2026.07.11
2026年7月11日 更新 サビで穴が開いたトタン屋根は交換しかない?ライフプランを考えて屋根塗装をご提案しました 「トタン屋根に穴が開いて雨漏りしている」「交換しないと直らないのでしょうか?」 今回は安曇野市のお客様から、このようなご相談をいただきました。現地調査ではサビが進行…
安曇野市で、築20年のALC外壁とガルバリウム鋼板屋根を塗装しました。
外壁にはクラックや北面のコケ、屋根には色あせが見られましたが、外壁材や屋根材そのものに大きな損傷はありませんでした。
そのため、張り替えやカバー工法ではなく、塗装によるメンテナンスで十分対応できると判断しました。
今回は、今後も長く安心して住み続けられるよう、屋根・外壁とも高耐久フッ素樹脂塗料「ルミステージ」で仕上げています。
こちらのお客様とは、約4年前に浴室の入れ替え工事をさせていただいたご縁がありました。
その際にも屋根と外壁の塗り替えについてお話ししていましたが、その後、外壁のクラックが目立つようになり、今回あらためてご相談いただきました。
一度工事を任せていただいたお客様から、住まいの次のメンテナンスもご相談いただけることは、私たちにとって大変ありがたいことです。
ALC外壁の表面に、ひび割れのように見える線が確認できました。
ALC外壁は、現場で厚みのある吹付塗装を施すことが多く、今回も外壁材そのものではなく、表面の塗膜が割れている可能性が高い状態でした。
調査では、クラックの幅や深さ、周囲の浮きなどを確認し、構造体へ影響するような大きな損傷ではないと判断しました。
ただし、塗膜の割れを放置すると雨水が入りやすくなるため、塗り替え時期を迎えているサインです。
ALCパネルの継ぎ目にあるシーリング部分にも、細かなクラックが確認できました。
ALC外壁では、シーリングを施工した後に外壁全体を塗装するため、シーリングの上にも塗膜が形成されます。
シーリングは建物の動きに合わせて伸縮しますが、表面の塗膜は同じようには動けません。
そのため、今回はシーリング自体が切れているというより、上に塗られた塗膜が経年劣化で割れた状態と考えられました。
日当たりの少ない北面には、うっすらとコケが発生していました。
北面は乾燥しにくく湿気が残りやすいため、塗膜の防汚性や防水性が低下するとコケが生えやすくなります。
現時点では軽度でしたが、放置するとコケが広がり、外壁が水分を保持しやすくなります。
今回は塗装前に、抗菌効果のある洗浄剤を使用して丁寧に洗浄することにしました。
外壁はヒビ(クラック)が入っていたり、コケや藻が発生していたり、目地にも亀裂が入っています。
ガルバリウム鋼板屋根には、塗膜の変色や色あせが確認できました。
ただし、金属屋根にサビや穴、著しい変形はなく、屋根材そのものは健全な状態でした。
金属屋根はサビが発生してからでは補修費用が増えるため、今回のように塗膜の劣化段階で塗装することが重要です。
サビが出る前にメンテナンスできたことで、屋根材を活かしながら塗装で保護できる状態でした。
今回確認したクラックやコケ、屋根の色あせは、いずれも塗膜の経年劣化による症状でした。
簡単に言うと、外壁材や屋根材そのものが壊れていたのではなく、それらを守っている塗膜が寿命を迎え始めていた状態です。
そのため、今回は大掛かりな張り替えやカバー工法を行う必要はなく、適切な下地処理と塗装で十分にメンテナンスできると判断しました。
同じ築20年でも、外壁材の崩れや屋根のサビが進んでいれば別の工法が必要になることがあります。
最終的には、現地で基材と塗膜を分けて確認することが大切です。
今回の工事で最も重要だったのは、早い段階でご相談いただけたため、屋根も外壁も基材を活かせたことです。
外壁にはクラックがありましたが、ALCパネル自体に大きな割れや崩れはありませんでした。
目地部分も、シーリング自体が完全に破断しているのではなく、表面塗膜のクラックが中心でした。
