屋根には必要不可欠な材料ルーフィング(防水シート)のお話
いつも街の屋根やさん松本諏訪平店のブログをご覧いただきありがとうございます。雨が続きなかなか工事が進まない中、雨からお家を守る部材として、ルーフィングのお話をしたいと思います。
まず屋根の構造からお話します。左の画像は単純なつくりの家の骨組みです。屋根の構造は一番下に垂木という木材が屋根の流れ方向に付けられています。一般的には約45cm間隔で取り付けます。垂木の上に板材の野地板が張られます。屋根のリフォーム(葺き替え工事)の場合垂木、野地板は撤去せずに、古い野地板の上に新しく野地板を重ねる方法を取ることがほとんどです。弊社では12mm厚の構造用合板を野地板に使用するので、丈夫な屋根になります。野地板の上に来る材料が防水シートとか下葺き材と呼ばれるルーフィングです。
ルーフィングにもさまざまな種類があります。それぞれ一長一短、メリットデメリットがありますので、ご予算やお家の状況によって選ばれればいいと思いますし、私たちも最適なご提案をしたいと思います。よく使われれるルーフィングの種類をご紹介します。
【左写真は透湿ルーフィング
◆アスファルトルーフィング
耐久年数15年~20年 紙に舗装で使うアスファルトを染み込ませた防水シート。
◆透湿性ルーフィング
耐久年数50年 湿気を輩出してくれる微小な通気孔が入っている防水シート。日本の風土にあっているルーフィングですがアスファルトよりも防水性は低く、初期費用も高くなってしまいます。
◆改質アスファルトルーフィング
耐久年数30年 アスファルトルーフィングの欠点を改善したルーフィングで、アスファルトに合成ゴムや合成樹脂を混ぜたものです。
◆粘着層付改質アスファルトルーフィング
耐久年数30年 粘着層(シール)がついた改質アスファルトルーフィング
◆軟質弾性プラスチックルーフィング
柔らかいプラスチックを紙でサンドしたルーフィング
耐候年数50年以上
種類 | メリット | デメリット |
アスファルト ルーフィング | 施工しやすい 安価 防水性が高い | 破れやすい 耐久性が低い |
透湿性ルーフィング | 湿気を輩出してくれる 野地板が傷みにくい | 防水性が劣る 高価 |
改質アスファルト ルーフィング | アスファルトよりは 耐久性は上がった | 高価 費用対効果は? |
粘着層付 改質アスファルト ルーフィング | 防水性が高い 釘やタッカーを使わない 釘穴からの漏水がない | たいへん高価 施工しにくい |
軟質弾性 プラスチック ルーフィング | 施工しやすい 防水性が非常に高い 耐久性が非常に高い | やや高価 釘やタッカーが必要 |
街の屋根やさん松本諏訪平店お勧めのルーフィングは最後の軟質弾性プラスチックルーフィングです。株式会社チャンピオンのチャンピオンルーフィングです。多くの屋根工事の現場で採用しています。耐久性が高いこと、施工性がいいこと、比較的リーズナブルなことが理由です。チャンピオンルーフィングは特許を取っているルーフィングで、樹脂製なので劣化はほとんどしませんし、破れることもありません。コストパフォーマンスに優れた商品です。
よく混同される葺き替え工事と重ね葺き工事(カバー工法)の違いをお話します。
葺き替え工事は瓦など屋根材を撤去して新しい屋根材を葺く工事です。瓦系の屋根の工事をする場合は葺き替えになります。新しい野地板を敷くので屋根が丈夫になる反面、廃材は大量に出るのが欠点です。
重ね葺き工事(カバー工法)は既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる工事です。スレート屋根やトタン屋根などの施工に取る方法です。廃材があまり出ないので環境にやさしいエコな工法です。
◆屋根葺き替え工事の施工事例はこちら👉
◆屋根カバー工事の施工事例はこちら👉
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