2026.09.12
2026年9月12日 更新 築30年で初めての外装メンテナンス|屋根と外壁を調査しました こんにちは。街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。 松本市のお客様から、**「築30年になるので、一度屋根と外壁を見てほしい」**とご相談をいただきました。 住宅は築30年。屋…
富士見町のお客様が散歩から帰宅した際、ふと屋根を見上げて**「以前より白く見える気がする」**と感じたことが今回のご相談のきっかけです。
築25年で一度も塗装していないガルバリウム鋼板屋根を調査すると、塗膜の色あせは進んでいましたが、屋根材そのものに著しい腐食や穴あきはありませんでした。
そこで葺き替えではなく、まだ使える屋根を塗装で保護すると判断。
フッ素樹脂塗料「ルミステージ弱溶剤GT」で約90㎡を塗装した事例をご紹介します。
※「街の屋根やさん松本諏訪平店」は、長野県塩尻市のイトウ住建が運営しています。
この記事では以下「イトウ住建」と表記します。
築25年という年数だけで葺き替えを判断せず、ガルバリウム鋼板そのものの状態を確認。
まだ塗装で保護できる状態だったため、必要以上に大きな工事は行いませんでした。
今回のお客様は、毎日の散歩から帰宅した際にご自宅の屋根を見上げ、
「以前より屋根が白く見える気がする」
と感じられたそうです。
築25年を迎え、これまで一度も屋根を塗装していなかったことから、「そろそろメンテナンスが必要なのではないか」とイトウ住建へご相談いただきました。
また、屋根には太陽光パネルが設置されていたため、パネルが載った状態でも屋根塗装ができるのかという点も確認したいとのことでした。
屋根を確認すると、ガルバリウム鋼板一文字葺きの表面はツヤを失い、全体的に白っぽく見える状態でした。
これは金属そのものが白く変質したというより、長年紫外線や雨風を受けて表面の塗膜が劣化し、色やツヤが変化した状態です。
塗膜の保護機能が低下した状態を長く放置すると、やがて金属部分にサビや腐食が発生する可能性があります。
今回は、屋根材まで大きく傷む前にご相談いただけたことが重要でした。
白っぽく見える屋根を見て、
「築25年なら、もう屋根を交換しなければならないのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし調査では、ガルバリウム鋼板そのものに著しいサビ・腐食・穴あきなど、塗装では対応できない大きな傷みは確認されませんでした。
今回主に劣化していたのは、屋根材そのものではなく表面を保護している塗膜です。
そのため、まだ既存屋根を活かせる状態と判断しました。
今回の工事で最も重要だったのは、築25年という年数だけで工事方法を決めなかったことです。
金属屋根は、築年数だけを見て「塗装」「カバー工法」「葺き替え」を決めることはできません。
重要なのは、現在の屋根材がどこまで傷んでいるかです。
今回のガルバリウム鋼板は塗膜の劣化が進み、白っぽい色あせが目立っていましたが、屋根材そのものには著しい腐食や穴あきがありませんでした。
つまり、傷んでいる塗膜をつくり直せば、既存の屋根材を引き続き使用できる状態でした。
そこで高額な葺き替えやカバー工法ではなく、屋根塗装をご提案しました。
反対に、サビが広範囲に進行していたり、腐食による穴あきがあったりすれば、同じ築25年でも判断は変わります。
「25年経ったから交換」ではなく、「25年経って現在どういう状態なのかを見る」。
これが今回の屋根メンテナンスで一番大切だった判断です。
今回の仕上げ塗料には、フッ素樹脂塗料のルミステージ弱溶剤GTを採用しました。
お客様は築25年まで既存のガルバリウム鋼板を使用しており、今回が初めての屋根塗装です。
屋根材そのものはまだ使用できる状態だったため、せっかく塗装するのであれば、今後のメンテナンスまで考えて耐候性の高い塗料を選びたいという考えからルミステージをご提案しました。
イトウ住建はルミステージメイクアップショップ加盟店として、屋根の状態や既存塗膜との相性を確認したうえで使用しています。
大切なのは「高価な塗料だから選ぶ」のではなく、まだ使える屋根を今後どのくらい維持したいかまで考えて塗料を選ぶことです。
今回の屋根には太陽光パネルが設置されていました。
太陽光パネルがあるからといって、必ず屋根塗装ができないわけではありません。
今回はパネルを撤去せず、安全に作業できる範囲と塗装可能な屋根面を確認して施工する計画としました。
パネルの下など物理的に作業できない部分へ無理に手を入れるのではなく、現場の設置状況を確認して施工範囲を判断することが重要です。
次は高圧洗浄で25年間の汚れや劣化した表面を整え、防錆下塗りからルミステージの中塗り・上塗りへ進みます。
まず高圧洗浄で、25年間屋根に付着した汚れや劣化した表面を洗い流します。
