2026.08.24
2026年8月24日 更新 瓦を撤去して初めて分かった破風板の腐食をその場で補修 松本市中央にある築約90年の住宅で進めている屋根葺き替え工事です。 古い瓦を撤去して野地板を施工する段階で、事前の確認では見えなかった破風板の腐食が見つかりました。 そのまま新しい屋根で覆うのではな…
茅野市にお住まいのお客様より、「大雨のあとに2階の天井から雨漏りするようになった」とご相談をいただきました。
インターネットで数ある屋根工事会社の中から、施工事例や屋根工事の実績をご覧になり、街の屋根やさん松本諏訪平店へお問い合わせくださいました。
現地調査や築年数から、瓦そのものではなく瓦の下にある防水シート(ルーフィング)の劣化が原因である可能性が高いと判断しました。
今回は雨漏りを止めるだけでなく、今後も安心して住み続けられるよう耐震性まで考慮し、天然石コーティングジンカリウム鋼板への葺き替え工事をご提案しました。
今回の工事で最も重要だったのは、「雨漏りを止めること」だけを目的にしなかったことです。
築40年の瓦屋根では、瓦自体に大きな割れやズレがなくても、その下に施工されているルーフィング(防水シート)が寿命を迎え、破れや劣化によって雨漏りが発生するケースを数多く見てきました。
今回も現地調査の段階で、その可能性が高いと判断しました。
雨漏りを直す方法としては、大きく分けて二つあります。
一つは葺き直しです。
既存の瓦を一度取り外し、新しいルーフィングへ交換したあと、元の瓦を戻す方法で、防水性能は回復できます。
もう一つが葺き替えです。
瓦とルーフィングをすべて撤去し、新しい屋根材へ交換する工法です。
今回、お客様は「これからも長く住み続けたい」とお考えでした。
また、ご予算も葺き替え工事が可能な範囲でした。
そこで私たちが注目したのは、耐震性です。
瓦屋根は耐久性に優れていますが、重量があります。
今回採用した天然石コーティングジンカリウム鋼板へ葺き替えることで、屋根全体の重量は約3,150kgから約840kgまで軽量化できます。
約4分の1まで屋根を軽くできるため、建物への負担が減り、地震時の揺れも軽減できることが期待できます。
つまり今回は、
「雨漏りを止める」
だけではなく、
「これから何十年も安心して暮らせる住まいにする」
という視点から葺き替えをご提案しました。
今はまだルーフィングの劣化が原因で済んでいる段階でしたが、このタイミングだからこそ、防水性・耐震性・耐久性をまとめて改善できる最適な工事になりました。
まずは既存の瓦を一枚ずつ慎重に撤去していきます。
瓦は再利用できる状態でしたが、今回は軽量で耐震性の高い屋根へ変更するため、すべて撤去しました。
この工程で屋根下地を傷めてしまうと、その後の防水性能にも影響します。
そのため、瓦をただ外すだけではなく、屋根の状態を確認しながら慎重に作業を進めました。
普段は見えない屋根内部の状態を確認できる、大切な工程でもあります。
瓦を固定していた桟木(さんぎ)を取り外し、屋根面をきれいに清掃しました。
桟木とは、瓦を固定するために取り付けられている細長い木材です。
古い桟木やほこり、劣化した部材を残したままでは、新しい屋根材の施工精度が下がる原因になります。
新しい屋根を長持ちさせるためには、見えなくなる下地を丁寧に整えることが非常に重要です。
瓦と桟木を撤去すると、防水シートであるルーフィングが現れました。
確認したところ、事前に予想していたとおり、ルーフィングには各所で破れや劣化が見られました。
屋根材は雨を受け流す役割がありますが、万が一侵入した雨水を最終的に防ぐのがルーフィングです。
つまり、今回の雨漏りは瓦ではなく、この防水シートの寿命が主な原因だったと考えられます。
築40年前後の瓦屋根では、同様の症状が見つかるケースも少なくありません。
続いて、既存の屋根下地の上へ12mmの構造用合板を全面に施工しました。
構造用合板は屋根全体の強度を高め、新しい屋根材をしっかり固定するための重要な下地です。
築40年の建物では、見た目に問題がなくても下地が少しずつ弱くなっていることがあります。
屋根材だけ新しくするのではなく、建物を支える土台から補強することで、より長く安心して暮らせる屋根になります。
下地補強後、新しい軟質弾性プラスチックルーフィングを施工しました。
従来のアスファルトルーフィングとは異なり、芯材に樹脂を使用しているため破れにくく、高い防水性能を長期間維持できるのが特長です。
屋根材は年月とともに交換する時代になっていますが、防水シートは屋根の寿命を左右する最も重要な部材です。
見えなくなる部分だからこそ、高耐久なルーフィングを採用することで、将来の雨漏りリスクを大きく低減できます。
いよいよ新しい屋根材である天然石コーティングジンカリウム鋼板を施工していきます。
ジンカリウム鋼板とは、アルミ・亜鉛を主成分とした耐食性の高い鋼板に天然石チップをコーティングした屋根材です。
