松本市周辺の皆様へお知らせ｜外壁塗装よりも重要！シーリングもメンテナンス | 松本、塩尻、安曇野の屋根工事・雨漏り修繕

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松本市周辺の皆様へお知らせ｜外壁塗装よりも重要！シーリングもメンテナンス

松本市周辺の皆様、特にお家の外壁材が窯業系サイディングの方にシーリングの重要性をお知らせします。
窯業系サイディングとはセメントと繊維質を混ぜて板状に成型し、表面を塗装処理している外壁材です。外壁材の7割から8割が窯業系サイディングが使われているといわれてます。サイディングボード間のジョイント部分は隙間ができてしまうので、そこに防水材として打たれているのがシーリングです。

シーリングは紫外線や寒暖差によって劣化していきます。劣化症状は硬化、亀裂、切れ、剥がれなど様々です。窯業系サイディングは昼夜の寒暖差、年間の寒暖差で伸縮します。シーリングがその伸縮についていけず剥がれなどが起きることもあります

シーリングはサイディングボードのジョイント部分から水が浸入するのを防ぐ防水材です。シーリングが機能しないと水が入ってしまい、その水分が凍結して外壁を壊す凍害が起き、サイディングボード自体の損傷に繋がります。
外壁はチョーキングが起きると塗り替えのタイミングですが、シーリングがしっかりしていればすぐにどうこうなることはなく、慌てて塗装しなくても大丈夫です。しかし、シーリングが劣化して防水性がなくなると、すぐに水が入ってしまうので、早めのメンテナンスが必要です。
シーリングの劣化から入ってくる水は、雨だけでなく窓の結露にも注意が必要です。実際外壁が壊れている個所は窓の下が多いです。

シーリングのメンテナンスは古いシーリングを撤去して新しくシーリングを打つ打ち替え、古いシーリングの上から新しいシーリングを打つ増し打ちの方法があります。いずれにしても足場が必要な工事なので、外壁塗装と同時にシーリングのメンテナンスをすることをすすめします。

シーリングの打ち替えの工程をご紹介します。
まずは古いシーリングを撤去します。両サイドにカッターを入れれば剥がすことができます。

下塗りのプライマーを塗ります。シーリングの塗布面とシーリングの密着を高めるための、接着剤のような役目があります。

外壁へのはみだし、きれいなラインを出すためにジョイント部分（目地）の両サイドにマスキングテープを貼ります。外壁の凹凸に合わせて不陸がないようにまっすぐ貼ることがコツです。

シーリングを専用のガンで押し出しながら目地に充填していきます。ケチらずたっぷり入れることがコツです。シーリングの充填は外壁に塗る塗料によって、塗装前に打つか、塗装後に打つかが決まります。塗装前に打つ場合、塗料の色にある程度合わせたシーリング材を使いますが、後打ちの場合は塗料の色に合わせて調色したシーリングを使います。

シーリング材が乾く前にマスキングテープを剥がします。乾いてしまうとマスキングテープにくっついてしまい、剥がすと一緒に剥がれてしまうためです。スピードが重要です。
マスキングテープをまっすぐ貼ったので、シーリングもまっすぐきれいなラインが出ます。

マスキングテープを剥がせばシーリングの打ち替えは終了ですが、オプションで目地カバーというものを紹介します。
ガルバリウム鋼板製の建材で、目地を隠すように取り付けます。シーリングの劣化を防ぐとともに、サイディングボードが変形して反ってしまっている場合、その反りを押さえることができます。塗装することができるので外壁と同じ色の塗料を使って塗装すればあまり目立たなくなります。こちらもお勧めです。