2026.08.23
2026年8月23日 更新 築27年、一度も手を入れていないスレート屋根を調査しました こんにちは。街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。 今回は箕輪町で、1999年に建てられた築27年の住宅から屋根点検のご相談をいただきました。 「家を建ててから一度も屋根をメンテ…

今回のお客様は、14年前に建物のメンテナンスを行った際、屋根については補修を行っていませんでした。
現在雨漏りしているわけではありませんでしたが、築20年を迎え、
「これから先、できるだけ長期間補修をしなくてもよい屋根にしたい」
というご希望からご相談をいただきました。
そこで選択肢となったのが、既存のアスファルトシングルを生かしながら、その上から新しい屋根を施工するカバー工法です。
さらに屋根材には、天然石粒で表面を仕上げたジンカリウム鋼板「エコグラーニ」を採用しました。
別荘は一般住宅以上に、今どこが壊れているかだけでなく、次にいつメンテナンスできるかまで考えて工事方法を選ぶことが大切です。





諏訪地域の築20年の別荘で、アスファルトシングル屋根に天然石コーティングジンカリウム鋼板「エコグラーニ」を重ねるカバー工法を行いました。
雨漏りが発生していたわけではありませんが、今後できるだけ長期間安心して使える屋根にしたいというご相談です。
今回は屋根材を新しくするだけでなく、落ち葉や雪が溜まりやすい天窓、薪ストーブの煙突など、別荘特有の条件に合わせて納まりを工夫したことが大きなポイントです。
街の屋根やさん松本諏訪平店は、イトウ住建が運営しています。
この記事では、なぜカバー工法を選んだのか、そして別荘の屋根だからこそ行った施工の工夫をご紹介します。
諏訪地域にある築約20年の別荘で、約100㎡のアスファルトシングル屋根をカバー工法で改修しました。
既存屋根を撤去せずに新しい屋根を重ね、天窓周辺には雪や落ち葉が溜まりにくくなるよう納まりを工夫したことも今回のポイントです。


今回の工事で最も重要だったのは、アスファルトシングルの上にエコグラーニを施工すること自体ではありません。
この建物には、
という条件がありました。
こうした条件を考えず、屋根面だけを新しくしても、別荘の屋根改修として十分とはいえません。
現地調査の結果、今回は既存のアスファルトシングルを撤去しなければ施工できない状態ではなかったため、既存屋根を生かしたカバー工法を選択しました。
カバー工法では既存屋根の撤去量を抑えながら、その上に新しい防水層と屋根材を形成できます。
一方で、屋根下地まで大きく傷んでいる場合などは、既存屋根を残すカバー工法が適さないこともあります。
「アスファルトシングルだからカバー工法」ではなく、既存屋根や下地の状態を確認したうえで工法を選ぶことが重要です。
今回使用したのは、ディーズルーフィング社製の天然石コーティングジンカリウム鋼板「エコグラーニ」です。
お客様からは、今後できるだけ長期間補修の負担を抑えたいというご希望がありました。
さらに今回の建物は木々に囲まれた別荘です。
金属屋根でありながら表面を天然石粒で仕上げたエコグラーニは、一般的な平滑な金属屋根とは異なる質感があります。
機能面だけではなく、自然の中に建つ別荘の外観との調和も考えて屋根材を選択しました。
そして今回、現場ならではの判断が最も表れているのが天窓です。
既存の天窓上部には屋根面との段差があり、雪や落ち葉が溜まりやすい形状になっていました。
そこでイトウ住建では、この部分をそのまま復旧するのではなく、12mm厚のベニヤで下地を加工してスロープを造作しました。
その上に防水シートを施工し、さらに加工した板金で覆います。
これによって天窓上部の段差を緩やかにし、雪や落ち葉が溜まりにくい形状へ変更しました。
天窓の下側と左右にはエコグラーニ純正の改修用水切りを使用し、既存の防水と新しい防水を組み合わせて雨仕舞を整えています。
別荘の屋根工事では、屋根材そのものの耐久性だけでなく、その土地で何が屋根に溜まり、どこに水が集まりやすいのかまで考えることが重要です。
今回のカバー工法は、まさにその考え方を形にした施工事例です。
別荘の屋根工事では、
「どの屋根材が長持ちするか」だけで工事を決めるのではなく、建物と周辺環境をセットで考えることが大切です。
同じアスファルトシングル屋根でも、木々の少ない住宅地と、松や杉に囲まれた別荘では屋根が置かれる環境が異なります。
今回も現場を確認したからこそ、
落ち葉・雪・天窓・煙突
という、この別荘特有の条件が見えてきました。
これから長く使う別荘だからこそ、現在の不具合を直すだけでなく、将来どこが弱点になりそうかを考えて工事方法を決めることが重要です。