屋根も同様に、色あせは進んでいましたが、サビや腐食はありませんでした。
つまり今回は、
という条件がそろっていました。
この状態であれば、高額な外壁カバー工法や屋根カバー工法を行うよりも、高耐久塗料で塗り替える方が合理的です。
反対に、外壁材が凍害で崩れていたり、金属屋根にサビ穴が開いていたりすれば、塗装だけでは十分ではありません。
今回は「築20年だから塗装した」のではなく、築20年の時点で基材が健全だったから塗装を選べたという点が重要です。
今回使用したのは、AGCコーテックのフッ素樹脂塗料「ルミステージ」です。
屋根には弱溶剤タイプ、外壁には水性タイプを使用しました。
お客様は今後も長くこのお住まいで暮らす予定でした。
そのため、初期費用だけを抑えるのではなく、次回の塗り替えまでの期間をできるだけ長くしたいというご希望がありました。
ルミステージは、認定施工店制度のもとで取り扱われる高耐久塗料です。
所定の施工条件や保証条件を満たした場合には、メーカーの塗膜保証対象となる点も選定理由の一つです。
ただし、実際の耐久年数は、立地条件、日当たり、施工品質、下地の状態によって変わります。
「20年間まったく何もしなくてよい」と断定するのではなく、定期点検を行いながら、長期間良好な状態を保つことを目指す塗装です。
| 比較項目 | 一般的なシリコン系塗料 | 高耐久フッ素樹脂塗料 |
| 初期費用 | 抑えやすい | 高くなる |
| 耐候性 | 標準的 | 高い |
| 艶の維持 | 標準的 | 長期間維持しやすい |
| 防汚性 | 品により異なる | 高い製品が多い |
| 次回塗装までの期間 | 比較的短い | 長くしやすい |
| 長く住み続ける家 | 〇 | ◎ |
| 将来の塗り替え回数を減らしたい | △ | ◎ |
工事前に、ルミステージの耐候性や施工方法、保証条件についてご説明しました。
高価な塗料を使用すれば必ず長持ちするわけではありません。
塗料の性能を発揮させるためには、下地の状態に合った材料選定、適切な洗浄、下塗り、規定量の塗布が必要です。
今回は屋根・外壁とも基材が健全だったため、高耐久塗料を使用する価値があると判断しました。
外壁北面にはコケが発生していたため、抗菌効果のある洗浄剤を混ぜて高圧洗浄を行いました。
表面のコケだけを水で流しても、根や菌が残ると再発しやすくなります。
塗装前に汚れやコケをできる限り除去することで、新しい塗膜の密着性を高め、再発を抑えやすくします。
下地をきれいに整えることは、塗料の耐久性を左右する重要な工程です。
ガルバリウム鋼板屋根は、清水を使用して高圧洗浄しました。
屋根表面には、ほこりや古い塗膜の劣化物が付着しています。これらが残ったまま塗装すると、下塗り材が十分に密着せず、早期剥離の原因になります。
今回はサビがなかったため、屋根材を傷めないよう状態を確認しながら洗浄し、塗装に適した下地を整えました。
塗装しない窓、サッシ、換気口、床などをビニールやテープで養生しました。
養生は、塗料の飛散を防ぐだけではありません。
塗装面と非塗装面の境界をきれいに仕上げるためにも重要な工程です。
特に外壁塗装では、窓周りの線が乱れると仕上がり全体の印象が悪くなります。
細部まで丁寧に養生することで、美しい仕上がりにつなげます。
外壁には、下塗りとしてボンフロンサーフェーサーを使用し、中塗り・上塗りにルミステージ水性GTを使用しました。
下塗り材は、既存外壁と上塗り塗料を密着させ、細かな凹凸を整える役割があります。
その後、ルミステージを2回塗り重ね、必要な塗膜厚を確保しました。
高性能塗料でも、一度塗りでは本来の耐久性を発揮できません。
屋根には、下塗りとしてボンフロン防錆プライマーを使用しました。
現時点でサビはありませんでしたが、金属屋根を長期間守るためには、防錆機能のある下塗りが重要です。
