2026.06.26
2026年6月26日 更新 天窓の雨漏りを3万円の補修で解消しました 安曇野市のお客様より、 「天窓から雨漏りしているので見てほしい」 というご相談をいただきました。 天窓は採光性が高く室内を明るくしてくれる人気の設備ですが、実は屋根の中でも雨漏りが発生しやすい場所の一つです。 …
こんにちは!
の屋根やさん松本諏訪平店です。
諏訪市周辺では近年、突然のゲリラ豪雨や長時間降り続く強い雨の影響で、「今まで雨漏りしていなかった家なのに急にシミができた」というご相談が増えています。
今回のお客様も、強い雨が降った翌日に居室の天井にシミを発見されたことがきっかけでお問い合わせくださいました。
お話を伺うと、お住まいは築60年以上。
屋根は昔ながらの瓦棒葺きトタン屋根で、最後に塗装した時期もはっきり覚えていないとのことでした。
現在はご高齢のご両親がお住まいとのことで、
・雨漏りがどこまで進んでいるのか心配
・屋根が危険な状態ではないか知りたい
・すぐに工事が必要なのか判断してほしい
というご相談でした。
雨漏りは屋根だけでなく建物内部の木材を傷めてしまうことがあります。
今回は実際の現地調査で発見した劣化状況と、なぜ雨漏りが発生したのかを詳しくご紹介します。
トタン屋根は昔から広く使われてきた屋根材ですが、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
特に築年数が長くなると、
◆サビの進行
塗膜が劣化すると鉄部分が露出し、雨や雪によってサビが発生します。
◆金属の劣化と変形
長年の紫外線や気温差の影響によって、屋根材が伸縮を繰り返し隙間が発生します。
◆諏訪地域特有の寒暖差
諏訪市は冬の冷え込みが厳しく、夏との温度差も大きい地域です。
金属屋根は熱による伸縮を繰り返すため、接合部や固定部への負担が蓄積されやすくなります。
さらに積雪や凍結の影響も加わることで、雨漏りリスクが高まります。
つまり見た目だけでは分からなくても、築60年を超えるトタン屋根では内部の劣化が進んでいるケースが少なくありません。
まず室内を確認すると、居室天井と広縁天井に雨染みが見られました。
天井のシミは単なる汚れではなく、屋根から侵入した雨水が長期間にわたって建物内部へ入り込んでいる可能性を示す重要なサインです。
特に今回のように複数箇所へ症状が現れている場合は、屋根全体で雨水が侵入している可能性も考えられます。
天井裏の木材や断熱材が濡れてしまうと、腐食やカビの原因にもなります。
雨漏りは自然に直ることはありません。
まずは原因を特定するため屋根へ上がって詳しく調査を進めます。
屋根へ上がると、トタン屋根全体にサビが広がっている状態でした。
トタン屋根は表面の塗膜によって金属を保護していますが、塗膜が劣化すると徐々にサビが発生します。
初期のサビであれば塗装による保護も可能ですが、長期間放置されたサビは金属そのものを腐食させてしまいます。
今回の屋根では広範囲にサビが確認できたため、単なる再塗装では十分な改善が難しい状態でした。
さらに調査を進めると、屋根の上を歩いた際に一部が沈み込む感覚も確認できました。
これは下地の腐食が進行している可能性が高い危険なサインです。
屋根材だけでなく内部の木材まで傷んでいる場合は、表面だけ直しても根本的な解決にはなりません。
さらに詳しく調査すると、瓦棒屋根の頂部に取り付けられている瓦棒キャップの劣化が確認できました。
瓦棒キャップは雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
しかし長年の紫外線や風雨の影響によって固定部分が緩んだり、隙間が発生したりすることがあります。
こうした隙間から雨水が侵入すると、内部の木材を徐々に傷めてしまいます。
築年数が古い瓦棒屋根では特に注意が必要なポイントです。
今回も雨漏り原因の一つとして強く疑われる状態でした。
調査を進める中で、さらに気になる箇所が見つかりました。
それが上下の屋根材を途中でつないでいるジョイント部分です。
通常の瓦棒葺きトタン屋根は、軒先から棟まで一枚の屋根材で施工されるため、このような途中ジョイントはほとんどありません。
