建物で防水が必要なところと防水の方法をお話します
日本は梅雨や秋霖、台風など比較的降水量が多い気候区分に属しています。建物にとっては雨対策、雨との戦いをしなければなりません。屋根や外壁、ベランダやバルコニー、室内もお風呂やキッチンなど建物には様々な場所で防水が必要です。今回は建物の防水が必要な箇所とその方法のお話をさせていただきます。
◆ルーフィング(防水シート)屋根の構造体と屋根材の間には必ずルーフィング(防水シー)が入っています。万が一屋根材の下に雨が浸入してしまっても、ルーフィングで雨が室内に侵入するのを防ぎます。いろいろな種類のルーフィングがありますが最近のものの対候性は20年~長いもので50年くらい、特に瓦屋根は比較的ルーフィングが劣化しやすい屋根です。昔のルーフィングは耐候性が低かったので、もう防水性が失われているかもしれません。瓦屋根の場合は瓦を一部剥がしてルーフィングの点検が可能です、点検は無料ですのでお問い合わせください。
◆その他の屋根の防水天窓やドーマー(屋根から突き出している小屋根)、の周囲、下屋根があれば2階の壁との取り合い(雨押え)など細かいところの防水も必要です。ルーフィングやコーキングを使って防水します。
◆屋上防水平らな屋根である陸屋根(りくやね・ろくやね)やビルの屋上は勾配がないので水はけがよくありません。基材がコンクリートの場合が多いので、コンクリートの上に防水層が必要です。塩ビシートやゴムシートを使ったシート防水、ウレタンやFRPを使った塗膜防水など、いろいろな方法がありますが、いずれも定期的なメンテナンスが必要です。こちらもお問い合わせください。
◆目地や窓周りの防水窯業系サイディングやALC(パワーボード)などの外壁材はボードとボードのつなぎ目の目地、ほとんどの外壁材の窓周りにはシーリングというゴム状の充填剤が打たれています。シーリングの役割は防水機能です。これは紫外線や建物のの動き、ボードの動きなどによって、外壁よりも早く劣化するところです。ここから入った水は凍結によって外壁内部から破壊する爆裂という現象の原因になります。リーリングの打ち替えでメンテナンスします。
ベランダやバルコニーの床も防水の対象箇所です。屋上防水と同様にシート防水や塗膜防水などが採用されていますが、TOPには防水塗料が塗装されています。表面にクラックなどが出てきたらメンテナンスのサインです。軽微な補修ならTOPコートの塗り替えで済みますし、劣化が進んでいるようなら防水層の再構築が必要です。意外とメンテナンス意識が低いところですが、雨漏りに直結するところなので気を付けましょう。落ち葉やごみが排水口に詰まって排水出来ないことが多いので、こまめな掃除も欠かせません。
システムキッチンと壁の取り合いやユニットバスのパネル間の目地、パネルと浴槽の取り合いなどにもシーリングが打たれています。紫外線が当たるところではないので、外装のシーリングのような劣化はありませんが、カビが発生しやすいところです。まめにお掃除する、換気をしっかりするといったところが予防策でしょうか。
雨漏りしてしまうとその修繕費用は高額になるケースが多いです。そうならないためにも防水箇所は定期的な点検、メンテナンスが必要です。点検、お見積もりは無料ですので街の屋根やさん松本諏訪平店にぜひご相談ください
9時~19時まで受付中!
0120-26-1468