2026.06.22
劣化したセメント瓦屋根をガルバリウム鋼板へ葺き替えました 「蔵の壁は自分で塗り替えたけれど、屋根に上るのは危険なのでお願いしたい」 このようなご相談を松本市のお客様よりいただきました。 現地調査を行うと、築50年以上経過したセメント瓦は塗膜がほとんどなくなり、屋根材そのものが雨水…
地域: 東筑摩郡山形村
工事名: モニエル瓦からジンカリウム鋼板への屋根葺き替え工事
本日の作業工程: 足場架設、棟瓦および平瓦の撤去、瓦おろし、瓦桟撤去、屋根面清掃
使用材料・道具: 瓦おろし用クレーン車、撤去用工具、清鎖用具一式
職人からの本日のひと言: 重い瓦を安全かつ迅速に処理するため、クレーンを効果的に活用して作業を行いました。
撤去前に改めて確認した屋根面は、長年の紫外線や雨風によってモニエル瓦の表面が大きく劣化している状態でした。
このモニエル瓦(着色セメント瓦)は、かつて多くの住まいで採用されていた人気の屋根材ですが、現在の瓦とは異なる以下のような独自の特性を持っています。
◆メリット(意匠性と断熱性):
セメントと砂を主原料とし、デザイン性が高く、瓦自体の厚みがあるため遮音性や断熱性に優れているという利点があります。
◆デメリット(定期的な塗装の必要性):
瓦自体に防水性がないため定期的な再塗装が必須であり、放置すると水分を吸って非常にもろくなり、割れやひび割れが起きやすくなります。
◆現在の状況:
現在は製造メーカーが日本から撤退しているため、割れた場合の一部交換(差し替え)に必要な純正の瓦を入手することが極めて困難となっています。
雨漏りはしていないけれど、このまま使い続けて大丈夫なのかという不安の通り、防水性が切れて耐久性が著しく低下した瓦は限界を迎えていました。
この状態を放置すると、割れた隙間から雨水がダイレクトに侵入し、気づかないうちに下地を腐食させていく原因になります。
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