金属屋根でありながら天然石が雨粒の衝撃をやわらげるため、従来の金属屋根より雨音を軽減できるほか、色あせしにくく美しい外観を長く維持できるのも特長です。
今回は、耐震性・耐久性・遮音性のバランスに優れていることから、この屋根材をご提案しました。
屋根材は軒先(屋根の一番低い部分)から棟(屋根の頂上)へ向かって順番に施工していきます。
施工する順番には理由があります。雨水が自然に流れる方向を考慮して重ね合わせることで、雨が屋根材の内部へ入り込みにくい構造になるためです。
一枚一枚の固定位置や重なり寸法を確認しながら施工することで、防水性だけでなく強風にも強い屋根へ仕上げていきます。
屋根材の施工後は、棟板金を取り付けるための下地を設置します。
あわせて、屋根材との隙間にはシーラーを施工しました。
シーラーとは、断面が四角いスポンジ状の防水材で、風雨や雪が屋根内部へ入り込むのを防ぐ役割があります。
茅野市のように冬の強風や積雪がある地域では、この見えない防水処理が屋根の耐久性を大きく左右します。
最後に、屋根材と同じ天然石コーティングジンカリウム鋼板を使用した棟板金を施工しました。
屋根材と同じ素材を使用することで、見た目に統一感が生まれるだけでなく、耐久性や耐候性も屋根全体で揃えることができます。
細かな納まりまで丁寧に施工し、雨漏り対策・耐震性・美観を兼ね備えた新しい屋根へ生まれ変わりました。
今回の屋根は、瓦そのものではなく、防水シート(ルーフィング)の寿命が雨漏りの主な原因でした。
築40年という年数を考えると、ルーフィングの劣化は決して珍しいことではありません。
もし雨漏りだけを止めることが目的であれば「葺き直し」という方法もありました。
しかし、お客様がこれからも長く住み続けるご予定であることや、ご予算、そして耐震性まで考慮した結果、今回は天然石コーティングジンカリウム鋼板への葺き替えが最適なご提案となりました。
工事完了後は、雨漏りの心配が大きく軽減され、防水性能・耐震性ともに向上した安心できる屋根へ生まれ変わりました。
お客様からも、
「突然の雨漏りが一番不安でしたが、これで安心して暮らせます。」
とのお言葉をいただきました。
また、屋根重量は約3,150kgから約840kgへ軽量化され、建物への負担も大きく軽減しています。
メーカー保証30年の高耐久屋根材を採用したことで、今後は数十年単位で大きな屋根メンテナンスの心配が少ない住まいになりました。
今回は、天然石コーティングジンカリウム鋼板への葺き替え工事をご提案しました。
葺き直しでも雨漏りを改善できる可能性はありましたが、屋根の重量は変わらず、耐震性の向上は期待できません。
一方で葺き替えは、防水性能を回復するだけでなく、建物全体の軽量化による耐震性向上、高耐久屋根材への更新、将来的なメンテナンス費用の軽減など、多くのメリットがあります。
これからも長く住み続けたい住まいだからこそ、将来まで見据えたご提案をさせていただきました。
茅野市は標高が高く、冬の冷え込みや凍結融解の影響を受けやすい地域です。
築30〜40年以上経過した瓦屋根では、瓦よりも先にルーフィングが寿命を迎えているケースが少なくありません。
そのまま放置すると雨漏りだけでなく、野地板の腐食や建物内部の傷みにつながることがあります。
特に瓦屋根にお住まいの方は、「瓦が割れていないから大丈夫」と判断せず、一度点検を受けることをおすすめします。
雨漏りが始まった今は、屋根全体を見直すことで、防水性・耐震性・資産価値をまとめて向上できるタイミングでもあります。
今回の現場では、雨漏りの原因が予想どおりルーフィングの劣化であることを確認できました。
築40年前後の瓦屋根では、このようなケースは決して珍しくありません。
また、今回採用した天然石コーティングジンカリウム鋼板は、屋根重量を約3,150kgから約840kgまで軽量化でき、建物への負担を大きく減らせることも大きなメリットです。
さらに、天然石コーティングによって雨音が軽減されるほか、メーカー保証30年の高耐久屋根材のため、長期間安心してお使いいただけます。
築年数が経過した瓦屋根は、「まだ瓦がきれいだから大丈夫」と思っていても、見えないルーフィングが寿命を迎えていることがあります。
**「修理で済むのか」「葺き替えが必要なのか分からない」**という方も、まずは現在の屋根の状態を知ることが大切です。
街の屋根やさん松本諏訪平店では、建物の状態や今後の住まい方、ご予算まで考慮し、本当に必要な工事だけをご提案しています。
「雨漏りの原因だけ知りたい」
「葺き直しと葺き替え、どちらが自宅に合うのか相談したい」
そんな方もお気軽にご相談ください。
現地調査を行い、屋根の状態を確認したうえで、お住まいにとって最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
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