乾燥後は、金属屋根用の防錆プライマーを塗布しました。
下塗りには、仕上げ塗料を密着させるだけでなく、金属屋根をサビから保護する役割もあります。
完成すると見えなくなる工程ですが、まだ使えるガルバリウム鋼板をこれからも維持するためには、仕上げ塗料だけでなく下地づくりが重要です。
ガルバリウム鋼板一文字葺きは、屋根材同士が重なる細かな部分があります。
ローラーだけでは塗料が十分に入りにくいため、先に刷毛を使って「ダメ込み」を行いました。
ダメ込みとは、ローラーで塗りにくい端部や細部を先に刷毛で塗装する作業です。
広い面だけをきれいに仕上げるのではなく、細かな部分まで塗り残さず保護するために必要な工程です。
下塗りが乾燥したことを確認し、フッ素樹脂塗料ルミステージ弱溶剤GTで中塗りを行います。
細部を刷毛で塗ったあと、広い屋根面はローラーを使って均一に施工します。
高耐候の塗料を選んでも、塗りムラや塗り残しがあれば本来期待される性能につながりません。
そのため塗料そのものの性能だけに頼らず、必要な工程を守って適切な塗膜をつくることを重視して施工しました。
中塗りのあと、必要な乾燥時間を確保して上塗りを行います。
上塗りは単に色やツヤを整えるためだけの工程ではありません。
中塗りと上塗りを重ねることで必要な塗膜を形成し、紫外線や雨などからガルバリウム鋼板を保護します。
今回は築25年でも屋根材そのものがまだ使用できる状態だったため、既存屋根を活かしながら今後の劣化を抑えることが塗装の目的です。
今回の屋根には太陽光パネルが設置されているため、パネルを載せた状態で施工しました。
パネルの下など物理的に作業できない場所へ無理に手を入れることはせず、周囲の施工可能な範囲を確認しながら塗装しています。
太陽光パネルがある屋根では、設置方法や屋根形状によって施工条件が異なります。
「太陽光パネルがあるから塗装できない」と一律に判断せず、実際の設置状況を確認して施工範囲を決めることが大切です。
塗装後は屋根全体を確認し、塗り残しや仕上がりなどをチェックして工事完了です。
施工前はツヤを失い、白っぽく見えていたガルバリウム鋼板屋根も、塗装後は均一なツヤのある仕上がりになりました。
今回の工事面積は約90㎡、工事費用45万円(税込)、工期は約5日です。
築25年でも著しい腐食や穴あきがなかったため、屋根を交換することなく、既存のガルバリウム鋼板を活かしたメンテナンスができました。
今回の事例で一番お伝えしたいのは、築年数だけでは必要な屋根工事は決まらないということです。
この屋根は築25年で、これまで一度も塗装されていませんでした。
それでも現地調査では、表面の塗膜は劣化していたものの、ガルバリウム鋼板そのものに著しい腐食や穴あきは確認されませんでした。
だから今回は、葺き替えやカバー工法ではなく塗装を選択できました。
一方、同じ築25年でもサビや腐食が進み、屋根材そのものが傷んでいれば判断は変わります。
塗装で済むうちに塗るのか、屋根工事が必要な状態なのか。
見た目や築年数だけで決めず、現在の屋根材の状態を確認することが、余計な工事を避けることにもつながります。
工事期間中は担当者が毎日現場を確認し、その日の作業内容や翌日の予定をご説明しました。
屋根工事はお客様から作業状況が見えにくいため、
「今日は何をしたのか」「明日は何をするのか」
を共有することも、安心して工事を任せていただくために大切だと考えています。
工事後、お客様からは、
「毎日工程を説明してくれたので、安心してお任せできました。屋根が見違えるほどきれいになって、本当にお願いして良かったです」
とお言葉をいただきました。
屋根の保護だけでなく、工事中も不安なく過ごしていただけたことが何よりでした。
富士見町は標高の高い地域が多く、冬季は厳しい冷え込みや積雪もあります。
屋根塗装では地域名だけで工事方法を決めるのではなく、施工時の気温・湿度・降雪など塗料メーカーが定める施工条件を守ることが重要です。
また、金属屋根は塗膜の劣化が進むとサビにつながる場合があります。
今回のような色あせやツヤの低下は、屋根の状態を確認する一つのきっかけになります。
「築20年以上だから、もう屋根を交換しなければいけないのでは?」
「屋根が白っぽくなってきたけれど、まだ塗装で大丈夫?」
「太陽光パネルが載っていても塗装できる?」
このような場合も、最初から工事方法を決める必要はありません。
イトウ住建では、確認できる範囲で塗膜の劣化、サビや腐食、穴あき、太陽光パネル周辺などを確認し、塗装で維持できる状態なのか、屋根工事を検討した方がよいのかをご説明します。
今回のように築25年でも、屋根材そのものがまだ使える場合があります。
「うちも塗装で間に合うのか知りたい」
「葺き替えが必要かどうかだけ確認したい」
そんな段階でも、お気軽にご相談ください。
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