2024.11.05
茅野市でトタン屋根の塗り替え工事を行いました。茅野市は真夏で最高気温で35度を超え、真冬は最低気温でマイナス10度を下回る日もあり、年間の寒暖差が50度くらいになる気象条件の厳しい地域です。そんな環境のなか屋根は1年中私たちの生活を雨風から守ってくれています。でも、そんな屋根もメ…
今回行った工事は畳からフローリングへの張替え工事とフローリングの下に床暖房を入れる工事です。
寝室を2階から1階へお引越しする関係で、1階の8畳和室をフローリングにし、床暖房を入れて暖かいお部屋にしたかったそうです。畳を撤去して下地の根太を組み、根太の間に30㎜厚のスタイロフォームを入れて断熱し、合板を張ってその上に床暖房を入れて新しいフローリングを張るという流れです。床暖房は茅野市にあるメカ・エンジ社製のぬくぬく陽だまり、フローリング材はPanasonicのベリティス ハードコート アカシアクリアです。
まずは既存の畳を撤去します。比較的しっかりした畳でしたがベッドの生活になるので畳よりはフローリングのほうがいいということで、畳は撤去しました。障子も新調するためこちらも撤去します。撤去した畳は私たちで廃棄業者に持ち込んで処分します。
畳の下地もしっかりしていたため補修の必要もありませんでした。畳の部屋のリフォームで下地板がこれだけしっかりしていることも珍しいです。お掃除をして工事に入ります。
畳は厚さが6㎝あります。現状室内と廊下には6㎝の段差があることになります。このまま床暖とフローリングを張ると段差が残ったままになるので、下地を組んで段差を解消します。まずは根太という角材を組んでいきます。
根太を組んだら角材を当ててすべての根太が角材に当たっているか(不陸)の確認をします。低すぎたり高すぎたりする根太があるとフローリング材を張った際に床鳴りが起きたり、床に傾斜ができたりしてしまいます。写真にはありませんが根太の不陸調整ができたら根太の間に30㎜のスタイロフォームを入れて断熱します。
根太とスタイロフォームの上に12㎜厚の合板を敷きます。この合板がフローリング材の直接の下地になります。このときに合板に墨で線を引きます。この線は下に根太があるところです。30㎝間隔で組んだ根太に合板を釘打ちするため、根太の位置を合板側からもわかるように引く線です。合わせてこの後敷く幅270㎜の床暖のシートの位置も示します。
次に床暖房ぬくぬく陽だまりのシートを敷きます。ぬくぬく陽だまりの詳細についてはメーカーのホームページのリンクを下の画像に貼っておきますのでご覧ください。
幅270㎜のシートを6列敷きます。シートは厚さが0.7㎜しかなく簡単に敷くことができるので施工性が抜群です。また①~④の4ブロックに分かれていて①③を温めたら次は②④というように一度に全部を温めるのではなくブロックごとに温めるので温めすぎということがありません。上に家具などを置く場合はその部分は発熱しないなど、安全性と省エネ性に優れています。温水タイプの床暖はこういった機能がありません
最後にフローリング材を敷設します。使用したフローリング材はPanasonicのベリティスハードコート、色はアカシアクリアです。以前のフローリング材は床暖との相性が悪く、反り上がりなどの不具合が起きることがありましたが、今のフローリング材はほとんどが床暖対応になっているのでそのような不具合は起きにくくなっています。床暖シートの隙間にボンドを入れてフィニッシャーという細い釘で止めます。この時も不陸がないように、また隙間が出ないように水平垂直を確認しながら敷いていきます。
ぬくぬく陽だまりのコントロールパネルです。こちらのコントロールパネルで温度はもちろん、温めるところと温めないところなどぬくぬく陽だまりの機能を管理します。
掃き出し窓の障子は下半分が上にスライドする雪見障子に替えました。腰窓の障子は張り替えて戻しています。
もともとは和室だったので、床の間や押し入れなど和風のところも残っていますが、アカシアクリアの色が落ち着いた色なのでフローリングにしても違和感がありません。今回の工事は期間が3日間、費用が畳の処分からフローリング敷設までで合計400,000円でした。
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