代表的な屋根材3種それぞれのメリットデメリットをご紹介
いつも街の屋根やさん松本諏訪平店をご覧いただきありがとうございます。屋根工事を検討されている方々の参考になれればと思っておりますのでこれからもよろしくお願いいたします。今回は現在日本で使われている代表的な屋根材3種【粘土瓦】【化粧スレート】【金属】のそれぞれのメリット、デメリットをご紹介していきたいと思います。
粘土瓦は粘土を成形して焼く焼き物で、大きく分けて釉薬瓦と無釉薬瓦に分別できます。釉薬瓦の代表が和瓦です。表面を釉薬が保護しています。無釉薬瓦は表面の保護はありませんが水は染み込まない材料です。お城の屋根に使われていることからも耐久性の高さがうかがえます。◆粘土瓦のメリット
・塗り替えのメンテナンスが不要
・遮熱性が高い(夏涼しく冬暖かい)
・和風洋風どちらの建物にも合わせることができ高級感が出る
◆粘土瓦のデメリット
・初期費用が高価
・重い!(一般的な大きさの屋根で5t~8t)
・重いので耐震性が低い(軽量瓦も出ています)
現在日本でのシェアは一番高い屋根材です。セメントと2004年のアスベスト規制以降、強度に不安がありトラブルも多々ありましたが、今はそれも改善されています。岩盤を使った天然のスレートは高価なため日本ではほとんど使われていません。セメントと繊維素材を混合した化粧スレートが主流です。◆化粧スレートのメリット
・比較的安価
・色やデザインが豊富
・軽量で耐震性に優れている
◆化粧スレートのデメリット
・約10年間隔で塗り替えのメンテナンスが必要
・寿命は20年から30年
・割れやすい
昔のトタンからガルバリウム鋼板に移り、今ではSGL鋼板という次世代ガルバリウム鋼板が主流になっています。そのほかではサビないステンレス製、お寺などに使われている銅板などもあります。◆金属屋根のメリット
・軽量で耐震性が高い
・加工しやすく、色、デザインが豊富
・比較的安価
◆金属屋根のデメリット
・遮音性が低い(雨音がうるさい)
・断熱性が低い
・塗装でのメンテナンスが必要
遮音性、断熱性は断熱材が入った横暖ルーフなどが出ており改善されています。
3種の屋根材以外で弊社がおすすめしている屋根材が天然石吹付屋根です。デュプロマットやエコグラーニ、メリッサなどが出ています。大きく分けると金属屋根に分類されると思いますが、ちょっと違うような気もします。基材はジンカリウム鋼板というアルミ、亜鉛、シリコンの合金で、ガルバリウム鋼板よりも3~6倍の対候性を持っています。これに天然石で表面をコーティングしている屋根材です。金属屋根の遮音性、断熱性のデメリットを天然石で補っています。価格が高めというところがデメリットです。
それぞれの屋根にメリット、デメリットがあります。100点の屋根材はありません。対候性なのか、断熱性なのか、デザインなのか、価格なのか、いろいろなカテゴリーで優先を決めて選ばれればいいと思います。
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