2024.09.05
みなさんこんにちはいつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます松本周辺でも人気の高い外壁材ALC(Aotoclaved Lightweightaerated Concrete)、パワーボードの商品名でも知られていると思います。高温高圧蒸気養生された軽…
みなさんこんにちは
いつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます
今回は諏訪地区でも人気の外壁材ALCについてお話しします
パワーボードなどの商品名のほうが認知度が高いかもしれません
ALC外壁とは?そのメンテナンス方法は?
そのあたりを解説したいと思います
外壁材ALCとは、Autoclaved Light weight Concreteの略で、セメントペーストに発泡剤を加えて製造された「軽量気泡コンクリート」のことです
日本語では高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートと訳されます。
無数の気泡が内在しているので軽量かつ断熱性、防音性に優れた外壁材です。
約100年前にヨーロッパで開発され、日本には60年ほど前に製造技術が入ってきました。
軽量で耐久性も高いため高層ビルなどで、また断熱性の高さから一般住宅でも広く使われています。
使用用途別に75mm、50mm、37mmなどの厚みがあり、一般住宅には主に37mmの暑さのものが使われています。
ALCのメリットは最大の特徴である軽量ということです。軽量のため耐震性が高くなります。また、これも耐震性に関係しますが厚さが一般住宅で37mmと一般的な窯業系サイディング14mmのおよそ2.5倍あることもメリットです。厚みがあるため堀の深い高意匠の模様を付けることも可能です。さらに気泡が無数に内包しているので断熱性、防音性が高いことも特徴です。
メリットがあればデメリットもあります。ALCの素材自体に防水性がなく、気泡があるので水を吸いやすいという特徴があります。そのため塗装をして防水しなければいけません。ALC自体の耐久性は50年ほどですが、塗装はそこまで持ちません。定期的な塗装のメンテナンスが必要です。
ALCのメリット
軽量のため耐震性が高い
厚みがあるので耐震性が高い
厚みがあるので深い模様を付けることができる
断熱性、防音性が高い
ALCのデメリット
素材自体に防水性がない
水を吸いやすい
定期的な塗装が必要
ほかの外壁材に比べて費用が高い
メンテナンス方法です
まずは定期的な塗装が必要です。
使用する塗料にもよりますが10年から15年で塗装をしてください。
またボードのジョイントにシーリングが打たれています。ALCは建築現場で塗装することが多いのでシーリングの上に塗料が乗っています。
そのため他の外壁のシーリングよりも劣化はしにくいのですが、塗膜が劣化するとシーリングも劣化します。
シーリングの増し打ちなどのメンテナンスが必要です。
塗装、シーリングのメンテナンスを怠ると外壁が水を吸ってそれが凍って中から破壊する爆裂という凍害が発生します。
きちんと手入れしてあげればメリットの高いALC外壁です。早め早めのメンテナンスを心がけてください。
〇現場の諏訪市ってこんな街
長野県のほぼ中央に位置する人口5万人の都市です。諏訪湖や霧ケ峰高原、諏訪大社や高島城と自然と歴史が豊かな街です。諏訪湖畔には温泉が湧き上諏訪温泉として知られています。もの作りも盛んで東洋のスイスとも呼ばれています。
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