2026.07.16
2026年7月16日 更新 茅野市で瓦屋根の雨漏りを解決 耐震性も考えた屋根葺き替え工事 茅野市にお住まいのお客様より、「大雨のあとに2階の天井から雨漏りするようになった」とご相談をいただきました。 インターネットで数ある屋根工事会社の中から、施工事例や屋根工事の実績をご覧になり…
塩尻市で、築45年のセメント瓦屋根の葺き替え工事を行いました。
お客様は2階の窓から屋根を見た際に、瓦が割れていることに気付きご相談くださいました。
現地調査では、瓦の割れやヒビ、面戸モルタルの剥がれを確認。
セメント瓦は現在では製造されていないため、差し替えや部分補修では根本的な解決が難しい状態でした。
今回は耐震性への不安もあったため、既存の重いセメント瓦から、軽量で耐候性に優れたSGL鋼板の金属屋根「ニスクPRO GMルーフ」へ葺き替えました。
次のような症状がある場合は、屋根点検をおすすめします。
✅ セメント瓦を30年以上使用している
✅ 瓦に割れやヒビが見える
✅ 屋根の色あせや変色が目立つ
✅ 棟や面戸モルタルが剥がれている
✅ 地震に備えて屋根を軽くしたい
✅ 部分補修できるか分からない
セメント瓦は劣化が進むと、塗装や部分補修だけでは対応できないことがあります
お客様からは、
「2階の窓から屋根を見たら、瓦が割れているのが見えました。ヒビもあるように見えるので、一度見てほしいです」
というご相談をいただきました。
また、築年数が45年ほど経っていることもあり、今後の雨漏りや耐震性も心配されていました。
特に、重い瓦屋根をこのまま使い続けるよりも、できれば軽い金属屋根に替えたいというご希望がありました。
現地調査では、セメント瓦の割れ、ヒビ、色あせ、面戸モルタルの剥がれを確認しました。
セメント瓦は経年劣化により表面の塗膜が傷み、防水性が低下していきます。さらに割れが進むと、雨水が入り込みやすくなり、下地の傷みや雨漏りにつながる可能性があります。
今回の屋根は入母屋造りで、形状が複雑な屋根でした。2階の大屋根と1階の下屋根の両方を施工するため、瓦の量も多く、通常の切妻屋根よりも慎重な作業が必要な現場でした。
今回一番重要だった判断は、割れた瓦を部分補修するのではなく、屋根全体の葺き替えをご提案したことです。
理由は、セメント瓦が現在では製造されておらず、同じ瓦への差し替えが難しいためです。仮に一部を補修しても、他の瓦も同じように45年経過しているため、今後また別の場所で割れやヒビが出る可能性があります。
また、お客様は耐震性も気にされていました。そこで、重いセメント瓦を撤去し、軽量なSGL鋼板へ葺き替えることで、屋根全体の負担を大きく軽減するご提案をしました。
今回使用した屋根材は、SGL鋼板の「ニスクPRO GMルーフ」です。
SGL鋼板は、従来のガルバリウム鋼板よりも耐食性に優れた金属屋根材で、軽量でさびにくく、長く使いやすい点が特徴です。
今回の屋根は120㎡あり、既存のセメント瓦は1㎡あたり約50kg。屋根全体では約6,000kgの重さがありました。
一方、SGL鋼板は1㎡あたり約5kgで、屋根材だけなら約600kgです。野地板やルーフィングを含めても約1,390kgとなり、既存瓦の約4分の1まで軽量化できます。
耐震性を考えるうえで、屋根を軽くすることは大きなメリットになります。
今回の現場で特徴的だったのが、鬼瓦です。
お客様から「鬼瓦は残したい」というご希望がありました。ただし、既存のセメント瓦用の鬼瓦をそのまま金属屋根に使用することはできません。
そこで今回は、棟部分を金属瓦用の棟瓦・鬼瓦に付け替え、見た目の雰囲気をできるだけ残しながら、金属屋根として納まりのよい形に仕上げました。
入母屋屋根らしい重厚感を残しつつ、屋根全体は軽量化できたことが今回のポイントです。
施工前の屋根は、全体的に変色や褪色が進み、瓦の割れも見られる状態でした。
セメント瓦は表面の塗膜で防水性を保っていますが、築45年が経過すると塗膜の劣化だけでなく、瓦本体にも傷みが出てきます。
割れたまま放置すると雨水が入り、下地の劣化や雨漏りにつながる可能性があります。
既存のセメント瓦を撤去していきます。
今回は立地条件が良く、クレーンを使用できたため、重い瓦を安全に下ろすことができました。
120㎡分の瓦はかなりの量になるため、手作業だけで下ろすよりも効率的で、安全性も高まります。
