2025.12.28
2025年12月28日 更新 ベランダの違和感 塩尻市のお客様から「ベランダの手すりがぐらぐらする」というご相談をいただきました。一見すると手すりの固定不良のように思えますが、実はここ、とても見落とされやすい危険サインです。ベランダは雨風を直接受ける場所であり、少しの施工不良や経…
天井にふと現れたシミ。
ポタッ…という音がした気がする。
でも屋根の上は見えないし、どこから水が入っているのか分からない。
諏訪市でも、雨が強く降った翌日にこうした不安を抱えてご相談くださる方がとても多いです。
今回もそのひとつ。
築60年を超えるお住まいで、瓦棒葺き(かわらぼうぶき)という昔ながらのトタン屋根。
年月とともにサビ・ゆがみ・つなぎ目の劣化が起きやすく、複数箇所から雨水が侵入している場合もあります。
この記事では、
・どんな症状が雨漏りにつながるのか
・現場で実際に確認した「怪しい箇所」
・応急処置と根本修理の選択肢
を、できるだけ分かりやすく丁寧にお伝えします。
諏訪市にお住まいのお客様から「強い雨の翌日、天井にシミを見つけてしまって…」とご連絡をいただきました。
ここ数日、雨が断続的に続いていたこともあり、雨漏りの心当たりは特にないとのこと。
お話を伺うと、
・築60年以上
・屋根は昔の瓦棒葺きトタン
・過去に塗装した記憶も曖昧
・ご高齢のご両親のみで生活
という状況で、屋根に上って状態を確認することは難しいとのことでした。
“どこから漏れているのか見当がつかない”
この不安は、雨漏り調査のご相談の中でも最も多いお悩みです。
すぐにスタッフが現地に向かい、室内と屋根の両面から原因を探る調査を開始しました。
まずは室内側の確認から。
居間と広縁(縁側)の天井に、淡い茶色の雨染みが広がっていました。
この色は、雨水が建物内部の木材に染み込み、それを繰り返すことで生まれるものです。
雨染みの位置は屋根の“棟(むね)”と“軒先”の真下に該当しており、屋根上のどこかで雨が入り、それが内部を伝って天井に現れていると判断できます。
天井の雨染みは「雨漏りの出口」に過ぎず、
本当の入り口(原因)は屋根上にあります。
そのため、室内の確認を終えたらすぐに屋根へ向かいました。
屋根に上った瞬間、雨水の侵入リスクを強く感じる状態でした。
瓦棒葺きのトタン屋根は、縦方向に“瓦棒(かわらぼう)”という角材と板金で構成される昔ながらの工法です。
軽くて施工しやすいメリットがある一方、年数が経つとサビ・ゆがみ・継ぎ目の劣化が雨漏りを引き起こしやすくなります。
今回の屋根は、表面の半分以上がサビに覆われ、塗膜が完全に剥がれた箇所も多数。
特に赤サビは、金属を薄く弱らせるため、目に見えない微細な穴(ピンホール)ができ、そこから雨水が入り込みやすくなります。
“どこか一か所の穴”ではなく、
“屋根全体が原因になり得る”
まさにそのような状態でした。
次に気になったのが、瓦棒の“キャップ”部分の劣化です。
ここは板金同士のつなぎ目で、構造的に水が溜まりやすく、最も雨漏りが起きやすい場所の一つです。
キャップの表面にはサビが広がり、固定の釘まわりも腐食していました。
強風による浮きや、長年の結露による劣化で、わずかな隙間からでも雨水が侵入します。
屋根内部へ伝った水が天井に到達すると、今回のような「居間と広縁のシミ」として現れます。
本来、瓦棒葺きの屋根は“上から下まで一枚の板金”で施工します。
しかし昔の施工では、長さが足りず途中にジョイントを設けるケースがあり、このつなぎ目が雨漏りの大きな原因となります。
今回の屋根でもそのジョイントが確認され、そこにサビと浮きが出ていました。
ジョイントは“横からの雨”に弱く、特に強風をともなう雨の日には雨水が逆流して入り込みやすくなります。
そしてもう一つ怪しいポイントが、棟板金のつなぎ目です。
テレビアンテナの脚がちょうど棟板金のジョイント部分をまたいで設置されており、強い雨の日にはアンテナを伝った水滴がジョイントの隙間へ垂れやすい状態でした。
雨漏りの出ている天井の位置と照らし合わせると、
“アンテナ → ジョイント部分 → 内部へ浸入”
という動線が最も可能性が高いと判断しました。
この部分は応急処置としてコーキングを施し、しばらく様子を見てもらうことに。
もし改善しない場合は、
・棟板金の交換
・新しい防水紙(ルーフィング)の敷設
・カバー工法での屋根全体の更新
を提案しています。
瓦棒葺きトタン屋根は、適切にメンテナンスされていれば長く使える屋根ですが、築年数が50年、60年と経つと、
・サビ
・ゆがみ
・釘の浮き
・継ぎ目の劣化
・ピンホール
など、小さなトラブルが積み重なり、雨漏りへつながってしまいます。
雨漏りは“原因が一か所とは限らない”ため、プロの調査が欠かせません。
そして、応急処置で止まらない場合は、屋根全体の防水層から見直すカバー工法が最も確実な解決策になります。
今回突然の雨漏りでどうしたらいいのか全く分からず不安でしたが、すぐに駆けつけていただき、とても安心できました。
天井のシミの位置と屋根の構造がどう関係しているのか丁寧に説明していただき、 “応急処置で様子を見ながら、必要なら根本修理を” という提案も押しつけがましくなく、納得感がありました。
高齢の両親だけでは対処できない状況だったので本当に助かりました。
今回のお宅は築年数が長く、屋根の構造も今ではあまり見られない瓦棒葺きでした。
長い年月の中で徐々に劣化が進んでしまい、複数箇所で雨水が入り得る状態になっていました。
応急処置で止まっている場合でも、次の大雨で再発する可能性が高いため、早めの根本修繕をご検討いただくのが安全です。
諏訪市は風の強い地域でもあり、アンテナや棟板金のトラブルも多いので、気になることがあればいつでもご相談ください。
諏訪市は標高が高く、冬場の冷え込みが厳しい地域です。
諏訪湖周辺は湿気も多く、強風をともなう雨が吹き付けることもしばしば。
この気候は屋根にとってかなり過酷で、
・金属屋根のサビ進行
・強い横風による雨水の“逆流”
・凍結と融解の繰り返しによるゆがみ
などのトラブルを引き起こしやすい特徴があります。
瓦棒葺きのような昔ながらのトタン屋根は、こうした気候の影響を受けやすく、築年数が重なるほど雨漏りリスクが高まります。
諏訪市で古い屋根にお住まいの方は、定期点検がとても重要です。
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