2024.09.09
みなさんこんにちはいつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます今回は松本市深志で行ったバルコニー防水の現地調査の様子をご紹介しますFRP防水とはFiberglass Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略で、バルコニーや船…
いつもお世話になっている企業の生協の社員さんのお家です。外壁の塗膜の剥がれが目立ってきてお問い合わせいただきました。現地調査すると塗膜がかなり脆弱で、簡単に剥がれてしまいそうでした。鉄筋コンクリート造なので、いつもの窯業系サイディングやALCのように簡単に塗装するわけにはいきません。外壁自体が呼吸していないので水が絡むと新しく塗装しても剥がれや膨れなどの不具合が発生します。塗料や施工方法は吟味して選択しました。
お風呂の窓周辺の塗膜は剥がれがひどく、にじみ出ていた水が悪さをしていたものだと思います。ちょうど近くにベテラン板金職人がいたので相談したところ、コーキングを打ち直すとまた同じことになるので、このまま排水させたほうがいいというアドバイスをもらいました。
とはいえ、何もしないとコンクリートが水を吸ってしまいます。結露なのかお風呂からの湿気なのか、その両方なのか、出てくる水を止めることは難しいと思います。そこでFRP防水でも使用するポリエステル樹脂を塗布して、コンクリート面が水を吸わないようにを防水して、この後の塗装をすることにしました。写真はそのポリエステル樹脂です。
マスキングテープを貼ってポリエステル樹脂を塗るところと塗らないところを分けます。5mmほど下がったところに境界のラインをひきました。細い刷毛でたっぷりと塗りこんでいきます。太陽にさらされるようなところではないので、防水層の劣化もしないと思います。これでお風呂から出てくる水の処理ができます。これから塗る塗膜にも水の悪影響は出ないと思います。
その他にコンクリート素地まで剥がれてしまったところに浸透性プライマーという下塗り材を塗装しました。これは剥がれず残った塗膜と、素地まで剥がれてしまったところの段差を解消するために、コンクリート素地面に一回吹付で塗装をするための下塗りです。玉吹きをするため段差解消とともにコンクリートのつるつるの面に既存の外壁に似た模様を付けることで、補修痕をなるべくわからなくするためです。
吹き付け塗装の様子です。あとでご紹介しますが、低圧タイプのコンプレッサーを使うので、イメージほど飛散はないのですが、それでもヘルメット、防塵マスク、不織布のつなぎと完全防備で作業します。
こちらがその低圧タイプのコンプレッサーです。精和産業株式会社の【とばな~いTB-8】という機械です。エアレススプレーという方式で、塗料を射出する力を空気を使わず圧力をかけて小さな穴から射出する方法です。ホースで水巻きをするときにホースの先をつまんで遠くへ飛ばしたことがあるかと思います。原理は同じです。
使った塗料は水性なので、5%の水を入れて機械でよく攪拌します。攪拌した塗料を機械のタンクに入れて準備OKです。
高圧洗浄で古い塗膜が完全に剥がれて、コンクリート素地がむき出しになった外壁ですが、下塗りの段階でパターンを付けたのできれいに仕上がりました。
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