2026.01.02
2026年1月2日 更新 屋根の状態を正しく把握する今回は、松本市梓川で築15年を経過した屋根塗装のお住まいを現地で調査した様子をレポートします。長年の雨・風・紫外線の影響で、屋根の塗膜は徐々に劣化し、塗装の再施工が必要な状態が進行していました。特に日当たり・積雪・凍結の影響が大…
屋根塗装や外壁塗装と聞くと、「色を塗る作業」がメインに思われがちですが、実はもっと大切な工程があります。
それが “高圧洗浄による下地づくり” です。
どんなに高性能な塗料を使っても、下地に汚れ・苔・古い塗膜が残ったままでは密着しません。
富士見町は標高が高く湿気がこもりやすいため、苔の発生や風で運ばれる松葉・砂埃の堆積が多い地域。
今回は、そんな環境で行った実際の洗浄作業を、現場スタッフである私が“ありのままの目線”で解説していきます。
今回の現場は、富士見町にお住まいのご夫婦からのご依頼でした。
「屋根の色がくすんで見える」「ベランダの床が緑っぽくなってきた」というご相談がきっかけです。
現地を拝見すると、屋根はガルバリウム鋼板の一文字葺きで、勾配がややきつく、複雑な段差のある形状。
太陽光パネルも設置されており、水が停滞しやすいポイントがいくつか見受けられました。
富士見町は霧が出やすく、夜露が残りやすい気象条件のため、屋根や外壁が乾きにくい特徴があります。
その結果、苔・藻・泥が付着しやすく、塗膜の劣化に繋がるケースが非常に多いのです。
お客様とも相談の上、
「塗装前に汚れをしっかり落とす洗浄作業を丁寧にやってほしい」
とのご希望をいただき、初日の工程として高圧洗浄を行うことになりました。
屋根洗浄のスタートは、まず全体の汚れの種類を把握するところから。
ガルバリウム鋼板の一文字葺きは、段差の重なり部分に砂埃や松葉がたまりやすく、苔が薄く生えている場所も見受けられました。
高圧洗浄を行う際は、業務用のノズルを細かく動かしながら、
「面を洗う」というよりも「汚れを浮かせて飛ばす」感覚 で作業を進めます。
瞬間的に吹き飛ぶ汚れを見て、お客様は「こんなに黒い水が出るの?」と驚かれることが多いんです。
屋根が本来持つ“素の色”が少しずつ現れてくると、こちらも気持ちの良い瞬間です。
写真の機械は、家庭用の電気式とは違う ガソリンエンジン式の業務用高圧洗浄機 です。
塗装前の洗浄では「水圧が不足する=汚れが落ちない」という致命的なミスに繋がるため、プロの現場では必ずこのタイプを使用します。
エンジンむき出しで音は大きいものの、
水圧が非常に強い
粘着した苔や泥を剥がせる
広範囲を一気に洗える
といったメリットがあります。
もちろん着工前のご挨拶で「洗浄時は音が出ます」と周辺のご近所へ説明し、施工中の不安が出ないよう配慮しています。
作業中は私たちもカッパ必須で、秋〜冬は寒さとの戦いです。
通常の清掃は上から下へ行うのが一般的ですが、一文字葺きのガルバリウム屋根は例外です。
理由はズバリ、
「段の重なりの奥に汚れが溜まる構造だから」 です。
上から水を当てても、重なり目(ジョイント)に入り込んだ砂埃までは届きません。
そこで、段の下側から水圧をかけて逆流させることで、内部に詰まった泥や苔を押し出す形で洗浄します。
逆洗を行うと、水と一緒に“黒い筋状の汚れ”が流れ出てくるのですが、これがまさに蓄積されたゴミの証拠。
職人たちも「ここが腕の見せどころ」と言うほど重要なポイントで、耐久性を左右する部分でもあります。

ベランダの床はタイル張りで、苔・ホコリ・細かなゴミが溜まりやすい状態でした。
富士見町の気候では、夕方から早朝にかけて湿度が高くなり、苔の繁殖が特に早い傾向があります。
高圧洗浄では、
目地の奥に溜まった泥
排水溝周りのゴミ
タイルのざらつきに付着した苔
を時間をかけて丁寧に落としていきます。
ベランダは雨漏りの原因となる“盲点”が多いため、掃除だけでも家を守る大事なメンテナンス。
洗浄後のタイルは明るい色に戻り、お客様も「こんなに違うんですね」と驚いていました。
外壁は上から下へ流し洗いを行います。
塗装前の洗浄では、
劣化した古い塗膜
薄い苔
排気ガス汚れ
などが大量に落ちるので、洗浄水はとても濁っています。
今回の外壁は凹凸のあるサイディングで、凹部に入り込んだ汚れや苔を丁寧に洗い流す必要がありました。
ノズルを斜めに当てながら、角度を変えて何度も往復し、塗料がしっかり密着する下地をつくります。
外壁1軒分の洗浄は約4時間。
合羽の中は汗だくですが、ここをしっかりやるかどうかで“塗装の持ち”が大きく変わります。
塗装の美しさや耐久性は、洗浄作業の精度によって決まると言っても過言ではありません。
特に富士見町のように湿度が高く、苔・藻・砂埃が付着しやすい地域では、
「どれだけ下地を整えたか」 が仕上がりと耐久性を大きく左右します。
洗浄を丁寧に行うことで、後の塗装工程の密着が良くなり、剥がれにくく長持ちする塗装が実現します。
今回もしっかり時間をかけて作業を行いましたので、安心して次の工程へ進める状態になりました。
屋根のくすみが気になり、思い切って塗装をお願いしました。
洗浄の様子を見せてもらうと、本当に驚くほど汚れが落ちていて「こんなに溜まっていたんだ…」と驚きました。
ベランダの床も明るくなり、気分までスッキリしています。
丁寧に説明していただいたおかげで不安なく工事をお任せできました。
この先も安心して住めると思うと心強いです。
富士見町は標高が高く、夜露で屋根が濡れやすいため汚れや苔が非常に付きやすい地域です。
今回の現場も、屋根の段差の奥まで汚れが詰まっていたため、逆洗を中心に丁寧に作業しました。
洗浄は地味な作業ではありますが、塗装の仕上がりを左右する大切な工程。
今後も定期的にご自宅まわりを見ていただき、気になることがあればいつでもご相談くださいね。
諏訪郡富士見町は標高が高く、夜間の冷え込み・朝露・湿度の変化が大きい地域です。
特に初夏から秋にかけては霧が発生しやすく、屋根や外壁が乾燥するまで時間がかかるため、苔・藻の繁殖が活発になります。
また風も強く、八ヶ岳から吹き下ろす風で砂埃が舞い、外壁の汚れが目立ちやすい環境です。
こうした地域性を考えると、
洗浄に時間をしっかりかける
乾燥工程を丁寧に行う
防カビ・防藻性の高い塗料を選ぶ
という工夫が塗装長持ちのポイントになります。
自然豊かな富士見町ですが、外装メンテナンスには気候と相性の良い施工が欠かせません。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん松本諏訪平店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.