撤去時は屋根下地を傷めないよう、職人が足元と荷下ろしのタイミングを確認しながら進めました。
瓦を撤去した後は、桟木を取り外します。
桟木とは、瓦を引っ掛けて固定するための角材です。瓦屋根には必要な部材ですが、金属屋根に葺き替える場合は不要になるため撤去します。
古い桟木を残したまま施工すると、新しい下地がきれいに納まらないため、屋根面を整える大切な工程です。
既存の下地を確認したうえで、12mm厚の構造用合板を敷設しました。
金属屋根をしっかり固定するためには、平らで強い下地が必要です。
薄い板では固定力や耐久性に不安が残るため、今回は12mm厚の合板を使用しています。
下地がしっかりしていないと、屋根材の浮きや固定不良につながるため、見えなくなる部分こそ丁寧に施工します。
下地の上に、防水シートを敷設します。
今回は軟質弾性プラスチックルーフィングを使用しました。芯材が樹脂のため破れにくく、長期間防水性能を保ちやすい材料です。
屋根材だけで雨を防いでいると思われがちですが、実際にはこの防水シートが二次防水として大きな役割を持ちます。
屋根工事の中でも非常に重要な工程です。
最後に、SGL鋼板のGMルーフを取り付けます。
入母屋屋根は棟や取り合いが多く、形状も複雑なため、役物の納まりを一つずつ確認しながら施工しました。
棟部分は金属瓦用の棟瓦と鬼瓦に付け替え、屋根全体の雰囲気を残しながら仕上げています。
軽量化と耐久性、見た目のバランスを考えた葺き替え工事となりました。
施工後は、割れやヒビのあったセメント瓦屋根から、軽量なSGL鋼板屋根へ生まれ変わりました。
屋根全体の重量は、既存のセメント瓦と比べて約4分の1まで軽くなり、耐震性への不安も軽減されました。
また、割れた瓦や面戸モルタルの剥がれによる雨漏りリスクも解消され、今後も安心してお住まいいただける屋根になりました。
| 内容 | 金額・内容 |
|---|
| 工事内容 | セメント瓦屋根からSGL鋼板屋根へ葺き替え |
| 使用材料 | ニスクPRO GMルーフ |
| 屋根面積 | 120㎡ |
| 工事費用 | 2,200,000円(税込) |
| 工期 | 10日 |
| 補助金 | なし |
セメント瓦は、30年以上経過すると割れやヒビ、塗膜劣化が出やすくなります。
塗装で延命できる時期もありますが、瓦そのものが割れている場合は塗装だけでは直りません。
また、製造終了している瓦は差し替えができないことも多く、部分補修では対応が難しい場合があります。
今回のように耐震性も気になる場合は、金属屋根への葺き替えが有効な選択肢になります。
【専門用語解説】面戸モルタルとは
面戸モルタルとは、瓦屋根の棟まわりなどに使われるモルタル部分のことです。
ここが剥がれると雨水が入りやすくなり、雨漏りの原因になることがあります。
今回の一番重要な判断は、割れたセメント瓦を部分補修するのではなく、屋根全体の葺き替えをご提案したことです。
セメント瓦は製造終了しているものも多く、同じ瓦での差し替えが難しい場合があります。さらに築45年という年数を考えると、今見えている割れだけでなく、今後別の場所にも劣化が出る可能性がありました。
また今回は入母屋造りで、2階大屋根と1階下屋根の両方を施工する複雑な屋根でした。鬼瓦の雰囲気を残したいというご希望にも配慮し、金属瓦用の棟瓦・鬼瓦で仕上げています。
屋根は傷んでから慌てて直すより、劣化のサインが出た段階で点検することが大切です。
□ セメント瓦を30年以上使っている
□ 瓦に割れやヒビがある
□ 屋根が重く耐震性が気になる
□ 部分補修できるか分からない
□ 金属屋根への葺き替えを検討している
□ 入母屋など複雑な屋根で相談先に迷っている
街の屋根やさん松本諏訪平店では、塩尻市をはじめ松本市・安曇野市・諏訪地域で屋根点検、屋根葺き替え、屋根カバー工事を行っています。
部分補修で対応できる場合は無理に葺き替えをおすすめすることはありません。屋根の状態を確認したうえで、修理でよいのか、葺き替えが必要なのかを分かりやすくご説明します。
屋根の割れや重さが気になる方は、点検だけでもお気軽にご相談ください。
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