2025.12.13
2025年12月13日 更新 屋根材の基本松本地区は標高差が大きく、積雪や強風、夏の強い紫外線など厳しい気候の影響を受ける地域です。屋根材の選び方ひとつで建物の寿命が大きく変わってしまうほど、屋根の役割は重要です。しかし「種類が多くて選べない」「重さってそんなに違うの?」と、多く…
木の外壁は要注意
岡谷市にお住まいのお客様から、木質サイディング外壁の色あせや風合いの変化が気になるとのご相談をいただき、塗装工事を行いました。
木質サイディングは、自然な質感や温かみのある見た目が魅力ですが、その一方で、紫外線や雨の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
実はここ、木質外壁は「塗料選び」を間違えると、せっかく塗装しても早期に色あせや劣化が進んでしまうケースがあります。
岡谷市のように寒暖差のある地域では、木材の伸縮も起こりやすく、塗装方法によって耐久性に大きな差が出ます。
今回は、岡谷市で行った木質サイディング塗装工事を通して、素材を守る塗料の選び方と、失敗しない施工のポイントをご紹介します。
今回の木質サイディング塗装では、和信化学工業のガードラックProを使用しました。
ガードラックProは、木材保護を目的とした浸透型塗料で、防腐・防カビ・防虫効果を併せ持つのが特長です。
この塗料は粘度が低く、木にしっかり浸み込む性質があるため、ローラーで塗ると塗料が飛び散りやすく、周囲を汚してしまいます。
実はここ、木部塗装で失敗しやすいポイントです。
そのため今回は、刷毛を使って木目に沿って丁寧に塗装しました。
木に浸透させながら塗ることで、表面だけでなく内部から木材を守る仕上がりになります。
木質サイディングは、板の幅や凹凸が場所によって異なります。
広い面では大きめの刷毛を使い、細かな部分や取り合い部では小さめの刷毛を使用しました。
刷毛を使い分けることで、塗りムラを防ぎ、塗料を均一に行き渡らせることができます。
木部塗装は「早く塗る」よりも、「丁寧に塗る」ことが仕上がりを左右します。
岡谷市のような気候条件では、このひと手間が耐久性に直結します。
ガードラックProは、木材に浸透する塗料のため、1回塗りでは吸い込みが止まらない場合があります。
今回は、塗料が木に浸み込まなくなるまで、2回塗装を行いました。
これにより、木材内部までしっかりと保護成分が行き渡ります。
今回はお客様のご希望で黒色を選択したため、塗装後は黒光りする、重厚感のある外壁に仕上がりました。
見た目だけでなく、木材の保護性能も高まっています。
外壁だけでなく、天然木のウッドデッキも同様にガードラックProで塗装しました。
今回は外壁とは色を変え、チーク色を使用しています。
同じ塗料でも色を変えることで、外観にメリハリが生まれます。
木部は一部だけ塗り替えても、未塗装部分との差が目立ちやすいため、まとめてメンテナンスするのがおすすめです。
岡谷市は、夏と冬の寒暖差が大きく、さらに降雪や湿気の影響も受けやすい地域です。
この環境では、外壁材の中でも特に木質サイディングが影響を受けやすく、乾燥と吸水を繰り返すことで反りや割れが起こりやすくなります。
実はここ、岡谷市で木質外壁の相談が増える理由のひとつです。
木材は呼吸する素材のため、塗膜で完全にフタをしてしまうと内部に湿気がこもり、逆に劣化を早めてしまうことがあります。
そのため、岡谷市のような気候では、木材に浸透して内部から保護する塗料を選ぶことが重要です。
また、日当たりの良い南面と、雪や湿気の影響を受けやすい北面では、劣化の進み方が異なるケースも多く見られます。
地域の気候特性を理解したうえで、素材に合った塗料と施工方法を選ぶことが、木質サイディングを長持ちさせるポイントです。
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