2026.05.14
2026年5月13日 更新 岡谷市の高台に佇むお宅で、雪害によって傷んでいた雨樋の架け替え工事が無事に完了いたしました。これまでは雨が降るたびに、樋から溢れた水が滝のように地面を叩き、お客様も夜も眠れないほどの不安を感じておられました。今回は雪害による破損として火災保険を適用でき…
長野市で、差し掛け屋根に雨樋を新設した工事をご紹介します。
今回のお客様のお悩みは、雨の日だけのものではありませんでした。
「冬になると、灯油タンクまで行く通路が凍ってしまうんです」
現地を確認すると、灯油タンクへ向かう通路の上にある差し掛け屋根には雨樋がありませんでした。
そのため、屋根から落ちた雨水や雪解け水が地面を濡らし、気温が下がる冬場には凍結しやすい状態になっていました。
そこで今回は、差し掛け屋根の軒先に雨樋を新設。屋根から落ちる水を受けて排水するルートをつくり、冬場の通路凍結リスクを減らす工事を行いました。
街の屋根やさん松本諏訪平店は、長野県で屋根・外壁・雨樋などの外装工事を行うイトウ住建が運営しています。
この記事では、雨樋が付いていなかった差し掛け屋根にどのように雨樋を取り付けたのか、現地調査から施工まで順番にご紹介します。
今回のポイント
雨樋は、建物を雨水から守るだけではありません。
今回のように、屋根から落ちる水が冬場の生活動線を濡らしている場合、排水経路を見直すことで凍結リスクの軽減につながることがあります。
今回ご相談いただいたのは、築約40年の戸建て住宅です。
お客様が困っていたのは、冬場に灯油タンクまで移動するときの足元でした。
長野県では冬になると暖房用の灯油を使うご家庭も多く、屋外に設置したホームタンクまで灯油を取りに行くことがあります。
ところが、こちらのお住まいでは、その通路の上にある差し掛け屋根から雨水や雪解け水が直接落ちていました。
日中に地面が濡れ、気温が下がると凍結する。
重い灯油を持って歩く場所だからこそ、「滑らないだろうか」という不安を減らしたいというのが今回のご相談でした。
雨樋の不具合というより、雨樋が付いていないことで生活上の困りごとが起きていたケースです。
現地調査では、まず差し掛け屋根とその周辺を確認しました。
差し掛け屋根とは、建物の外壁から張り出すように設けられた比較的小さな屋根です。
今回の差し掛け屋根には軒先に雨樋がなく、屋根を流れてきた水がそのまま地面へ落ちる状態でした。
雨や雪解けのあとに気温が氷点下まで下がれば、濡れた場所が凍結する可能性があります。
しかも、その下は普段ほとんど歩かない場所ではなく、灯油タンクまでの生活動線です。
そこでイトウ住建では、単に「雨樋を付ける」のではなく、
「屋根から落ちる水を受け、歩く場所から離れた位置へ排水する」
ことを今回の工事の目的としました。

後付けで雨樋を設置するときに重要なのが、どこへ金具を固定するかです。
雨樋は軒先に取り付ければよいというものではありません。
雨水を受ける軒樋を安定して支え、適切な方向へ排水するためには、建物の状態や軒先の構造を確認したうえで金具の種類や固定位置を決める必要があります。
今回のお住まいは築約40年。
差し掛け屋根の状態を確認した結果、今回は垂木横打金具を使って雨樋を固定する方法を採用しました。
既存住宅では建物ごとに軒先のつくりが異なります。
そのためイトウ住建では、既存の構造を確認してから、その建物に合わせた施工方法を検討しています。
雨樋本体を取り付ける前に、雨樋を支える金具を設置します。
今回使用したのは垂木横打金具です。
差し掛け屋根の構造に合わせて固定位置を決め、軒樋を支えられるよう金具を取り付けていきます。
ここで重要なのが、雨水を流したい方向に合わせて雨樋の高さを調整することです。
雨樋は水平に見えても、排水する方向へ水が流れるよう施工する必要があります。
金具の位置を確認しながら軒樋を設置するためのラインを整えていきます。
金具を設置したら、半丸60の軒樋を取り付けます。
半丸タイプは、断面が半円形になった昔から使われている形状の雨樋です。
今回は既存住宅の差し掛け屋根に合わせて設置しました。
これまで屋根の先端から地面へ直接落ちていた雨水を、まず軒樋で受け止めます。
今回の工事で大切なのは、雨樋そのものを新しくすることではありません。
灯油タンクまでの通路に落ちていた水の流れを変えること。
これが、この雨樋新設工事の一番の目的です。
軒樋で受けた雨水は、そのままでは排水できません。
そこで集水器と竪樋を取り付け、集めた雨水を地面まで導く排水ルートをつくります。
今回は、普段の通行や灯油タンクまでの移動をできるだけ妨げない位置を考えながら竪樋を配置しました。
屋根から地面へ直接落ちていた水を、
屋根 → 軒樋 → 集水器 → 竪樋
という経路で排水できるようにすることで、通路が濡れる量を減らし、冬場の凍結リスク軽減につなげます。
