窯業系サイディングにはほとんどの場合サイディング同士のつなぎ目にコーキング(シーリング)が施されています。主にシリコーン樹脂製で、板間の目地に充填して気密性や防水性を目的として使用します。このコーキング材(シーリング材)は太陽の紫外線により、割れ、やせ、剥がれ、切れなど、徐々に劣化していきます。劣化が激しい場合は古いコーキングを除去して新たにコーキングを打つ、打ち替えが必要です。
コーキングは2点止めと言って正面から見て左右2点を止めます。こうすることによって建物の動きに追従してくれます。
以前はこの2点をカッターで切れ目を入れて建物から切り離していました。何度もカッターの刃を入れて切り離す、手間のかかる危険な作業でした。
今回はその手間を軽減する上に、危険度も解消する優れたコーキング切り取りの道具、スリーエムジャパン株式会社のスピンカッターを使用しました。