2026.06.29
2026年6月29日 更新 築40年以上のセメント瓦屋根を現地調査しました 安曇野市のお客様より、「倉庫として使っている離れなので最低限のリフォームで済ませたい」とご相談をいただき、セメント瓦屋根の現地調査を行いました。 調査の結果、屋根表面だけでなく防水シート(ルーフィング)ま…
こんにちは! イトウ住建です。
最近、諏訪市周辺のお客様から「屋根のサビがひどくなっていて心配なので、一度見てほしい」という現地調査のご依頼が急増しています。
まず結論からお伝えしますと、今回調査した築50年超の物置小屋のトタン屋根は、全体に広がった赤サビだけでなく、屋根を支える木造下地(野地板や垂木)まで完全に腐食して歩くと沈む状態になっており、崩落のリスクを防ぐために「下地補修を伴う屋根の葺き替え工事」が今すぐ必要な状態でした。
見上げてみたら屋根全体が赤茶色に見える
訪問業者から「屋根が傷んでいる」と言われて不安になった
最後にメンテナンスをしてから何十年も経っている
まだ雨漏りはしていないけれど、今の状態を知りたい
お家の普段は見えない場所だからこそ、何か不具合を指摘されたり、年数が経たりすると心配になるのは当然のことです。
今回は、プロが実際の現地調査でこの結論に至った明確な劣化サインや、放置すると危険なリスクについて、専門店の視点でわかりやすく解説します!
地域: 諏訪市
築年数: 50年超(物置小屋)
相談理由: 屋根全体にサビが広がり、下地の腐食まで進行しているのが気になったため
実際の状態: 重度(全体的なサビ、および木部下地の腐食)
緊急度・必要性: 緊急(下地補修を伴う葺き替えが必要な状態)
実は一見なんともなさそうに見えても、裏側では少しずつ劣化が進行していることが多いのです。
その主な原因として、以下の3点が挙げられます。
◆原因①(雨風の影響)
長年の雨風にさらされることで、金属表面の塗装(塗膜)が切れてしまいます。
保護を失ったトタンは、水分と酸素によって急速にサビが広がっていきます。
◆原因②(経年劣化)
築年数が50年を超えると、トタンの隙間からわずかに侵入した湿気や雨水により、屋根を支える木造の下地自体が水分を吸いやすくなります。
◆原因③(寒冷地特有の現象)
長野県ならではの厳しい冬の寒さや結露、そして積雪が、湿気を溜め込ませてしまい、木材の腐食に拍車をかけてしまうこともございます。
つまり、「表面のサビだけだと思って放置すると、内部が大変なことになる危険な状態」と言えます。
実際の診断結果を詳しく見ていきましょう。
実際に屋根の上に登って診断を進めると、足を踏み出すたびに「フワッ」と足元が沈み込むような、異様な柔らかさを感じます。
これは表面のトタンだけでなく、それを下から支えている木造の土台部分が水分を吸って、完全に脆くなっている決定的なサインです。
このままの状態でリフォームを行わずに放置を続けてしまうと、以下のような非常に危険な二次被害が発生する恐れがあります。
下地の腐食による屋根全体の崩落リスク
屋根を支えている骨組み(垂木や野地板)の強度が著しく低下しているため、冬場の積雪や、近年大型化している台風の強い風圧に耐えきれず、ある日突然、屋根そのものが重みに耐えかねて崩落してしまう危険性があります。
物置小屋の枠組みを揺るがす慢性的な雨漏り
すでに木材がボロボロになっているということは、雨が降るたびに水が建物内部へ侵入している状態です。
物置の中にある大切な工具や荷物が濡れてしまうだけでなく、柱や土台といった建物全体の主要な構造部まで腐食が連鎖し、建物自体の寿命を縮めてしまいます。
そのため今回は、表面に新しい金属を重ねるだけではネジや釘が効かないため、傷んだトタン屋根を一度すべて剥がし、腐食した野地板や垂木などの木部下地をきれいに補修・新設した上で、新しい屋根材へと新しく作り変える「葺き替え工事」をご提案させていただきました。
実は、現地調査をしたからといって、すべてのお家や建物が「今すぐ工事が必要」というわけではありません。
例えば、以下のような状態であれば、今すぐ大掛かりな工事をしなくても大丈夫です。
築年数が20年未満と比較的浅い
トタンや金属屋根に赤サビなどの劣化がほとんど見られない
屋根を踏んでもしっかりとした硬さがあり、きしみや沈み込みがない
建物の構造や環境によって進行度は異なりますが、まずは数年間、定期的な点検や経過観察をしながら、次のメンテナンス計画をゆっくり立てていけば十分に間に合います。
ただし、以下のような症状が出ている場合は、建物全体の寿命に関わるため、早めの対応をおすすめしています。
築年数が30年以上経過している: 表面がきれいに見えても、防水シートや下地木材の寿命を迎えている可能性が高くなります。
屋根材(金属)の広範囲なサビ: 穴が空く一歩手前のサインであり、雨水を防ぐ機能が著しく低下しています。
歩いたときの沈み込みや下地の腐食: 今回の調査のように、骨組み自体が傷んでいる場合は、台風や積雪による崩壊リスクが目の前に迫っている重大なサインです。
お家の健康状態は、外側から見ただけでは分からない部分がたくさんあります。特に屋根の上や下地の内部は、お客様ご自身で確認することが非常に困難な場所です。
当店では、お客様に100%納得していただけるよう、調査時に撮影した写真をすべて一緒にお見せしながら、現在の劣化状況を詳しくご報告いたします。
本当に必要な対策だけを丁寧にご説明し、専門用語も分かりやすく噛み砕いてお伝えすることを大切にしています。
諏訪湖を囲む豊かな自然と、上諏訪温泉などの風情ある街並みが魅力的な諏訪市。
四季折々の美しい景色が楽しめる一方で、冬場の寒さは非常に厳しく、マイナス10度を下回る日も珍しくありません。
このような寒冷地では、外気と建物内部の温度差によって、屋根の裏側に「結露」が発生しやすくなります。
特に通気性が不足している古いトタン屋根の場合、発生した結露水が野地板や垂木などの木部染み込み、長い年月をかけてじわじわと腐食を進めてしまう原因になるのです。
地元の過酷な気候を熟知しているからこそ、私たちは表面のサビだけでなく、寒さによる内部の傷みまで徹底的にチェックしています。
現地調査は、不具合を見つけて焦るためのものではなく、「これから先も安心して暮らすための健康診断」です。
万が一不具合が見つかったとしても、正しいタイミングと適切な工事方法を知ることで、結果的に無駄な出費を抑えることができます。
「物置のトタン屋根が赤くなってきているけれど、まだ大丈夫?」
「他社に『早く直さないと危険だ』と言われたけれど、本当の状態を確かめたい」
どんな小さな疑問やご不安でも大丈夫です。 地元の皆様に寄り添う専門店として、節度を持って誠実に対応いたします。
まずは現在の状態を確認するための診断だけでも、お気軽にイトウ住建までご相談ください!
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