本日は安曇野市堀金に玄関引戸交換施工に伺ってまいりました。
今回ご依頼いただいたお宅は、2枚引戸の玄関でした。不具合などがあるわけではなく、昔ながらの引戸の為玄関周りも寒いとのことでしたが、普段は居間にいるから問題ないとのことでした。

それでは、一体何が目的で玄関引戸の交換ご依頼をされたのかというと、ご高齢のお母様がいらっしゃり、生活の中でお一人で留守をされることもあり、防犯性能に多大なご不安をお持ちでいらっしゃいました。
お母様は車いすも利用なされていたので、そのご不安は我々が想像するものより、より強かったことでしょう。よりしっかりとした玄関引戸であり、またお母様でも簡単に施錠・解錠が出来るファミリーロック機能のLIXIL引戸のP15型を提案いたしました。

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玄関引戸の交換リフォームに関して注意することが1点
それは、開口部の広さです。
皆さんは、”引戸の『有効開口部』”と聞かれたら、どこからどこまでの範囲を考えますか？
一般的に、引戸を利用して出入りしたり、物の出し入れをする時には、その引戸の片側を開けており、反対側は閉じられている状態だと思います。そのため、『有効開口部』と聞かれたら、引戸の中心から玄関の端の柱までを想像される方がほとんどでしょう。
しかし実際には、引戸のハンドル部分が反対側の戸に隠れることはありません。
すると、想定していたよりも10cm～13cmほども開口部が狭くなるのです。さらには、現在の玄関ドアや玄関引戸のリフォームは、その多くがカバー工法で行われるため、元々の玄関枠よりも約3cmほど内側に枠が出っ張った仕上がりとなります。
これは、『元々の枠の上に新しい枠を被せて仕上げる』というカバー工法ならではの特徴でもあります。通常、玄関開き戸であれば、ほぼ気にならない仕様ではありますが、引戸の場合、バーハンドル部分が閉じ切らないことと合わさっていっそう『有効開口部』が狭まってしまうのです。