屋根について 屋根勾配・屋根の形状・屋根の素材を少しお話します
いつも街の屋根やさん松本諏訪平店の投稿記事をご覧いただきありがとうございます。少しでも皆さんに役立つ内容を投稿していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。今回は屋根の形状、勾配、屋根の素材について少しお話します。ご自宅の屋根についてどのくらいご存じですか?屋根材が何かくらいはおわかりでしょうけど、勾配がどのくらいあるか、どんな形状をしているのか、その名称はなんていうのか、いかがでしょうか?そんなお話をほんのちょっとだけします。
勾配の表記には種類ほどあります。・〇寸勾配:尺貫法で「寸」で表記します
屋根の1点から地面に水平に10行って、そこから垂直に降ろして屋根にあたった距離を〇寸勾配と表現します
・分数:10分の〇で表記します。
同様に10進んでいくつ降りるかで10分の〇と表現します
・角度:傾斜角度で表記します
【矩勾配】(かねこうばい)10寸勾配とも言います。分数表記では10分の10です。傾斜角度は45度です。
矩勾配は屋根足場なしで屋根の上は歩けません。
【5寸勾配】分数表記では10分の5です。傾斜角度26.6度です。5寸勾配も屋根足場なしで歩行は困難です。
【4寸勾配】分数表記では10分の4、傾斜角度21.8度です。通常の囲いの足場があれば屋根足場がなくても工事できます。
【3寸勾配】分数表記で10分の3、傾斜角度16.7度です。スレートや金属屋根など横葺き(軒先に対して平行に葺いている屋根)は3寸勾配以上ないと設置できません。勾配が緩くなり水はけが悪くなってしまうので、雨漏りの原因にもなります。横葺きの最低勾配が3寸勾配です。
屋根の形にもいろいろあります。ここでは代表的な切妻、寄棟、片流れ、陸屋根を紹介します。
【切妻屋根】オーソドックスな屋根の形です。屋根の頂上の主棟から2方向に勾配がある屋根で、単純な形なのでローコストで、雨漏りの可能性がある箇所が少ないので、雨漏りしにくいという長所がある反面、比較的強風に弱いという短所もあります。
【寄棟屋根】こちらもオーソドックスでよく見られる屋根の形状です。頂上の主棟から4方向に勾配があり、主棟から4角に下がり棟があります。切妻に比べて下がり棟がある分、雨漏りの危険個所が多い屋根ですが、切妻よりも強風に強い形状です。
【片流れ屋根】もっとも簡単なつくりの屋根で、一方向に勾配がある屋根の形です。一番高い部分が切妻や寄棟よりも高いので、屋根裏収納なども作りやすい屋根です。1面が広いので太陽光パネルなどを付けやすい形です。
【陸屋根】勾配のない平らな屋根です。屋上として屋根面を使用できるというのが最大の長所です。また、メンテナンスの際作業しやすいというのも特徴です。短所は雨が流れないので防水をしっかりやらないと雨漏りの危険があります。
屋根の素材にもさまざまあります。大きく分けて代表的な瓦、スレート、金属をご紹介します。
【瓦】粘度を焼いた粘土瓦、セメントを瓦の形状に成型したセメント瓦、金属を瓦上に成型した金属瓦など、素材にもさまざまなものがあります。日本では粘土瓦に釉薬をかけた和瓦が多くつかわれています。和瓦は塗装のメンテナンスは必要ありませんが、重量が重いという欠点があります。
【スレート】コロニアル、カラーベストとも言わますが、これらは商品名です。軽量で加工しやすいところから広く普及している屋根材です。他の屋根材と比較して耐久年数が短く、定期的なメンテナンスが必要という欠点があります。
【金属屋根】古くはトタンから、最近ではSGLという次世代ガルバリウム鋼板と呼ばれるものまで種類が豊富です。サビに気を付ければ割れることはないので長持ちします。
どんな屋根でも遅かれ早かれメンテナンスは必要です。屋根材に合わせたメンテナンス方法があり、形状や勾配で工事方法が変わります。街の屋根やさん松本諏訪平店にご相談いただければ適切なアドバイスをいたしますので、お問い合わせください。
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