2026.06.19
2026年6月19日 更新 塩尻市で築25年のサイディング外壁を調査!チョーキングとシーリング劣化から見えたメンテナンス時期 こんにちは!街の屋根やさん松本諏訪平店です。 「しばらく空き家になっていた実家へ戻ることになったので、一度しっかり点検してほしい」 今回のお客様からいただ…
安曇野市のアパートオーナー様より、「築20年以上が経過し、屋根の色あせやサビが気になるので現在の状態を確認してほしい」とご相談をいただきました。
屋根は普段ほとんど目にすることができないため、「どのくらい傷んでいるのか分からない」という不安をお持ちのオーナー様は少なくありません。
今回調査した結果、屋根全体に塗膜の劣化は見られましたが、屋根材そのものはまだ十分健全な状態でした。
一方で、使用していないテレビアンテナから発生した**「もらいサビ」**が確認され、このまま放置するとサビが広がる可能性がありました。
今回一番お伝えしたいことは、
「折板屋根は定期的にメンテナンスすれば非常に長持ちする屋根材ですが、サビを放置すると腐食や雨漏りにつながる可能性がある」ということです。
それでは実際の調査内容をご紹介します。
まず屋根全体を確認すると、塗膜の色あせによって全体的に白っぽく見える状態になっていました。
折板屋根は金属屋根の中でも耐久性が高く、工場や倉庫、アパートなどでも数多く採用されています。
しかし塗膜は紫外線や雨風によって徐々に劣化するため、20年前後経過すると色あせが目立ち始めます。
今回の屋根も経年劣化による塗膜の劣化が進んでいましたが、現時点では屋根材自体の変形や穴あきは確認されませんでした。
そのため、屋根材を交換する段階ではなく、適切なメンテナンスを行えば十分長く使用できる状態と判断しました。
続いて南側の屋根面を確認しました。
南側は一年を通して紫外線を多く受けるため、北側と比べて塗膜の劣化が早く進みます。
今回も南面は特に褪色が進み、防水性を担う塗膜が弱くなっていることが確認できました。
塗膜が劣化すると金属表面が雨水にさらされやすくなり、サビの発生につながります。
とはいえ、この段階であれば下地処理とサビ止めを行ったうえで塗装することで十分対応可能です。
このため、今回の現場では葺き替えやカバー工法ではなく、塗装によるメンテナンスをご提案できる状態でした。
今回の調査で最も重要だったのが、このテレビアンテナ周辺です。
使用されなくなったスチール製のテレビアンテナが長年屋根の上に残されており、アンテナ本体がサビていました。
そのサビが雨水とともに折板屋根へ流れ、屋根材へサビが移る「もらいサビ」が発生していました。
もらいサビは屋根材そのものが原因ではないため、早い段階で原因を取り除けば進行を抑えることができます。
しかし、そのまま放置するとサビが広がり、やがて金属が腐食して穴が開き、最終的には雨漏りにつながる可能性もあります。
今回の調査では、このテレビアンテナの放置がサビの主な原因であると判断しました。
今回の現場で最も重要だった判断は、屋根材自体はまだ十分使用できる状態であり、サビの原因が使われていないテレビアンテナにあったことです。
屋根全体に色あせは見られましたが、折板屋根そのものには穴あきや大きな腐食、変形などの致命的な劣化は確認されませんでした。
一方で、サビが目立っていた箇所を詳しく調査すると、屋根材ではなく長年放置されていたスチール製テレビアンテナから発生した「もらいサビ」であることが分かりました。
つまり、原因となっているアンテナを撤去し、適切なサビ処理と塗装を行えば十分に長く使用できる状態だったのです。
現地調査では「どこが傷んでいるか」だけではなく、「なぜ傷んだのか」を見極めることが非常に重要です。
今回のお住まいでは、葺き替えやカバー工法といった大掛かりな工事は必要ありませんでした。
まずは不要になったテレビアンテナを撤去し、もらいサビの原因を取り除きます。
その後、発生しているサビをしっかりと除去し、サビ止め効果のある下塗り材を施工したうえで仕上げ塗装を行うことで、屋根の防水性を回復できると判断しました。
私たちは工事金額が大きい工法をおすすめするのではなく、お住まいの状態に合わせた最適な工事をご提案しています。
今回のように屋根材そのものが健全であれば、塗装によるメンテナンスが最も費用対効果の高い方法です。
折板屋根は耐久性に優れた屋根材ですが、劣化状況によって最適な工事は異なります。
| 屋根の状態 | おすすめの工事 |
|---|---|
| 色あせ・軽微なサビ | 塗装で対応可能 |
| もらいサビ | 原因を除去して塗装 |
| 表面サビが広範囲に発生 | 状態に応じて補修・塗装 |
| 腐食して穴が開いている | 部分交換または葺き替え |
| 屋根材が大きく変形している | 葺き替え・カバー工法 |
今回の屋根は塗膜の劣化こそ見られましたが、屋根材自体は健全でした。
そのため、早めにメンテナンスを行うことで、今後も安心して使用できる状態でした。
安曇野市は冬の積雪や寒暖差が大きく、金属屋根には厳しい環境です。
さらに春先には雪解け水、夏は強い紫外線を受けるため、塗膜は少しずつ劣化していきます。
塗膜が劣化するとサビが発生しやすくなるため、一般的には10〜15年を目安に点検や塗装メンテナンスを行うことで、折板屋根は非常に長く使用できます。
また、今回のように使っていないテレビアンテナや不要な金属部材を屋根に残しておくと、もらいサビの原因になることがあります。
屋根材だけでなく、屋根の上にある設備についても定期的に確認することが大切です。
安曇野市でのアパート屋根塗装の費用相場は、
屋根面積150㎡前後の場合で60〜100万円程度が目安です。
内訳は以下の通り:
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 足場・安全対策 | 約15万円 |
| 高圧洗浄・ケレン | 約5万円 |
| 下塗り・中塗り・上塗り | 約40万円 |
| 付帯部塗装・清掃 | 約10万円 |
| 諸経費・保証 | 約5万円 |
※屋根材の状態や勾配、使用塗料によって変動します。
ポイントは、「見積り内訳が明確な業者」を選ぶこと。
「一式」とだけ書かれた見積りは要注意です!
今回の現場で改めて感じたのは、使われなくなったテレビアンテナをそのまま残している建物がまだ多いということです。
アンテナ自体は使っていなくても、サビが発生すると今回のようにもらいサビとなって屋根材へ影響を与えてしまいます。
一方で、折板屋根は金属屋根の中でも耐久性が高く、適切な時期に塗装メンテナンスを行えば長期間安心して使用できる屋根材です。
「サビが少し出てきたかな」と感じた段階で点検を受けることで、大掛かりな工事を避けられるケースも少なくありません。
屋根は普段見ることができない場所だからこそ、気になることがありましたらお気軽にイトウ住建までご相談ください。
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