2024.09.05
みなさんこんにちはいつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます松本周辺でも人気の高い外壁材ALC(Aotoclaved Lightweightaerated Concrete)、パワーボードの商品名でも知られていると思います。高温高圧蒸気養生された軽…
塗装しなければいけないと意識されたのは訪問販売業者の指摘だったそうです。その業者にも見積もりを取ったようですが、複数の業者から見積もりを取ったほうがいいというアドバイスを聞いて弊社にもご相談いただきました。現地調査に伺ったところ、セメント瓦の屋根、モルタルの外壁で、屋根、外壁とも塗膜の剥がれが顕著でした。築40年メンテナンスらしいメンテナンスはしてこなかったということです。はじめは屋根葺き替え、外壁カバー工法をお勧めしていましたが、コスト面の事情で塗装でのメンテナンスをすることになりました
まず屋根の施工前の状況です。
ご覧のように表面の塗膜が剥がれて防水性はほぼないといっていいと思います。ここまで劣化していると塗装は難しいので、セメント瓦を撤去して新しい屋根材を葺く葺き替えの工事をご提案します。ただ今回はあまりコストをかけたくないということで、不具合が生じる可能性があるという前提で塗装工事を行いました。
まずは下地処理です。
前の写真でご覧いただいたように剥がれた塗膜、剥がれかかった塗膜があります。このまま塗装をすると間違いなく剥がれてしまうので、左の写真のようにケレンという下地処理をします。マジックロンという固いナイロンたわしやカップサンダーという金属たわしなど手道具を使って脆弱な塗膜を剥がしていきます。
屋根塗装は通常下塗り、中塗り(上塗り1回目)、上塗り(上塗り2回目)の3回塗りで仕上げます。右の写真は下塗りの様子です。下塗りは塗装面と塗料の密着を高めるためのものです。今回はセメント瓦なので染み込ませて中で固める下塗り材を使用しました。こうすることでセメント瓦が強化されます。染み込まなくなるまで何度か塗装します。
中塗り、上塗りの様子です。下地をきちんと作ってしまえばトップの塗料は何を塗っても簡単に剥がれることはありません。今回は関西ペイントのアレスダイナミックルーフ2液型という塗料を使いました。塗膜に紫外線が当たるとラジカルという塗膜劣化因子が発生し、徐々に塗膜が劣化していきます。ダイナミックルーフはそのラジカルの発生を抑制する塗料で、より長持ちします。また2液型という取材に硬化剤を混ぜて使う塗料なので、塗膜表面が固くなり傷などがつきにくくなります。長野県のような寒冷地に適した塗料です。
外壁も屋根と同様脆弱な塗膜を剥がして、下地処理をして塗装します。
こちらも屋根同様下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。
下塗りは塗装面と塗料の密着を高める塗料を塗装、中塗り、上塗りは同じ塗料で関西ペイントのRSシルバーグロスSiという塗料です。屋根で使ったダイナミックルーフ同様、ラジカル発生を抑制する塗料で、高対候性が期待できます。
今回は40年以上メンテナンスをしていなかった屋根と外壁の塗装工事をご紹介しました。
多分早めのメンテナンスをしてきた同じセメント瓦とモルタル外壁と、今回の40年で初めてメンテナンスをしたセメント瓦とモルタル外壁を比べると、今回の屋根外壁のほうが新しい塗膜の劣化は早くなると思います。可能な対候性が期待できないということです。今回はそれをご了承いただき塗装工事を行いましたが、本来は屋根葺き替え、外壁カバー工法をしなければという状態でした。早めにしかも定期的にメンテナンスを行えば余計な費用も掛かりません。屋根も外壁も24時間365日雨風から私たちを守ってくれています。少し気にかけてあげて適度なメンテナンスをしてあげてください
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