります。
それは、屋根は一つの工程だけでは完成しないからです。
完成した屋根を見ると、目に入るのはガルバリウム鋼板の美しい仕上がりです。
しかし、その下には完成後には見えなくなる重要な工程が積み重ねられています。
今回の工事では、次の4つの工程を丁寧に施工しました。
| 工程 | 役割 |
| 第1話 | ルーフィング(防水シート)で万が一の雨水を防ぐ |
| 第2話 | 壁際の雨仕舞で雨水の侵入を防ぐ |
| 第3話 | 雨どい・排水設計で雨水を適切に流す |
| 第4話 | ガルバリウム鋼板「KNルーフ」で屋根全体を守る |
どれか一つだけ優れていても、長持ちする屋根にはなりません。
それぞれの工程が正しく施工されて初めて、安心して暮らせる屋根になります。
屋根材の下に施工するルーフィング(防水シート)は、万が一屋根材のすき間から雨水が入り込んだ場合に、建物内部への浸入を防ぐ最後の防水層です。
完成後には見えなくなる部分ですが、この工程を丁寧に施工することが屋根全体の耐久性を左右します。
私たちは、屋根を撤去したその日のうちにルーフィングまで施工し、建物を雨から守ることを徹底しました。
屋根と外壁が接する部分は、雨漏りが発生しやすい場所の一つです。
そこで重要になるのが「雨仕舞」という施工です。
板金や防水処理を適切に組み合わせ、雨水が屋根内部へ入り込まないように施工します。
完成すると見えなくなる部分ですが、この施工品質が長期的な安心につながります。
雨どいは、単に雨水を集める部材ではありません。
屋根に降った雨水を適切に排水し、外壁や基礎への負担を軽減する重要な設備です。
今回の工事では、勾配や支持金具の間隔まで確認しながら施工を行い、スムーズに排水できるよう仕上げました。
雨どいまで含めて考えることで、屋根全体の寿命を延ばすことにつながります。
最後に施工したのが、ガルバリウム鋼板「KNルーフ」です。
屋根材は見た目を美しく仕上げるだけではありません。
ルーフィングや雨仕舞など、これまで積み重ねてきた施工品質を紫外線や風雨から守る、大切な役割を担っています。
棟や壁際では屋根材を約3cm立ち上げるなど、完成後には見えなくなる部分にもこだわりながら施工しました。
完成した屋根を見ると、「新しい屋根材だから安心」と思われるかもしれません。
しかし、本当に住まいを守っているのは屋根材だけではありません。
その下には、
という4つの工程が、それぞれ役割を果たしています。
一つでも施工が不十分であれば、雨漏りや劣化の原因になる可能性があります。
だからこそ私たちは、**「見えなくなるからこそ丁寧に施工する」**ことを大切にしています。
完成した屋根の美しさだけでなく、その下に積み重ねられた施工品質こそが、長く安心して暮らせる住まいを支えています。
今回の工事で特にこだわったのが、下屋根の棟と壁際の施工です。
棟や壁際は、屋根の中でも風雨の影響を受けやすく、雨漏りが発生しやすい場所です。
そのため、屋根材を約3cm立ち上げて施工し、その上から棟板金や壁際板金を取り付けることで、雨水が内部へ侵入しにくい構造に仕上げました。
さらに、その下にはルーフィング(防水シート)や雨仕舞も施工されています。
つまり、この一枚の写真には、
という3つの施工品質が集約されています。
完成後には見えなくなりますが、この見えない部分こそが、長く安心して暮らせる屋根を支えています。
施工前の下屋根は、経年劣化や雨漏りの影響もあり、不安を抱えた状態でした。
今回の葺き替え工事では、傷んだ屋根材を交換するだけでなく、防水・雨仕舞・排水まで含めて見直したことで、屋根全体の性能が向上しています。
完成後は、ガルバリウム鋼板「KNルーフ」による美しい仕上がりはもちろん、軽量化によって建物への負担も軽減されました。
見た目が新しくなっただけではなく、「これから長く安心して暮らせる屋根」へ生まれ変わったことが、今回の工事で最も大きな成果です。
今回の葺き替え工事では、屋根材だけではなく、完成後には見えなくなる部分まで一つひとつ丁寧に施工しました。
特に重要だったポイントは次のとおりです。
どれか一つだけではなく、それぞれの工程が組み合わさることで、長持ちする屋根が完成します。
| 工法 | おすすめのケース | 特徴 |
| 部分修理 | 軽微な破損・初期の雨漏り | 費用を抑えられるが、根本原因が残る場合もある |
| カバー工法 | 既存屋根の下地が健全な場合 | 既存屋根を撤去せず施工でき、工期を短縮しやすい |
| き替え工事 | 下地や防水層まで傷んでいる場合 | 屋根全体を新しくでき、長期的な安心につながる |
工法に正解はありません。
大切なのは、建物の状態を正しく診断し、その住まいに合った方法を選ぶことです。
次のような症状が見られる場合は、一度専門業者へ相談されることをおすすめします。
✅ 雨漏りを何度修理しても再発する
✅ セメント瓦やスレート屋根を20年以上使用している
✅ 屋根材のズレや割れが気になる
✅ 雨どいから雨水があふれている
✅ 台風や大雨のたびに不安を感じる
症状が軽いうちに点検を行うことで、大規模な工事を避けられる場合もあります。
今回の工事は、それぞれの工程ごとに詳しくご紹介しています。
【第1話】
ルーフィング(防水シート)施工編
― 屋根を守る最後の防水層
【第3話】
雨どい施工編
― 排水設計が屋根の寿命を左右する理由
【第4話】
KNルーフ施工・完成編
― 見えない施工品質が完成した屋根
それぞれの記事では、写真を交えながら各工程を詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
今回の屋根葺き替え工事では、完成した屋根だけではなく、その下にある施工品質も知っていただきたいという思いから、4回に分けて工事の様子をご紹介しました。
屋根工事は、新しい屋根材を取り付ければ終わりではありません。
防水シート、雨仕舞、排水、そして屋根材。
それぞれが正しく施工されて初めて、長く安心して暮らせる屋根になります。
私たちは、これからも**「見えなくなるからこそ丁寧に施工する」**という考えを大切にし、一棟一棟責任を持って施工してまいります。
屋根の傷みや雨漏りでお困りの方、葺き替えやカバー工法でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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