岡谷市で行った屋根塗装シリコン樹脂塗料とフッ素樹脂塗料の比較
岡谷市で2010年に2軒の屋根塗装を行いました。お隣同士のお家で、1軒の塗装を行っているとお隣から、うちもやってほしいというご依頼があり、続けて施工しました。仕上がりでいうと10日ほどのずれはありますが同時期、お隣同士なので気象条件も同じ屋根です。違うのは1軒目はシリコン樹脂塗料、2軒目はフッ素樹脂塗料を塗ったということだけです。10年経過して定期点検に伺ったところ、両者に大きな違いが見られました。
1軒目のシリコン樹脂塗料を塗ったお宅の11年後の状況です。1液シリコン樹脂塗料を塗ったので、耐候年数は7年から8年とお伝えしていました。耐候年数とは塗料の性能(防水性や色艶)が劣化してくる年数を言います。そろそろ次の塗装を考えたほうがいいですよという目安になる期間です。塗料の機能は塗ってから緩やかに劣化はしますが、ある期間が過ぎると劣化速度は加速します。この期間が耐候年数です。
耐候年数7~8年の塗料を塗って、点検に伺ったのが11年後なので、劣化はある程度予想できました。予想通りサビが出始め、色艶も抜けて白っぽくなっていました。お施主様に写真をお見せして点検結果をご報告、再塗装のご契約をいただきました。
2軒目のフッ素樹脂塗料を塗ったお宅の11年後の屋根の状況です。フッ素樹脂塗料なので耐候年数は15年から20年とお伝えしています。点検も1軒目と同時に行いました。劣化はほとんどしていないだろうという自信がありましたが、屋根に上ってみると塗りたてのようにツヤツヤで、色あせ、変色、艶抜けも全くありませんでした。もちろんサビなどもなく全く問題ありませんでした。当然再塗装の必要もありません。
フッ素を塗って10年経った屋根は何軒も見ていますが、経過年数、気象条件が全く同じシリコンとフッ素を比較するケースは今までなかったので、いい比較対象だったと思います。改めてフッ素樹脂塗料の高性能を実感しました。
簡単にフッ素樹脂とシリコン樹脂の違いをご説明すると、塗料の分子の結合力VS紫外線が塗膜を破壊する攻撃力がシリコンの結合力は紫外線の攻撃力がのほうが強く、フッ素は結合力のほうが強い、フッ素の結合力>紫外線の攻撃力>シリコンの結合力、したがってフッ素は長持ちするという仕組みです。フッ素は価格が高いというデメリットはありますが、高機能、高耐久のフッ素樹脂塗料を強くお勧めします。
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