今回の施工で特に工夫したのが、天窓上部です。
既存の状態では天窓の上側に段差があり、周囲の松や杉から落ちてくる葉や、冬季の雪が溜まりやすい形になっていました。
そこで、単に天窓周囲を新しい板金で囲うだけではなく、12mm厚のベニヤを加工して下地を作り、天窓上部を斜面状のスロープに変更しました。
その上から防水シートを施工し、さらに板金を加工して覆います。
こうすることで、天窓上部にあった大きな段差を緩やかにし、雪や落ち葉が以前より溜まりにくい形状にしています。
既存と同じ形に戻すのではなく、現地で確認した弱点を今回の屋根工事に合わせて改善する。これもイトウ住建が屋根工事で大切にしている考え方です。
もう一つ、この別荘ならではの施工が薪ストーブの煙突周辺です。
煙突は屋根面を貫通しているため、その周囲には通常の屋根面とは異なる防水処理が必要になります。
既存の煙突を生かしながら、周囲の形状に合わせてエコグラーニと板金を加工して納めました。
屋根カバー工法というと広い屋根面に目が向きがちですが、実際に施工の難しさが表れるのは、天窓・煙突・棟・ケラバといった屋根材が途切れる部分です。
こうした部分ごとに雨水がどちらへ流れるかを考えながら、屋根全体の雨仕舞を整えます。
アスファルトシングル屋根の上から防水シートを施工し、天然石コーティングジンカリウム鋼板「エコグラーニ」で屋根全体を仕上げました。
カラーは「カフェ」。周囲の木々ともなじみやすい落ち着いた仕上がりになっています。
今回の工事は、単に古くなった屋根材を新しくしただけではありません。
天窓上部のスロープ造作、天窓周囲の水切り、薪ストーブ煙突周辺の雨仕舞、鳥の侵入対策など、この別荘だから必要だった施工も同時に行いました。
工事費用は約250万円、屋根面積は約100㎡、工期は約15日です。
雨漏りが発生してから行う修理ではなく、これからも別荘を長く使っていくことを考えた屋根リフォームとなりました。
諏訪地域には、木々に囲まれた別荘地が数多くあります。
こうした環境では、積雪や冬季の冷え込みだけでなく、周囲の樹木から落ちる葉や枝、苔や藻など、住宅地とは異なる条件が屋根に影響することがあります。
今回の別荘も、松や杉から落ちた葉が屋根や天窓周辺に溜まっていました。
そのため別荘の屋根を点検するときは、屋根材の色あせや傷みだけでなく、
「周囲にどんな木があるか」
「雪や落ち葉がどこに溜まるか」
「天窓や煙突などの開口部があるか」
まで確認することが重要です。
同じ屋根材・同じ築年数でも、周辺環境によって必要なメンテナンスや施工方法は変わる場合があります。
屋根工事には、大きく分けて塗装・カバー工法・葺き替えがあります。
今回の別荘では、既存のアスファルトシングルを生かせる状態だったためカバー工法を選択しました。
しかし、すべての別荘にカバー工法が適しているわけではありません。
既存屋根の状態や下地の傷み、雨漏りの有無、屋根形状、これから何年建物を使う予定なのかなどによって、適した工事は変わります。
諏訪地域の別荘で実際に行った屋根工事については、こちらの記事でも比較していただけます。
▶ 関連記事
「諏訪地域の別荘屋根工事施工事例5選|屋根リフォームの費用と工法をご紹介」
今回のカバー工法以外にも、実際の屋根状態からどの工法を選んだのかをご紹介しています。
今回の別荘は雨漏りしていたわけではなく、お客様がこれから先の維持管理を考えてご相談くださった現場でした。
既存屋根を確認した結果、カバー工法が可能と判断し、エコグラーニをご提案しています。
ただ、実際の施工で重要だったのは屋根材の選択だけではありません。
周囲には松や杉があり、屋根には天窓と薪ストーブ煙突があります。さらに天窓上部には雪や落ち葉が溜まりやすい段差がありました。
屋根材を新しくしても、こうした現場固有の条件をそのままにしてしまえば、十分な改修とはいえません。
だからこそ現地調査では、「屋根材が傷んでいるか」だけではなく、雨水や雪、落ち葉がどのように動く屋根なのかまで見ることが大切です。
別荘の屋根は建物ごとに条件がかなり違います。
これからも長く使いたい別荘だからこそ、商品から工事方法を決めるのではなく、まず建物を見て、その屋根に合った方法を考えることをおすすめします。
「アスファルトシングルが古くなってきた」
「塗装でいいのか、カバー工法が必要なのか分からない」
「天窓や煙突があるけれど屋根工事できる?」
「別荘なので、できるだけ今後のメンテナンス負担を抑えたい」
このような段階でもお気軽にご相談ください。
イトウ住建では、確認可能な範囲で、
などを確認します。
「工事をするかどうか」より先に、「今の屋根がどんな状態なのかを知りたい」というご相談でも構いません。
諏訪地域の別荘の屋根について、現在の状態とこれからの使い方を踏まえ、必要なメンテナンス方法をご提案します。
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