松本市で浴室換気扇の取り付け工事を行いました。今回はその換気扇取付工事の様子のご紹介ではなく、同じお家で14年前の2009年にモルタル外壁に金属サイディングを重ね張りした現在の様子をご紹介します。
モルタルは柱などの構造体に防水氏を貼りその上にラス網という金網を張ってセメントを塗りつけた外壁です。以前は日本の住宅の外壁はモルタルが主流でしたが、1995年の阪神淡路大震災をターニングポイントに、外壁材の主流がセメントと繊維質を主成分とする窯業系(ようぎょうけい)サイディングに移っていきました。
14年前の当時、モルタル外壁のメンテナンス方法は塗装をするか、よっぽどひどい状態ならモルタルの塗り替えをすることが多かったです。金属サイディングのカバー工法は今では年間に数十件行う工事ですが、当時弊社でも年間に数件しか行っていない工事でした。このお家も何回か塗装のメンテナンスをしていましたが、そのたびに足場をかけて1か月近い工期がかかる塗装にはストレスがあったそうです。そこで今後塗装のメンテナスが必要がない金属サイディングのカバー工法をご提案したと記憶しています。
今ではすべての現場で施工時の写真を撮るのが当たり前なのですが、14年前はスマホもなくデジカメで写真を撮らなければならなかったので、現場の写真を残すことはあまり多くはなかったのですが、奇跡的に当時の完工後の写真が残っていました。上の写真が施工後の外壁の様子です。14年前なので多分旭トステム(現LIXIL)のDanサイディングという商品だったと思います。旭トステムは旭硝子の建材部門の会社です。ガルバリウム鋼板の基材にフッ素塗装を施した外壁材です。フッ素塗装の塗料も同じく旭硝子の塗料部門のAGCコーテックのフッ素樹脂塗料ルミステージを使っています。オール旭硝子系列の外壁材です。
そしてこちらが、今回換気扇工事でお邪魔した時の現在の外壁の様子です。写真でが伝わりにくいかもしれませんが、可能性があるサイディングボードの劣化症状として外壁材の色あせ、変色、ボードの反り、シーリング材の劣化などがありますが、それらが全くありませんでした。当時担当したのが代表の山下でした。今回も山下がお邪魔しましたが施工当時と全く変わらない外壁の現在に興奮して私に報告してきました。
お施主様も当時塗装をしていたら、この14年間で1回か2回は再塗装していただろうし、いつかまた塗装しなければならないというストレスが付きまという。塗装よりも若干高い工事費でしたが何回も塗装を繰り返さなければならないというストレスがなくなったことで、金属サイディングのカバー工法を提案してくれて感謝しているし、選んでよかったとおっしゃっていました。
お施主様はご趣味なのか本業なのか、一般社団法人日本盆栽協会の松本支部支部長を務めていらっしゃいます。お庭にも素晴らしい盆栽がいくつもありました。中には3桁万円のものもあるそうです。盆栽の紹介をしてほしいというご要望でしたので下に写真を載せておきます。私が盆栽には全くの無知なので盆栽の説明ができず写真の掲載のみになってしまいますがお許しください。
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