2026.08.24
2026年8月24日 更新 塗膜が剥がれたトタン屋根は「上から塗る」だけでは不十分です 岡谷市で、離れのカラートタン屋根を塗装しました。 屋根面積は30㎡弱。以前にも一度塗装されていましたが、お客様が古い塗膜の剥がれに気づいたことが今回のご相談のきっかけです。 金属屋根を塗り替え…
みなさんこんにちは。
街の屋根やさん松本諏訪平店を運営しているイトウ住建です。
今回は塩尻市で行った、築約60年の住宅の屋根・外壁調査をご紹介します。
お客様からご相談いただいたきっかけは、前回の塗装から約15年が経過し、屋根や外壁の色あせ・汚れが気になってきたことでした。
建物は増築を重ねながら大切に維持されており、1階部分には種類や形状の異なる金属屋根が使われています。
築年数が長い住宅では「もう葺き替えや張り替えが必要なのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、必要な工事は築年数だけでは判断できません。
今回も屋根と外壁をそれぞれ確認した結果、
金属屋根は塗装によるメンテナンスが可能
一方、モルタル外壁の大きなクラックは塗装前の補修が必要
と判断しました。
同じ建物でも、部位ごとの劣化状態によって必要な工事が違うことが分かる現地調査です。
今回のポイント
築約60年という築年数だけで大規模な改修を決めるのではなく、屋根と外壁をそれぞれ調査し、「既存を活かせる部分」と「補修が必要な部分」を分けて判断しました。
金属屋根全体を確認すると、以前の色が薄くなり、表面の退色が進んでいました。
一方で、調査した範囲では屋根材の大きな変形や著しいサビ・腐食は確認されませんでした。
金属屋根は塗膜が劣化したからといって、必ず葺き替えやカバー工法が必要になるわけではありません。
今回のように基材を維持できている場合は、必要な下地処理を行ったうえで塗装によって保護する方法を検討できます。
和瓦の意匠を再現した金属製の下がり棟も確認しました。
複雑な形状ですが、調査時には目立つ赤サビや接合部の大きな損傷は確認されませんでした。
退色しているから交換するのではなく、細部まで確認して、既存の屋根を活かせるか判断することが重要です。
この部分も下地調整を行ったうえで塗装する方針としました。
屋根表面を指で触ると、白い粉状のものが付着しました。
これは塗膜中の顔料などが表面に現れるチョーキング現象です。
チョーキングだけで屋根材自体の寿命を判断することはできませんが、塗膜が経年劣化しているサインのひとつです。
今回の屋根では基材に著しいサビや腐食が見られなかったため、傷みがさらに進行する前に塗装で保護することが適切と判断しました。
こちらのお住まいは増築されているため、屋根には種類や形状の異なる金属材が使われています。
接合部分を確認したところ、調査時には雨仕舞いに関わる目立った隙間や大きな損傷は確認されませんでした。
ただし、異なる金属屋根が混在している場合は、既存材や既存塗膜の状態を確認して塗装仕様を決める必要があります。
すべてを同じ状態と考えず、それぞれの屋根を確認したうえで施工方法を決めます。
北側に設置されている天窓まわりも確認しました。
天窓は屋根に開口部を設けるため、雨水の浸入に注意したい箇所のひとつです。
今回の調査では、周囲への大きな落ち葉の堆積や、室内側に雨漏りを疑う明確な症状は確認されませんでした。
「天窓があるから交換する」のではなく、現在の状態を確認して必要なメンテナンスを判断します。
屋根に続いて、モルタル外壁を調査しました。
屋根は既存材を活かして塗装できる状態でしたが、外壁では大きなクラックが複数確認されました。
同じ建物でも、屋根と外壁では劣化状態も必要なメンテナンスも異なります。
モルタル外壁に大きなクラックが入っています。
ひび割れは見た目の大きさだけで判断せず、幅や深さ、どこに発生しているのかを確認することが重要です。
今回確認したクラックは、そのまま塗装で覆うのではなく、適切に補修してから外壁塗装を行う必要があると判断しました。
窓などの開口部まわりは、モルタル外壁にクラックが発生することがある箇所です。
今回も窓まわりにひび割れが確認されました。
クラックから雨水が入り込む可能性もあるため、塗装だけで隠さず、ひび割れの状態に合わせた補修を先に行います。
今回の塩尻市の住宅では、屋根と外壁を調査した結果、次のように判断しました。
金属屋根
目立つサビや腐食は確認されなかったため、下地調整を行ったうえで塗装によるメンテナンスをご提案しました。
モルタル外壁
大きなクラックが複数確認されたため、クラックを補修してから外壁塗装を行う方法をご提案しました。
築約60年の住宅でも、すべてを新しくする必要があるとは限りません。
反対に、見た目だけをきれいにする塗装では十分でない部分もあります。
まだ使えるものは活かし、補修が必要なところには適切な処置を行う。
今回の現地調査では、屋根と外壁それぞれの状態から必要なメンテナンスを判断しました。
塩尻市周辺は冬季の冷え込みもあるため、外壁のクラックなど水分の浸入につながる可能性がある症状は、状態を確認しておくことをおすすめします。
「築年数が経っているから、全部交換しなければならないのでは?」
「塗装だけでまだ維持できる?」
こうした疑問がある場合は、工事方法を決める前に現在の状態を確認することが大切です。
イトウ住建では、確認できる範囲で屋根・外壁の状態を調査し、塗装で維持できる部分、補修が必要な部分、別の工事を検討したほうがよい部分を分けてご説明します。
塩尻市をはじめ松本市・安曇野市・諏訪地域などで、金属屋根の色あせやサビ、モルタル外壁のクラックなどが気になる方は、お気軽にご相談ください。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん松本諏訪平店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2026 街の屋根やさん All Rights Reserved.