小さな差し掛け屋根への雨樋新設ですが、今回のお客様にとっては、毎日の暮らしに関わる大切な工事でした。
軒樋・集水器・竪樋を取り付けて、差し掛け屋根への雨樋新設が完了しました。
これまで屋根から直接地面へ落ちていた雨水や雪解け水を、軒樋で受けて竪樋から排水できるようにしたことが今回の工事で最も重要なポイントです。
雨樋を取り付けたからといって、冬場の路面凍結を完全に防げるわけではありません。
雪の吹き込みや地面の状態、気温などによって凍結する可能性は残ります。
しかし、今回のように屋根から落ちる水が通路を濡らす原因のひとつになっている場合、その水の流れを変えることで凍結リスクの軽減が期待できます。
灯油タンクまで毎日歩く場所だからこそ、建物だけではなく「そこでどのように生活しているか」まで考えて施工することが大切です。
今回の差し掛け屋根への雨樋新設工事は35,000円でした。
工事費用は、雨樋の長さや形状、使用する部材、建物の高さ、足場の必要性、既存部分の状態などによって変わります。
そのため、35,000円は雨樋新設工事すべてに共通する価格ではなく、今回の住宅で実際に施工した際の費用として参考にしてください。
「雨樋を少し追加したいだけだから、どこへ相談すればいいのかわからない」
そんな場合でも、まずは現地の状態を確認することができます。
大規模な屋根工事だけでなく、今回のような暮らしの困りごとを改善するための部分的な雨樋工事もイトウ住建へご相談ください。
今回は雨樋工事とあわせて、ワイヤレステレビドアホンも設置しました。
住宅の外まわりを確認していると、
「せっかく来てもらったから、ここも見てほしい」
と別のご相談をいただくことがあります。
今回の記事の中心は雨樋新設のため詳しい説明は省きますが、イトウ住建では屋根・外壁・雨樋だけでなく、住宅設備や住まいに関するさまざまな工事に対応しています。
長野市をはじめ長野県内では、冬になると気温が氷点下まで下がる日があります。
そのため、雨樋を考える際には、
「屋根の水を受けられるか」だけでなく、「その水をどこへ排水するか」
まで考えることが重要です。
たとえば、竪樋から排水した水が玄関前や駐車場、日陰になる通路などへ流れれば、別の場所で凍結する可能性があります。
特に注意したいのは、
といった、冬でも日常的に人が歩く場所です。
今回も単に差し掛け屋根へ雨樋を取り付けるのではなく、灯油タンクまでの生活動線を考えながら排水ルートをつくりました。
雨樋は屋根から流れる雨水を受ける設備ですが、寒冷地では冬場の暮らしやすさまで考えた排水計画も大切です。
雨樋は壊れてから交換するだけのものではありません。
今回のように「雨樋がない」「排水位置が生活動線に合っていない」といったケースもあります。
次のような状態があれば、一度確認してみることをおすすめします。
ただし、路面が凍結する原因は雨樋だけとは限りません。
地面の勾配や排水設備、日当たり、雪の吹き込みなどが関係している場合もあります。
「雨樋を付ければ必ず解決する」と決めつけず、まず水がどこから来て、どこへ流れているのかを確認することが重要です。
今回の工事で印象的だったのは、お客様のお悩みが「雨樋がないこと」ではなく、**「冬に灯油を取りに行く通路が凍って怖いこと」**だった点です。
私たちが見るべきなのは、雨樋だけではありません。
屋根に降った雨や雪が、
どこを流れて、どこへ落ちて、その先で何が起きているのか。
そこまで確認して初めて、必要な工事が見えてきます。
今回のような小規模な雨樋工事でも、毎日使う生活動線に関係していれば、その意味は決して小さくありません。
特に長野県のような寒冷地では、冬場の凍結も考えながら雨水の排水経路を検討することが大切だと考えています。
「雨樋から水が漏れている」
「屋根から雨水が直接落ちてくる」
「雨が降ると玄関前や通路が濡れる」
「冬になると決まった場所が凍って危ない」
こうした症状は、雨樋の破損だけでなく、雨水の排水経路そのものに原因がある場合があります。
イトウ住建では、雨樋だけを見るのではなく、無料点検で確認できる範囲について、
雨水が屋根のどこを流れているか、雨樋や金具に異常がないか、竪樋からどこへ排水されているか、生活動線へ水が流れていないか
などを確認します。
そのうえで、部分補修で対応できるのか、雨樋の新設・交換が必要なのかを判断します。
今回のように、「小さな差し掛け屋根だから相談していいのかな?」という工事でも構いません。
雨樋は建物を雨水から守るだけでなく、排水する場所によっては日々の暮らしにも関係する設備です。
長野県で雨樋の新設・修理・点検をご検討の方は、街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建までお気軽にご相談ください。
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