しかし今回の屋根では途中で継ぎ足されたような納まりになっており、接合部には隙間が発生していました。
金属屋根は上から下へ雨水を流す構造になっています。
そのため途中に継ぎ目があると、風を伴う雨の際に雨水が逆流し、内部へ侵入する可能性があります。
実際に雨漏りが発生している状況を考えると、このジョイント部分も雨水侵入経路の一つとして疑われる状態でした。
築年数の古い建物では過去の補修履歴によって思わぬ納まりになっていることもあり、現地調査の重要性を改めて感じるポイントでした。
さらに棟部分を確認すると、現在は使用していないテレビアンテナが設置されたままになっていました。
アンテナ線が棟をまたいでいるため、棟板金のジョイント部分にも影響が出ていました。
本来であれば棟板金は雨水を防ぐ重要な役割を持っていますが、アンテナ設置工事や配線工事によって無理な納まりになることがあります。
今回も棟板金の継ぎ目部分に劣化が見られ、雨水が侵入するリスクが高い状態でした。
使われていないアンテナは屋根に余計な負荷をかけるだけでなく、台風や強風時の飛散リスクにもつながります。
今後の屋根工事ではアンテナ撤去も含めた対策が必要と判断しました。
私たちは現地調査をしたからといって、すべてのお客様へ工事をおすすめしているわけではありません。
例えば、
・軽微なサビのみ
・塗膜の色あせ程度
・板金の浮きがない状態
・雨漏りが発生していない状態
であれば、すぐに大掛かりな工事を行わなくても経過観察で対応できるケースがあります。
実際に「あと数年は様子を見ても大丈夫です」とお伝えすることも少なくありません。
大切なのは不安を煽ることではなく、現在のお住まいの状態を正しく把握することです。
一方で今回のお住まいは、
・室内に雨染みが発生している
・トタン屋根全体にサビが広がっている
・屋根を歩くと沈み込む
・下地腐食の可能性が高い
・複数の雨漏り危険箇所が確認できた
という状況でした。
特に屋根を歩いた際の沈み込みは、野地板など下地木材の腐食が進行している可能性を示しています。
この状態で放置すると、
・雨漏りの拡大
・天井や壁の腐食
・シロアリ被害の誘発
・屋根材の飛散
・修理費用の増加
につながる恐れがあります。
今回は既存のトタン屋根を撤去し、腐食した下地を補修した上で新しい屋根材へ葺き替える工事をご提案しました。
屋根は普段なかなか見ることができない場所です。
だからこそ私たちは、現地調査の際に撮影した写真をお客様へお見せしながらご説明しています。
「どこが傷んでいるのか」
「なぜ雨漏りしているのか」
「今すぐ工事が必要なのか」
を写真で確認することで、安心して判断していただけます。
見えない場所だからこそ、分かりやすく正直にお伝えすることを大切にしています。
諏訪市といえば諏訪湖や上諏訪温泉をはじめ、多くの観光客が訪れる魅力的な地域です。
一方で、冬は氷点下まで冷え込み、夏との寒暖差も非常に大きい地域として知られています。
こうした寒暖差は人だけでなく住宅にも大きな負担を与えます。
特に金属屋根は熱による膨張と収縮を繰り返すため、長年のうちに接合部や固定部分が傷みやすくなります。
築30年以上のお住まいでは、一度専門業者による点検を受けておくと安心です。
今回の諏訪市の現地調査では、
・室内の雨染み
・トタン屋根全体のサビ
・瓦棒キャップの劣化
・不自然な屋根材ジョイント
・棟板金ジョイントの劣化
など複数の問題点が確認されました。
現地調査は不具合を見つけて不安になるためのものではありません。
これから先も安心して暮らすために、お住まいの健康状態を確認する大切な機会です。
「天井にシミができている」
「築年数がかなり経っている」
「訪問業者に指摘されて不安になった」
そんな場合は、お早めの点検をおすすめします。
街の屋根やさん松本諏訪平店では、現地調査から写真報告まで丁寧に対応しております。
無理な営業は一切行いませんので、まずは現在のお住まいの状態確認だけでもお気軽にご相談ください。
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