2023.04.29
安曇野市で屋根の補修工事を行いました。瓦屋根の軒先が金属製になっていて、その金属屋根の下地が腐食して屋根材が風で飛ばされてしまいました。築年数は50年以上、経年による劣化も関係いているかもしれません。今回は下地の補強、野地板の取り付け、ルーフィング張り、金属屋根の葺き替えの順に補…
別の工事(給湯器交換工事)を行った際に、浴室窓下の外壁が凍害による爆裂で壊れていたのを発見しました。
このままでは損傷個所がどんどん大きくなって大きな工事になってしまいます。今なら損傷個所が小さいので、サイディングボード1枚を貼り換えるだけで短時間、安価で済みます。
〇今回の現場の箕輪町ってこんな街
箕輪町は南アルプスと中央アルプスに抱かれた長野県伊那谷の北部に位置する田園工業都市として発展している町です。農業が発達しているほかにも箕輪ダムの紅葉など観光要素、産業分野の先端技術が集結し、ハイテクタウンとしての顔も持っています。
こちらが爆裂の様子です。
窓は浴室窓で、爆裂が起きる可能性、圧倒的No1です。窓周りはシーリングが打たれていますがシーリングが劣化して切れたり剥がれたりしていると、そこから結露が入り込んでその水分をセメント系の窯業系サイディングの外壁が吸ってしまって、その水分が凍結融解を繰り返して外壁を壊してしまいます。
今回は爆裂したサイディングボード1枚を撤去して、新しく金属サイディングに貼り替えの工事を行いました。
まずは損傷したサイディングボードを剥がします。断熱材のグラスウールがしっかり入っていましたが、若干湿っていました。
剥がしたサイディングボードです。
窯業系サイディングはセメントと繊維質を混ぜて板状に成型した外壁材です。セメントと繊維質が主原料なので水に弱いという性質があります。
これを塗装やシーリングで防水しているのですが、これらが劣化すると水を吸ってしまいこのように壊れてしまいます。
壊れた断面を見るとセメントと繊維質でできていることがよくわかると思います。
今回のサイディングボードは厚さが12㎜でした。築30年のお家で30年前は12㎜厚でもよかったのですが、今は基準が14㎜以上となっています。厚さが足りないと反ってしまうリスクが高くなります。
新しい外壁を張る前に窓下の水切りを入れました。これは今までの窓にはついていなかったものです。
結露が窓枠を伝って壁に入る前に、水切りで水をキャッチして外へ流す仕組みを作ってあげます。これで外壁内に水が回るのを防ぎます。
十分な断熱材が入っていましたが、浴室窓だったので遮熱シートを入れました。梱包材のエアキャップ(プチプチ)を純度99.9%の挟んだもので、夏の暑さの侵入、冬場は室内の暖かさが外に放出されるのを遮断するシートです。
金億サイディングを貼っていきます。下地は今までの窯業系サイディングのものをそのまま使いました。まったく同じものは不可能なので、なるべく近い色、柄のものを張っています。
窯業系サイディングと金属サイディングのジョイントはシーリングを打って防水します。
30年お家を守ってきた窯業系サイディングと、新品の金属サイディングなので全く同じにするのは不可能です。
外壁塗装をしなければいけないタイミングでもあるので、塗装をしたときに色が合えばいいということで落ち着きました。水切りが効いているので今後爆裂が起きることはないと思います。
街の屋根やさん松本諏訪平店では屋根、外壁の点検、調査、お見積もりは無料です。屋根、外壁でお困りごと、お悩み事、不安、不満がありました一度ご相談ください。無料点検のご案内は下の左の画像をクリック!お問い合わせは下の右の画像をクリック!フォームからメールでお気軽にどうぞ。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん松本諏訪平店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2024 街の屋根やさん All Rights Reserved.