中塗り・上塗りにはルミステージ弱溶剤GTを使用し、紫外線や雨風から屋根を守る塗膜を形成しました。
サビが出る前に塗装できたことが、今回の大きなポイントです。
工事後の屋根と外壁には、美しい艶が戻りました。
ただし、私たちが重視したのは塗装直後の見た目だけではありません。
ルミステージは、紫外線による塗膜劣化を抑え、艶や色を長期間維持しやすい塗料です。
安曇野市の寒暖差や強い日差し、風雨にさらされる住まいでも、長期間美観と防水性を保つことを期待して採用しました。
工事後には、使用した塗料の空き缶も確認しました。
塗料には、面積に応じた標準塗布量があります。
必要量より少ない塗料を薄く伸ばしてしまうと、塗料本来の耐久性を発揮できません。
空き缶だけで施工品質のすべてを証明できるわけではありませんが、規定量を使用したことを確認する一つの材料になります。
高価な塗料ほど、材料名だけでなく、正しい量と工程で施工することが重要です。
今回はカラーシミュレーションだけでなく、外壁の一部へ実際に2色を試し塗りし、仕上がりを確認していただきました。
画面上で見る色と、実際の外壁に塗った色では、光の当たり方や面積効果によって印象が変わります。
面積効果とは、小さな色見本よりも広い面に塗った方が、明るい色はより明るく、濃い色はより強く感じやすい現象です。
実際の外壁で確認していただいたことで、完成後のイメージをより具体的に持っていただけました。
外壁のクラック部分を補修し、コケや汚れを除去したうえで塗装したことで、外観が明るく清潔な印象に変わりました。
屋根も色あせが解消され、艶のある美しい仕上がりになっています。
お客様からは、
「カラーシミュレーションだけでなく、実際に外壁へ試し塗りしてもらえたので安心して色を決められました。仕上がりにも満足しています」
というお言葉をいただきました。
防汚性や防カビ性の向上も期待できるため、今後は北面のコケや汚れも付着しにくくなります。
安曇野市は四季の寒暖差が大きく、冬は氷点下まで冷え込む日も多い地域です。
北アルプスから吹き下ろす風や霜、凍結と融解の繰り返しは、屋根や外壁の塗膜へ負担をかけます。
ALC外壁は水分を吸収しやすいため、塗膜やシーリングで防水性を保つことが重要です。
ガルバリウム鋼板屋根も、サビが発生する前に塗装することで、屋根材を長く使いやすくなります。
今回のように、基材が傷む前に相談することが、将来の大掛かりな工事を避けるポイントです。
次のような症状はありませんか。
一つでも当てはまる場合は、塗装で対応できる状態か確認しておくことをおすすめします。
早い段階であれば、今回のように既存の屋根材や外壁材を活かし、塗装だけでメンテナンスできる可能性があります。
今回の現場では、屋根も外壁も大きく傷む前にご相談いただけたため、塗装で十分にメンテナンスできました。
塗装工事で最も大切なのは、高価な塗料を選ぶことだけではありません。
を整理したうえで、塗料を選ぶことが重要です。
今回採用したルミステージは、認定施工店であるメイクアップショップ加盟店が取り扱う高耐久フッ素樹脂塗料です。
イトウ住建・街の屋根やさん松本諏訪平店はメイクアップショップ加盟店として施工を行っており、中部ブロック・長野県での施工実績を評価していただいた実績もあります。
現地調査では、色あせだけを見て塗装をおすすめすることはありません。
を確認し、写真をお見せしながらご説明します。
「高耐久塗料が必要か知りたい」「今なら塗装で済むかだけ確認したい」というご相談でも問題ありません。
点検したからといって、すぐに工事を決める必要はありません。まずは現在の屋根・外壁の状態を知り、ご家庭に合ったメンテナンス時期と方法を考えることから始めていただけます。
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